触れあってる空気の
ほんの少しの
隙間からだとおもう
庭から
わたしの髪を
そっと
かき
あげ
カサコソ
って
馨る
あなた
ルノアールは
わたしより
ずっと
感度のいい
目と耳があるから
もう
すでに
庭へ
泳ぎでてて
(とても静かに
あなたを
囲って
る
あなたは
やはり
青銅の
鎧を
割って
ルビーレットの肌を
したたらせてた
その肌からの
馨は
まるで
大気の
支配者の
ようで
いつも
どこまでも
自由に
巡り
そして
すべてを
めくるま
せる
わたしが
おおきく息をつくと
あなたは
わたしを
わずかに
軽くし
ルビーレットの
馨に
のせる
そうして
触れあってる空気の
ほんの少しの
隙間の
むこうへ
と
連れてゆく
ルノアールは
そこを
よく
知ってる
ほんの少しの
隙間からだとおもう
庭から
わたしの髪を
そっと
かき
あげ
カサコソ
って
馨る
あなた
ルノアールは
わたしより
ずっと
感度のいい
目と耳があるから
もう
すでに
庭へ
泳ぎでてて
(とても静かに
あなたを
囲って
る
あなたは
やはり
青銅の
鎧を
割って
ルビーレットの肌を
したたらせてた
その肌からの
馨は
まるで
大気の
支配者の
ようで
いつも
どこまでも
自由に
巡り
そして
すべてを
めくるま
せる
わたしが
おおきく息をつくと
あなたは
わたしを
わずかに
軽くし
ルビーレットの
馨に
のせる
そうして
触れあってる空気の
ほんの少しの
隙間の
むこうへ
と
連れてゆく
ルノアールは
そこを
よく
知ってる