袴田さんの半世紀ぶり釈放に思う

突然のニュース速報に驚いた。

４８年目の袴田巌元死刑囚の釈放。

以前から冤罪の可能性が高いと報道され

何度も再審の要請が繰り返されていた。

改めて思う日本の裁判制度の意味。

人間が人間を裁くことの難しさ。

疑わしきは罰せずが基本のはずが

なぜこうも冤罪事件が発生するのだろう。

一度犯人として捕らえられると

完全に無実が明らかにならない限り

新たな容疑者は追及出来ない事の不条理さ。

検察は捕まえたら絶対に黒と決めているから

他のグレーな容疑者への対応はやらない。

だから白と判定されたら困るから

何が何でもと捏造までするのではないだろうか。

これでは被害者だって浮かばれない。

喜んでいるのは真犯人だけである。

５０年もかかって無実が判っても

冤罪者の人生は２度と取り戻せない。

司法はどうやって彼を救済するのだろうか。