成人式

朝の冷え込みが激しくてなかなか布団から抜け出せない。

陽が射してからようやく起きだす始末である。

雪国の人たちはこんなものでは無いのは承知だが

歳を取るごとに冬が苦手になって行く。

遅い朝食を食べに吉野家へ出かける。

途中で晴れ着の女性たちを見かけた。

そう言えば今日が成人式の様である。

成人式の日は明日なのにと思ったが

まあ細かいことは気にしない方が良さそうだ。

自分が成人式を迎えたころは15日で固定だったが

今は第二月曜日になってしまい毎年日が変わる。

最も自分もその頃は勤め先が阪神や幡多地方を転々としていて

田舎の同級生と同じ場所では無かったので

何となく気が引けて出席はしなかったのだが・・・

自分が成人する前は二十歳は随分大人に見えたものだが

過ぎてしまうと余り二十歳が大人には見えなくなった。

何か不思議な気がしたものである。