とらたまくろむうこと的生活

4匹の猫たちのぐうたら生活
時々チャイ(フレブル)

今、振り返ると・・・

2016年07月04日 | 母のこと
昨日(7月3日)
NHKスペシャルで「私は家族を殺した」という
介護殺人の当事者の告白番組をやっていました。

現在
2週間に一度、介護殺人が起きている
介護状態になって1年に満たない内に
「一緒に死にたい」と思う人が4人にひとり。。。だそうです。

認知症などで昼夜を問わず暴れるというような状態になると
心身ともに限界になってしまうんですね。



うちの母の場合は
最後まで認知症ではなかったので
暴言を吐くとか暴れることはなかったけど

介護をしていると
心身ともに疲弊するというのはよくわかります。





私がしんどかったのは
夜、トイレに付き添うのに起こされると目がさえてしまい
(昼寝もできないし)
睡眠不足が続いて自分の体調が悪くなってきたこと。


あと
たまこと同じように便秘がひどく
ずっと出ない出ないと訴えるので
浣腸を手伝ったり、それでも出なくて病院に連れて行ったりとか

ほかにも色々とあって
気が休まらないというか、精神的にもしんどくなってくるんですね。



それで
私の体調がひどくならないうちにと
かかりつけの先生が施設に入ることを勧めてくれ
ちょうど里帰り中の娘もケアマネさんと連絡をとって
早急に手配してくれたおかげで
助けられましたが・・・

ひとりで長期間向き合っていたとしたらどうなっていたことやら・・・
他人事ではありません




母の昔からの知人(時々アワビを送ってくれる人です)で

7年間寝たきりで
家で
一人息子さんとお嫁さんで介護されている方がいます。

母より2歳ぐらい年上だから90歳ぐらいかな?



自宅で
「エンシュアリキッド」という栄養剤を一日3缶飲ませているだけですって。
1缶飲むのに1時間くらいかかるので
飲ませるのも大変らしいですが。


母は肺炎になってしまったけど肺炎にもならず、それなりに安定しているそうです。


医師や看護師さんが往診に来てくれたり
お風呂にも入れてくれるそうですが

お嫁さんが
自由な時間が持てないのでストレスがたまるって言ってました。
そりゃそうですよね。


今、振り返ってみると
母は
ぐずぐず言い出して手がかかるようになってから半年ぐらいで亡くなってしまったので
介護の期間は短かった方ですよね。


知り合いの人からも「お母さんは娘孝行やったんじゃない?」って言われますが
・・・そうですね。

今から思えば
半年の間にギュッと凝縮された介護でした。




番組を見て
身につまされるというか、なんともやるせない気持ちになりました。

誰しも若い内は
認知症や寝たきりになるとは思ってないですからね





最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Mayumiさま (マオ)
2016-07-11 01:05:40
義姉さま、大往生だったのですね。
お悔やみ申し上げます。
誰しもポックリ逝きたいと思うところですが
なかなか義姉さまのようにはいかないですもの。
私の理想とする死に方ですが
残された方は心の準備がなくうろたえるかもしれませんね。
これから団塊の世代が
介護が必要になったら。。。たいへんでしょうね。
返信する
pochikoさま (マオ)
2016-07-11 00:57:36
pochikoさんもご覧になりましたか!
pochikoさんも長いこと介護されたんですよね。
近所のかかりつけのお医者さんが
老老(私のこと)介護が長く続けば
共倒れになるから施設に入れたほうがいいのでは?と
勧めてくれたので救われました。
この状態が続いてたらどうなったことやらです。
返信する
マリー・ミミー様 (マオ)
2016-07-11 00:52:59
職場で
介護されている方がいらっしゃるんですね。
施設に入られると少しは負担がかるくなりますが
それでも精神的には色々あると思います。
テレビや新聞で報道されているのを見るたびに
他人ごとではないと感じますね。
返信する
なお様 (マオ)
2016-07-11 00:49:13
介護の形は人それぞれですし
たしかに
経験したものでないとわかりませんよね。
義父さまも半年でしたか!
でも心身ともにくたびれはてますからね。
そうですね。
今、いっぱい楽しんでくださいね。
返信する
不幸の知らせ (Mayumi)
2016-07-08 23:08:39
実は今日の夕方不幸の知らせがありました。
夕方、甥が帰宅したらばあちゃんが玄関に倒れてたというんです。
それも畑の帰りのような格好で右手にかごを持ち長靴をはいて、かごの中には野菜が入ってたそうです。

主人の姉になります。
彼女はとても元気で過ごしていたのですよ。
ただ最近ちょっと食欲を落としてたらしいですが。
甥はすぐに救急車を呼んで病院へ連れて行きましたが、病院で亡くなりました。

介護も何もなく大往生で亡くなったということです。
姉は日ごろから死ぬときはぽっくり行きたいなって口癖のように言ってたらしいです。

誰しもそう思いますよね。
なので、みんなが幸せだったんじゃないかって言ってます。
大好きな畑へ行って来た帰りになくなるなんて本当に思い残すことなかったんじゃないかと思います。

介護、本当に大変な仕事だと思います。
これからの世の中一番の問題になるでしょうね。
覚悟してなきゃと思います。
返信する
Unknown (pochiko)
2016-07-07 23:01:06
そのテレビ私も見ましたよ。
介護の話は奥が深いです。
どれだけ長い期間だったかではなく
どれだけ深くかかわっていたかだと思います。
自宅介護も施設介護も同じです。
でも、こればっかりは経験したことないと分からないのかもしれません。
マオさん、介護ウツになる前で良かったですよ。
返信する
Unknown (マリー・ミミー)
2016-07-06 22:54:13
全く同じ話を職場の先輩がしていました。
彼女の実のお母様のことですが80歳になった頃から
耳が遠くなり、それから加速度的に痴呆が始まったそうです。
色々苦労があったらしく、本人しかわからないことって
ありますよね?
他人から「もう少しやさしくしたら?」と言われることが
何よりも辛い・・と言っていました。
今は施設に入っているそうですが
テレビで介護疲れによる殺人が報道される度に
他人事とは思えないと、いつも言っていたのを
覚えています。
返信する
Unknown (なお)
2016-07-06 05:48:45
介護は経験したものしか分からないところがありますね。
不用意な言葉に傷ついたりもしましたが
分かって下さる方の温かい言葉に励まされました。
私も義父が寝たきりになって半年でしたが
短い事はなかったです。
エンシュアって言葉を見ただけで
あの頃の事がよみがえります。
今考えても、もうあれと同じ事は二度と出来ないって思いますもの。
もう後一山超えなきゃいけないんですけどね。
なので、できるうちにやりたいことをしておこうと思います

返信する
クッキーママ様 (マオ)
2016-07-06 02:03:06
そう言われてみれば
歩けなくなってからは半年ですが・・・

平成13年に父が亡くなった時に
一人で住むのが怖いと言い出したので
戻ってきてからですから15年になりますね。
実の母で、私は一人っ子ですが
一緒にいると色々と難しいことも多くてね
今は束縛を解かれて自由を満喫しています
ありがとうございます

梅干しもジップロックですか!
場所をとらなくていいですね
返信する
Unknown (クッキーママ)
2016-07-05 17:42:06
マオさんの介護は決して短いほうだとは
言えないと思います。
同居されてから何年かになるのでしょう。
実の親子が暮らすのは本当に大変だと思います。
言葉がストレートに出てしまうし、
甘えもあります。
よく尽くされたと感心してます。
これからはご自身の人生を楽しんでくださいね。

私も梅干漬けました。
やはりクラニュー糖を使うやり方です。
ジップロックでやってます
返信する

コメントを投稿