ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

ふゆのなつび☄

2016-02-25 16:48:51 | 短歌
池砕くオールから昇る少年の花火のような水滴のチェーン





水に映るわたし砕いてメダカはかんたんにかんたんにさっていく





足先でリズムきざむ老人と犬ルノアールの絵のよぅそーっとダージリン





遠くかげろーに揺らぐ車の列セロファン色したアメンボーのゆめ 

















~原始の灯~

2016-02-13 14:48:52 | ポエム
やってきた薄緑の風にささやかれ
ささやかれてフッと躰がほどける
心ごとほどかれて放たれて
薄霧の原始のなか
ひらひらと灯る
数頭の


みる






幻のように
原始のままの美の片鱗を
大きく背負って
(細い脚では耐えきれないのでしょう
よろめきながら
花の蜜を
吸って
いる






ひらひらひら
強靭な浮力
(強靭でもあるのです
薄霞の鋭い冷気を
溶かし
混ぜ

舞う
(美しい
そしてふと
仲間を気遣うかのように
舞を止めたりする
(少女たちの孤独のよう
ひらひら
灯る
原始の





















みんなながれる☄

2016-02-13 14:38:21 | 短歌
蛇口より光る水粒みちみちるステンレスの夕凪の傾斜





おこしてたべさせてランチもたせてハグし忘れて朝はかなり蛇行





吹雪くなか一直線に飛ぶ鳥のその潔さに許せぬをふっきる





雪嵐、飛ぶ鳥たちのしんしんとした無口、人っていったいなんだろ





軟弱な私に飲まれアルプスの硬水還りたいよう/発泡





うえをみるとその変幻に圧倒され人は水玉になるきっとなる





地球、駱駝、人、みんな水の変幻、いつか混ざって遥かながれる