へそ曲がり人間の退屈な日々

独断と偏見で好き勝手に気が付いた事や言いたい事を綴る気ままな日記。

改正道路交通法

2008-05-29 | その他
来月からまた新しい規制がスタートする。
シートベルトの後席での着用義務付けだ。
個人用だけでなくバスやタクシーにまで
着用を義務付けるという事だが
安全の為とはいえ
ここまでやらないといけない事なのか。

そもそも交通ルールを守り
安全運転を遵守していれば
必要の無い装置の様に思えるのだが

最近の当社は慰安旅行もやらなくなったが
観光バスのガイドさんの場合も、
走行中は車内での顧客サービスは
できなくなる様だが
シートに固定されてじっとしているだけの
旅行なんて何の楽しみが有るのだろう。

通勤バスの様に座席が少なく
立って乗る場合はどうなるのか。
まさか吊革からロープで引っ張る訳は無いか。
何でもシートベルトだけで補おうとする事には
到底無理があるのは確かだろう。

運転席だけが規制だった頃でも
ベルトが胸に食い込んだり
後ろを振り向く事が出来なかったりと
色々不便を感じたものだ。

酒も飲まず、煙草も吸わず
携帯電話も地上デジタルTVも見ず
じっと前だけを見て走行する。
もっと工夫を凝らせば
ベルトに頼らなくても
安全を確保する手段はいくらでも
出て来る様に思うのだが…

ガソリンもどんどん値上がりしている現在、
車への不満やストレスもどんどん上がりそうだ。

安全をどこまでも追及して行くと
その内に道路を通行する者には
全員が救命胴衣を着用する事を
義務付けされそうな気配である。



裁判員制度の意味とは

2008-05-24 | その他
あと一年後に始まる裁判員制度だが
未だに自分には目的が理解出来ないでいる。
何の知識もない一般人に
重大犯罪の有罪無罪を審理し
なお且つ刑罰まで判断させる事が
果たして正しい裁判のあり方なのかどうか。
しかも本人の意思とは無関係に呼び出され
正当な理由が無ければ拒否も出来ないとすると
軍隊の召集令状の様な物だと思うのだが…

正規の裁判官や弁護士でさえ
死刑の有無が曖昧な中で
一般人が人を裁くという事が
何処まで正当に行えるのだろうか。
スポーツの審判でさえ
ミスジャッジをする事が有るのに
ずぶの素人が正しい判断が下せるとは思えない。
無責任に他人の運命を左右する資格を
予備知識の無い一般人に預けて
それが正当な法治国家と言えるのか。
何でも民営化をすれば良いと言う物ではない。

それでも実行するのなら
いっそ昔の仇討赦免制でも導入したら
もっと被害者の為になるかも知れない。
死刑が残酷と言うかも知れないが
犯罪の犠牲者に対しては
何の憐れみも感じないのだろうか。
殺した者勝ちの様な世の中が
幸せな社会であるはずが無いのでは?
「歯には歯を」とまでは言わなくても
被害者の無念さを晴らすには
犯罪者にそれなりの苦痛を与えても
許されるべきではないだろうか?

自分としては何の関係もない第三者が
犯罪者を裁く事には同意しかねる。
罪を甘くすれば被害者への
きつくすれば被告者への
罪悪感を背負って生きる事になる。
そんなつらい思いを一般人が被る事に
この制度への不安と矛盾を感じる。




天災と人災と

2008-05-13 | その他
中国で昨日発生した大地震。
死者も1万人以上に上っているとの事。
日本で95年の阪神地震を遥かに凌ぐ。
テレビの中継で見ただけだが
日本と違い耐震構造にはとても見えない建築物。
人間の力ではいくら技術を重ねても
自然の脅威には敵わないとも思うが
それでもやはり半分は人災とも取れるだろう。
被害を受けた人々には同情を禁じ得ないが
一刻も早い救助と復旧を祈りたい。

北京五輪の聖火リレーよりも
こちらの支援の方を優先して欲しいものだが…


こどもの日に思う

2008-05-05 | その他
今年もこどもの日がやったきた。
毎年総務省から15歳未満の
こどもの人口推計数を発表しているが
1982年から27年連続の減少で
1725万人だという。
総人口の13.5%だそうである。
このまま行くと2015年には
1500万人を割り込み
総人口の12%を下回る予定だという。
年間100万人を下回る計算になる。
思えば自分達は団塊の世代と言われ
年間250万人以上だった事を考えると
隔世の感が有る。

少子化が問題だの高齢化が問題だのと
いちいち騒いでいるが
どちらも医療制度や保障体制を
しっかり確立出来ない国家の責任だろう。
世代を超えた長期的な展望を
しっかり説明出来ない今の政府に
日本を導く力は残っていない気がする。
問題を全て先送りにしか出来ず
付けを未来の子孫に託している癖に
未来のこどもたちへどんな課題を
与える心算なのか。
教育の指針すら揺らいでいる昨近である。
憲法では国民主権を謳っていても
実態はまだ未完成の日本国家である。
本当の民主主義を達成できる指導者が
果たしてこれから生まれるかどうか。
これも未来のこどもが頼りなのか?