葉先を白く燃やしていた
もみじの幼葉のその薄緑に
まだ遠いはずの空の緋色が
揺れはじめた
(美しい
(ねっ
(けど
(もう
(夕食支度してる
(時刻
(だぁ~
わたしは
友と別れて
ホテルの玄関へと
(小)走りました
その
背に
勢いのようなもの
走り越した
少年
の
風圧、
に、巻きこまれて
おばあさん
倒れました
芯を抜くと瞬間で崩れてしまう
ビーズドールの
ように
**
ハラリ
と
駆け寄りました
幾つも
幾つもの心
ハラリ
と
駆け寄ってました
その
心
の
集団
へ
オートドアの向こうから
遠い汽笛の大きさで
押しよせた
おじいさんの
視線
光
線
**
一瞬、
火照りました
たぶん
白金
全域
そして、
すこし
ながい
時間
かけて
おじいさん
おばあさんの
手を取って
タクシーにのって
おじいさん
無敵艦隊長
みたいに
手を振って
おばあさん
紋章の百合
のように
会釈して
もう、
わたしたちになっていた
わたしたち、
手を振ったり
会釈したり
(
それは、
もう
ハラリ
と
駆け寄った
幾つもの
心の
シンフォニー
**
で、
わたし、
かかえきれないほどの優しい綺羅綺羅
きらきらきらきら
零しながら
近道して
帰りました
煙りはじめた空の薄墨色にくるまって
ねむったように耳垂らしてる
もみじの幼葉に
秋になったら紅葉するのよ
とても美しく
と
そっと
ささやい
て
(大)
走りで
きらきらきらきら
帰りました
(写真は「季節の花300」さんから、おかりしました。いつもありがとうございます)
もみじの幼葉のその薄緑に
まだ遠いはずの空の緋色が
揺れはじめた
(美しい
(ねっ
(けど
(もう
(夕食支度してる
(時刻
(だぁ~
わたしは
友と別れて
ホテルの玄関へと
(小)走りました
その
背に
勢いのようなもの
走り越した
少年
の
風圧、
に、巻きこまれて
おばあさん
倒れました
芯を抜くと瞬間で崩れてしまう
ビーズドールの
ように
**
ハラリ
と
駆け寄りました
幾つも
幾つもの心
ハラリ
と
駆け寄ってました
その
心
の
集団
へ
オートドアの向こうから
遠い汽笛の大きさで
押しよせた
おじいさんの
視線
光
線
**
一瞬、
火照りました
たぶん
白金
全域
そして、
すこし
ながい
時間
かけて
おじいさん
おばあさんの
手を取って
タクシーにのって
おじいさん
無敵艦隊長
みたいに
手を振って
おばあさん
紋章の百合
のように
会釈して
もう、
わたしたちになっていた
わたしたち、
手を振ったり
会釈したり
(
それは、
もう
ハラリ
と
駆け寄った
幾つもの
心の
シンフォニー
**
で、
わたし、
かかえきれないほどの優しい綺羅綺羅
きらきらきらきら
零しながら
近道して
帰りました
煙りはじめた空の薄墨色にくるまって
ねむったように耳垂らしてる
もみじの幼葉に
秋になったら紅葉するのよ
とても美しく
と
そっと
ささやい
て
(大)
走りで
きらきらきらきら
帰りました
(写真は「季節の花300」さんから、おかりしました。いつもありがとうございます)