ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

~5次元の瞳~

2018-11-30 19:39:03 | ポエム
理想主義者がひとりたっている、わたしの好きな
その(黒く濡れた深い瞳
好きですといいたい
溢れんばかりに
果実のような
憧憬
かかえて
たっている
勝利でも成功でも感謝でも満足でさえない
ものたちから遥か遊離した切ないほどに瑞々しい永遠へ繋がるものへの
憧憬
溢れんばかりにかかえて
理想主義者がひとりたっている
その(朽ちることない幸せに輝いてる清らな瞳
奇跡がはじまったら、好きですといおう













~君へ~

2018-11-30 15:22:11 | ポエム
もし君にあえたら
私の胸の中見せたい
私の胸の中にはあの人あそこの人あっちの人とまっ白になりあって心うけいれあったその一瞬の歓びの珠がたくさんあるんだ
もし君にあえたら
見せたい





㊟「もし裏切られたら嫌だから」
 「今日は「おはよう」と言ってくれても明日は「しね」って言われそうだから」
 「逃げた」
   と言った君の言葉をきいて、上記の詩を書きました。
   人間関係の歓びなんて、ほとんど一瞬なんだから、
   その一瞬を大事にしてほしいと思います(^^)
















~その日~松本竣介さん~

2018-11-23 12:30:47 | ポエム
その日、
(なにを。なの? どうして。なの? か。が。
いつもぜんぜんわからない。
求め。

雫玉
みたいに
湧き
あがって
零れそう

なって
(
空を
みあげた


白、
白い
空から
黒い針金の鳥籠が
白い建物をいれて
降りてきた


素手で折り曲げたみたいな
歪な、粗野な、黒い針金の籠
に、こめられた、
白いカントリーレースの家
洒落た丸窓がついてた
正三角形の扉


あきました


中は
暗かった
暗くはなくて
明るくて
明るくはなかった
透明、
ただ
透明
だった
かぎりなく
かぎりなく
透明だった、
のです。
人間が触れることのない
ヒマラヤの氷壁
の一幅の氷
みたいな
透明。

36才


(美しい


けれども
ほんとは
よく
見えてませんでした
聴こえてなかったし
香ってもなかった
のに、
充分
充分て、
しきりに
しきりに
充分て
感じて
ました


はらはらと、
(
求め、
零れました


扉、
(
しまりました
(美しく













~晩秋の一反~

2018-11-10 15:33:20 | ポエム
雑木林の小道にふかふかと積もっていた落ち葉
数日続いた雨の後、小道は延々と
黒地に塗りこめられた様々な枯れ色の木の葉連なる一本の反物になっていた
横たわり朽ちょうとしている枯れ葉たちを抱く真っ黒に濡れた土
美くしいを
永々と
綴る
一反
に、薄陽が真綿のようにかかりはじめると
ゆっくりと息を吐きはじめる小道
(曳かれてゆくまっしろな霞み草の群れのようだ
緩く
炊かれ
燻ゆりたつ



(ゆこうとしてるの
うしろ姿のような
絹づれの音が
する