ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

~Je comprends~

2012-05-28 14:53:47 | 2007・4~2009・3に、かきました
いつもロッキングチェアーにすわってる


部屋を見回して
サラセンアートは嫌
お花が
幾何学してる
んですもの


って


もしかして


カーテンけなしてる ?


じゃないよね


あなたの目は
遠くを瞬いてる
放射に藻を張りつめたような瞳
ジュワッっと沈めて
昔を瞬いてる


黒いレンガが滔々と流れてるような
あなたの生まれた街


異人さんに連れられて


ロッキングチェアーにすわって


暢気にみえても背中はまっすぐ


ふらんすにんぎょう


ギッギーーー


ロッキングチェアー鳴って25時になったら


あなたは
沈んでる夜の瞳とりだして
瞬く雫にまみれた昔
とひっそりと話す
フランス語で


(小さく連なる蔓薔薇模様のtaffetasのカーテン
(が、
(なつかしいの


って ?


もしかして ?


サラセン模様はやっぱし嫌とか ?


~ふらんすにんぎょう~ルゥルゥ~










~今日のルノアールと私の散歩~

2012-05-20 18:27:31 | 2007・4~2009・3に、かきました
車を飛ばして

たしかに少し遠いけど

今日のルノアールと私の散歩は
川と原っぱと土手がなくっちゃ


 この太陽を
 せっせと崩してるような
 川

 川が飛ばし散らす
 光の欠片を
 眩しそうに
 のけぞって
 よけて
 走ってる
 そんな
 原っぱのある
 土手



ゴー

車の窓から
あふれて
ルノアール

キャメルの流線になって

草の波を
犬掻きで
泳いでいくわぁーー
速ゃーい

頭で掻き分けた滴が
だんだんおおきな双曲線になって
キラキラと空へ無限だーって
消えていく


ピュッピュッ

ピュール



やってきて
にぎってきた川藻と土草で
わたしを洗って
涼しい~
指で

とかして
ながして
わたしは
すこし
緑色

なる


神様のアブラソ


空は
むこう側へと
水色

白線が
2本
飛んだ

ちっちゃいペンシルがひいていく

どこまでひいていくんだろう

(何にも賭けない人生なんて
(つまらない

そういって

今日はどこまでいったんだろう

瑠季子



ゴー
ルノアール
ゴー

キャメルが
ひとつの炎になって
もどってきた

ルノアール

(土手に続く
(空を通って
(帰りましょ

いやなの、

なら、

コスタ・デル・ソルの太陽のしたで
キスでも
したい











~open・summer~

2012-05-19 14:46:23 | 2007・4~2009・3に、かきました
シベリウスの雷が
美しく
落ちて


クッファンと
白粉(オシロイ)花が
香水を
弾く


鉄錆色の痩身
髪は白くてバサバサ
半裸の老人
が降りだした雨で
サーフボードを
磨きだす


キラリって沖から
義貞が剣を投げた
キッと見詰めると
何時も浜を増やす
ずぶ濡れの
砂浜
直ぐに
手足
産んで
素足
走る
走る少女たち


わからない
わからないん
だもん


遅れてしまう
私の少女
やっぱり
幾人も
居る
(一才ずつ違ってる年の



今年も夏は
こうして
始まる