ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

~ターラー~

2013-12-20 13:17:59 | 2007・4~2009・3に、かきました
 ❂



無理に起きるとね、わたし
よをはかなみそうになるの
だからターラー少しずらして
時間
過去の方へ
ほんの
少し



おねがいね



きゃ~~~~~~~~~~
大遅刻
どうしよう



 ❂



ターラー
あなたって
人格無いの
(人だとね
、お願いされちゃうとね
、たいがいきいちゃうのよ



アクセルアクセルアクセル



 ❂



時の女神ターラー
あなたは自分をあらわしてはくれないけれど
わたしは聴いてるあなたの音
この世界をそっくり進めてる音
退どかせず止まらせず変化させ続けてゆくあなたの仕事の音
聴いてる
から
解ってる
んだけど
よく
解ってる
んだけど
わたし
お願いしちゃうのよね
ごめんね
ターラー



 ❂



だいじょうぶみたい
なんとか
なんとか
許容範囲の遅刻に
間に合いそう



じゃなぁあ~~~い
一方通行にはまっちゃった~
わぁぁぁぁぁぁぁぁ
リバースリバースリバース
銀座裏通りの一通だぁ
抜け出せないよぉ
どうしよう



 ❂



どうする
ゆうか
こんなにおこっちゃったよ
ゆるしてっていっても
いや!
ですって



 ❂



ゆうかのただ券で初めての足つぼマッサージ
少し痛いですってどのくらい
痛い いたい いたい
いたいのですが左の方
いたいいたいいたいよぉ~~~
すこしってこんなになんだぁ~~~
いたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(ぜぇえんぶ心のなかで(約この3倍
ぐすん
まだ20分もあるし
ターラーにお願いしても20分を10分にしてくれないだろうし
心の歯いくらくいしばってももう泣きそう
って思ったら助かった終わった
「」ありがとうございました
「」いたくなかった
「」すこしでもだいじょうぶ(弱虫なのに強虫のふりどうしてするんだろう
あれっ
って思ったら彼女
写真みせてくれた
「」4才と7才、コレ、私の愛するダンナサン。。。フフフ。。。って大型の彼女の笑顔が写真からはみでたぁ~~~
「」稼いでクリスマスに帰ります
「」クリスマス早くくるといいですね
「」ほんと、アリガトウゴザイマシタ、マタヨロシクオネガイシマス
「」こちらこそ



わかれたら
わたし
小さくなってた
彼女に比べて
なんて小さいんだろうって
思ってた
なんでだろう
恥ずかしいって
思ってた



 ☄



(ねぇ
ゆうかぁ
今年はさー
クリスマス
早めがいいよね
(へぇーーそんないいことあるん
彼女もターラーにお願いしたりするのかなー
ターラー
もしかして
時の女神への進化の過程で
あまりに小さくしてしまった人格
うるうるってしたりして
やり方わかんないけど
奇跡みたいなこと
おこしたりして



(ねぇ
ゆうかぁ
奇跡ってさぁ
あるとおもう
(え~ぇ
あるんじゃないの
まだ食べたことないけど
今日のメニューにもないとおもうけど
きみは探して食べたほうがいいよ
遅刻しないってゆう奇跡
絶対食べてよね
(うん



なんだか急に足が熱くなってみてみたら冬の寒い日素足で自転車一生懸命こいだ時みたいに指先赤くなってた。一生懸命揉んでくれたんだ。彼女の指先も赤くなってるだろうなぁー。


(おっ
(奇跡

奇跡だよ
ランチタイムのランプ
まだ
ついてる

って叫んでゆうか一人でレストランへ
イン(私は駐車場

です
(ありがとう
ターラー
クリスマス
は早く
して




出稼ぎほどの愛を、夫と4才と7才の子供たちが、待っているから ☄










~デンフォーレ~

2013-12-13 13:36:13 | 2007・4~2009・3に、かきました
ハポスチロールの長い箱に詰まってデンフォーレはことしもやってきた。蓋を開けてセロファンとパラフィンの包装を解くと青年のような少年の馨がつぎつぎたちあがって苦しいくらい雄しべ雌しべを結ぶハンカチーフみたいな花びら囲む花片たちの一瞬
の真っ直ぐ真っ白
な夕焼けが砂浜を光の霧で靄らせてたあの土地あの時
占いのような踏みしめかたで歩いてた私の足先から流れでた血
一瞬
かがんで
結んでくれた
青年のような少年の背
大丈夫と
みあげてくれた
海洋のような真っ直ぐな視線

一瞬
とどめて
ことしもやってきてくれた
デンフォーレ






蜃気楼を見失った砂漠の旅人が瞼に写し撮ったオアシスの流水でその後も歩きつづけられるように
歩きつづけられるように
と私の人生の窓辺であの一瞬の恋は青年のような少年のやりかたで海洋のような真っ直ぐな実を結びつづけてくれている
んだ
いまも
デンフォーレ