加速度を計算できれば、動く物体の力を計算できる。 逆にいえば、加速度の計算ができなければ、動く物体の力を正確に推計することは不可能である。
ヨーロッパの建築技術が、古代ローマを追い越すのは、19世紀に入ってからだといわれている。 なぜか? 建築や土木は、構造物自体は動かない。
今日はちょっと風邪気味なのでここまでにします。 おやすみなさい。 . . . 本文を読む
なぜ、変化率を計算する微分法が重要なのか。 それは、自然の力をきめ細かく測定計算し、機械的にコントロールすることを可能にしたからである。
18世紀以降、産業革命を支えた技術は、機械工学と熱力学である。 機械工学はその名の通り機械を生み、熱力学はそれを動かす動力を提供した。 この二つの組み合わせによって、人力や家畜に負っていた17世紀までとは、比較を絶する生産力を人類は手にすることになった。
紡 . . . 本文を読む
もちろん、古代エジプト、古代中華の時代から数字は存在したし、四則計算の原理もあった。 だから、ピラミッドも、万里の長城も、その後の古代ローマ帝国のみごとな建築や都市も建設できたのだが、ただしそれは、今でいう算数のレベルにすぎなかった。 しかし近代は、それとは決定的に異なる発明をした。 微積分学である。
微積分がなければ、間違いなく現代の科学技術は存在しなかった。 今でも我々は、中世とほとんど変わ . . . 本文を読む
数量化とは、自然や社会の諸現象を数字と数学(微積分学)によって説明することである。
数量化は、『大きい、小さい』、『より大きい、より小さい』など、主観的、定性的な表現に依存していた研究手法を、客観的、定量的にあらわすことを可能にした(定性、定量は『超入門経済学(その8);コメントへの返答』を参照)。 近代の科学技術は一気に進歩し、100年前には夢にもなかった様々な文明の利器を生み出した。 我々 . . . 本文を読む
国家単位でみれば、世界は非成功の国だらけだ(非成功は『小成功までなら『感謝』は不要だ!』を参照)。 大成功した日本に対する嫉妬、憎しみ、反発などのマイナスエネルギーは、日本人の想像を絶している。 国内常識で行動しても、たかられるだけだ、ということを自覚しなければならない。 否、たかられるだけならまだいい。 日本から貰ったODA資金で、中国はアフリカに反日国家を育成している。 古代ローマの哲人セネカ . . . 本文を読む
ギリシャ、スペイン、中国を見てもわかるだろう。 政府当局の対応が気に入らなければ、すぐに火炎瓶を投げ、街に火を放ち、車をひっくり返す。 ストライキで電車もバスも動かない。 街はゴミであふれかえるが、日本以外では特段珍くもない。
デフレが20年、年間3万人超の自殺が14年続く失策をやりながら、暴動は起きない、電車は一分も遅れない方が異常かもしれない。 ちょっと大人しすぎるんじゃない。 国家を代表 . . . 本文を読む
IMFの総会が日本で開催されると、政府当局とマスコミだけはしゃいでいるが、国民には全く迷惑な話しである。 なぜなら、IMFこそ消費増税の国際圧力をかけた張本人だからだ。 『消費税を15%に引き上げれば、GDP比で約4~5%の歳入増が生じる』と消費増税を要求したのが、2010年7月のことだった。 その後、日本の新聞・テレビはこぞって国際機関の≪お墨付き≫を垂れ流し、消費増税への流れを加速させた。日本 . . . 本文を読む
山中教授のノーベル賞受賞は本当に明るい嬉しい話しだ。 とくに、口々に唱える『感謝』の気持ち、両親、恩師、先輩同僚後輩は当然としても、日本の政府当局、国家に対してここまで明言したのには驚いた。 とにかく、この間のオリンピックのメダリストたちもそうだが、大成功する人たちの基本に『感謝』があるのは間違いない。 前回『非常に残念だ!』書いたように、大成功はもちろん、中成功するためにも第三者の積極的な協力、 . . . 本文を読む
やはり、国防は人気がなかった!
9月31日からアメブロでも、『中成功までの哲学』を始めていた。 立ち上がりは予想外に上々で、毎日倍々でアクセス数が伸びていたのだが、3日前の『富国強兵のための中成功』で完全に潮目が変わってしまった。 この日をピークにアクセス数が毎日半減している。 個人と日本国両方を成功させる意図を書いたのだが、個人的成功しか興味のない人がほとんどだったようだ。 非常に残念である。 . . . 本文を読む
『中成功までの哲学』を書き始めてから、『三日で一千万円稼いだ』とか、『脱サラして20代でベンツ、フェラーリ4台のオーナー』などの、どぎつく人目を引くメールが送られてくるようになった。
嘘かどうか、真贋は確かめようもないが、私の基本的考えは、タイトルにあるよう『ぼろい儲けは存在しない』である。 補足説明を加えると、『堅気のやる商売』かつ『長期間継続できる』ぼろい儲けは存在しない。
上記メールも . . . 本文を読む
30代までなら、『先生』という呼称にまったく魅力を感じない人の方が大いだろう。 金さえ稼げれば、職種や学歴なんてどうでもいいと考えていると思う。 しかし、人間って不思議なもので、齢をとればとるほど『先生』と呼ばれたくなるなるものなのだ。 肩書きがなければ、息子よりも若い連中に頭を下げなければならないからだ。
土建屋社長も、中卒、高校中退がいっぱいいる。 酒席では、嫉妬にしか聞こえ . . . 本文を読む
ここ5回のブログを見ていた憂国の友から、『国防が急務のご時世に、なんでカネ儲けの話ばかりしてるんだ』というお叱りメールが入ったので、今日は返答も含めて動機を語りたい。
タイトルがそのまま答えになっていると思うが、強兵(国防強化)の基本は経済力である。 古今東西、この原則は全く変わらない。 中国が今回これほど強硬にでてくるのも、すべて経済発展による自信と軍事力の増大にある。 対して、日本のヘタレ外 . . . 本文を読む
当人は世俗的成功を望みながら、やっていることは聖功を目指しているとしか思えない事例は非常に多い。 その最たるものが、『人の喜ぶことをやれば、お金は後からついてくる』、『世のために働けば、お金は自然に貯まる』などの決まり文句だ。 はっきり言って、嘘ではないが、世の中そんなに甘くはない。
すでに中・大成功をおさめている者が、自身に対する戒めの言葉として使うのであれば、重要なことだ。 おカネには魔力 . . . 本文を読む
タイトルどおり、本ブログでは大成功は扱わない。 さらに、もうひとつ私の経験、能力を超えた別次元のセイコウ者がいる。 仏陀、キリスト、近現代ではガンジー、マザーテレサなどの宗教的偉人、聖人たちである。 これら世俗の価値を超越した宗教的偉業は聖功と呼び、大成功同様、基本的に論じないことにする(正確には論じられない)。 本ブログで扱うのはあくまでも世俗の、普通の人にでも十分手の届く小・中成功に絞る。
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小、中成功があれば、大成功ももちろんある。 厳密ではないが、オリンピックのメダリスト、ノーベル賞、文化勲章、勲一等受章者、上場大企業の創業者、総理・各国務大臣あたりが大成功というイメージである。
ただし、彼らたちは、私が定義した中成功の延長線上にはおそらくいないと思う。 まず、週一日以上の休日なんて、頭の中には存在しないだろう。 仕事(勉強)が楽しくて楽しくて、24時間365日、何十年間も一心 . . . 本文を読む