へそ曲がり人間の退屈な日々

独断と偏見で好き勝手に気が付いた事や言いたい事を綴る気ままな日記。

李承晩ライン?

2006-04-22 | その他
今朝はしばらくぶりの土曜日休日だったので
いつもより遅く起き出して
新聞にじっくりと目を通してみた。
一面には例の竹島海洋調査計画をめぐる
日韓の次官会談の様子が載っているが
雰囲気は厳しいとの見方が強いようだ。
どちらも基本的には自国の領域と主張するのでは
平行線を辿るのは当たり前の話ではある。
国同士の折り合いが付かない場合は
国際会議の場での決着しかないと思うのだが。

「李承晩ライン」という境界線が引かれたのは
1952年の事だという。
当時の大統領が一方的に設定し実効支配を始めた。

人間は昔から民族同士で領地争いを繰り返している。
その点では、日本も例外では無いが
太平洋戦争での敗北以来、米国主導の道を歩んで来た。
自国の尊厳という物をを失っていた為、
アジア諸国との外交が疎かになっていたのは事実だろう。

しかし戦後60年以上過ぎている今、
いつまでも米国頼みも無いだろう。
経済関係は既にアジア主導になっている。
韓国や中国との協調無くしては
発展も望めない筈である。

しかし皮肉な事に両国とも
同民族同士が二国に分断されている。
中国と台湾、韓国と北朝鮮。
国の形態は違っても文化形態は似通っている。
何故同国人が対立し合わなければ成らないのだろう。
東西のドイツが統一されたように
両国も統一されるべきと思うのだが
やはり問題は国家権力者の利欲ゆえなのだろうか?

世界を見回すと何処でも紛争が絶えない。
その殆どが宗教と民族の違いである。
日本はというと、国としては神道だが
仏教もキリスト教も
その他全ての宗教を認めている。
何しろ八百万の神を信じる国民なのだ。
一神教の人種にとっては到底
理解不可能なようである。

日本人はその心の広さで
世界と協調出来れば理想なのにと思うのだが
外交手段については甚だ不得意な人種のようである。
斯く言う自分が一番非社交的人間なのだから
他人をとやかく言う資格も無いのであるが・・・






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