ハネっちのミリブロ?

エアガンはyahooオークションでもyukichi10500のIDで出品していますので併せてご覧頂ければ幸いです。

マルイ VSR-10プロスナイパー パワーカスタム流速ε(イプシロン)レビュー

2022-12-28 18:00:29 | ボルトアクション(エアガン)

マルイ VSR-10プロスナイパーをベースにしたカスタムガンのご紹介です。

某有名ブログの「どのの重さの弾を使っていますか?」というアンケート結果(複数回答)によると一番使われているのは0.20g弾の75.2%、二番目が僅差で0.25g弾 の74.8%なんだそうです。そして流速カスタムやスナイパーが好む0.28g弾は19.4%、0.30g弾になると2.2%と重くなるにつれて使用者の数はどんどん減っていくようです。

でも今回の「パワーカスタム流速ε(イプシロン)」は0.36~0.40g弾という超重量弾に対応したセッティング、僅か0.6%(0.36g弾)しか使っている人がいないこのケタ違いに重い弾を発射するVSR-10は正に最強のスナイパーライフルとなります、たぶん(汗)

重い弾を使う人が少ないのは単純に飛ばないからです。このVSR-10プロスナイパーもノーマルで使えるのはせいぜい0.28g弾までで、それ以上になるとちょっと苦しそうでした。カスタム施工前の試射でも0.20g弾ゼロHOPで0.85Jあったパワーは0.36g弾にHOP最強時では0.65Jにまで低下してしまいます。弾道もヒョロヒョロとかろうじて飛んでるだけです。

でもそれがVSR-10の限界ではありません。

重量弾を発射できないのは ”HOPとパワーの相関関係”にあります。遠くに飛ばそうとするほどに強くなるHOPの摩擦でパワーがどんどん低下してしまうのでノーマルセッティングでは重量弾のメリットを生かすことができないのです。

でもHOPを作動させてもパワーが落ちないVSR-10で、しかもそれは超重量弾をも軽々と持ち上げる揚力(HOP)性能を持つのであればどうでしょうか?

「VSR-10プロスナイパー パワーカスタム流速ε」は0.20g弾ゼロHOP時には僅か0.54Jしかありませんが0.36g弾HOP適正時には最大パワーの0.91Jを発生させます。そしてそのHOPは0.4g弾をフラットに飛ばせる程に強力です。

銃を水平にした状態での到達距離は75m、マンターゲットへの有効射程は85mで最大の飛距離は105m、これらのスペックは超重量弾の持つ特性を最大限に引き出すことで達成できました。

↑左:ノーマルVSR-10プロスナイパー  右:パワーカスタム流速ε施工時

「こんなに強力な流速カスタムであればきっと凄い爆音仕様になってる!!」なんて思いますよね、でもご安心下さい。ノーマル90㏈に対してカスタム施工後はなんと87.6㏈と-2.4㏈の静音化にも成功、これならサイレンサーを使わなくても十分に静かです。*銃口から垂直に50cm離れた位置で、各パワー最大条件での比較

その秘密は射出力のアウターバレル内の空間をサイレンサーとして活用する排気ホール加工に加えて各部への制振処理、そしてシリンダー容量の適正化を図ることで実現した高効率な流速セッティングにあります。むやみなスプリング強化を避け、ピストンやバレルの振動を抑えたことで耐久性や命中精度の確保と共に静音化にも一役買っているのです。

0.36g弾 「"も" 使える」なら沢山ありますが、0.36g弾「 "を" 使う」カスタムスナイパーライフルは中々お目にかかることがでません。ノーマルVSR-10が10禁モデルに見えてくること請け合いの「VSR-10プロスナイパー パワーカスタム流速ε(イプシロン)」、こいつのスコープに捉えられるともう逃げることはできません(笑)

以上、マルイ VSR-10プロスナイパー パワーカスタム流速ε(イプシロン)レビューをお伝えしました。


S&T M4 BABY M231ストックver. パワーカスタムβ(ベータ)

2022-12-21 18:00:29 | 海外製STD電動ガン(エアガン)

S&T M4 BABY M231ストック仕様をベースにしたカスタム電動ガンのご紹介です。

"赤ちゃん” というにはあまりにも凶暴なカスタムガン、それが今回のM4 BABY パワーカスタムβです。0.28~0.30g弾という重量弾をフルパワーで容赦なく発射できるのにサイレンサー装備で発射音は静か、敵が射程に入る前にこちらはアウトレンジから一直線に伸びるフルオートシャワーを浴びせることができます。

マガジンはマルイM4マガジンと互換性があります。やっぱり今持ってるマガジンがそのまま使えた方がユーザーとしては便利ですよね。

このサイレンサーノーマルの状態では消音効果がありませんでした。インナーバレルを長くして実射性能を上げようとするのは理にかなった設計とも言えますが見掛け倒しなのはちょっと・・・

そんなノーマルの実射データはこちら、サイレンサー内までインナーバレルが伸びているのでサイズの割にはパワーも十分ですがHOPを掛けると大きくパワーダウンしてしまいます。でも海外製モデルには珍しくギアノイズも少なく軽量弾を使うインドア戦ぐらいであればそのまま使えそうです。

カスタム施工後は重い0.28g弾の方が相性も良くなります。弾代を気にしない方はさらに重い0.30g弾も試してみて下さい。同じパワーでも軽い0.20g弾とは異次元な性能を味わうことができると思います。

HOPを掛けてもパワーダウンしない(逆に上がる)のは流速カスタム・チューンではよくある現象なのですが私のパワーカスタムβはこれをフルシリンダーではなく穴の開いた加速シリンダーでセッティングする仕様です。そのためスプリングレートを極端に上げる必要がなくフルオートサイクルやトリガーレスポンスもノーマルと殆ど変化しません。

インナーバレルを短縮するのは流速カスタムでは定番の手法ですが、今回はこれを利用してダミーだったサイレンサーも機能させています。ちゃんと消音材も入れていますので十分な消音効果があります。

発射音の計測結果は左からノーマル、中央がカスタム施工後、右がサイレンサー非装着時です。ご覧のようにサイレンサーを機能させた施工後のパワーカスタムβはノーマル95.2㏈に対して-6㏈の89.2㏈と圧倒的に静かになっています。じゃあサイレンサーを外すと爆音なのかというと-2.7㏈の92.5㏈でこれもノーマル以下、爆音じゃない流速カスタムもあるんです。

そして外装式だったバッテリーの収納場所も変更しました。バッファーチューブの空間を利用してバッテリーを収納するには配線を後方に引き直す必要がありましたがこっちの方が断然スマートです。クレーンストックに入るセパレートタイプや同じ長さのスティックタイプリチウムポリマーバッテリーが入ります。

小さくて静かでパワフル、命中精度だって悪くありません。ドクロマークが似合う最強の赤ちゃんが誕生しました(笑)

 

以上、S&T M4 BABY M231ストックver. パワーカスタムβの完成レビューをお伝えしました。

 


CANON LENS FL 135mm F3.5

2022-12-15 19:23:15 | レンズ

今回は「CANON LENS FL 135mm F3.5」の分解掃除です。

このレンズは1966年に発売されたフィルムカメラ時代のレンズで、ふつーレンズの根本に収められる絞り羽が先端に配置されていた時期のものです。
 
分解掃除スタート(^ω^)   ますは先っぽのイモネジを外します
 
するとレンズの前ユニットと絞り羽ユニットが取り出せます
 
絞り羽ユニットのゲージリング等を外します
 
にょっきり伸びてるアームは、マウント側にある自動絞りの切り替えリングまで繋がっていて半世紀経つとここがべっきり折れる事もあるそうです(^^;
 
ユニットから絞り羽をとりだして脱脂します
 
次は後ろのマウント側の分解です
 
レンズ1枚とピントリングを外したら
 
鉄の筒だけに・・前に絞り羽があるので後ろはシンプル
 
カビだらけの鏡筒とレンズ掃除ができたら組み戻して終了です
 
最短焦点距離1.5mF値3.5、特に寄れるわけでも明るいわけでもないレンズですが無理してないぶん写りは優秀で今でも十二分に使えそうです( ^)o(^ )
 
という感じで「CANON LENS FL 135mm F3.5」の分解掃除でした。

COSINA 28-200 F3.5-5.6 MC MACRO

2022-11-17 19:45:05 | レンズ

今回のレンズは「COSINA 28-200 F3.5-5.6 MC MACRO 」現在はドイツのカール・ツァイスと提携してる日本の光学メーカーコシナが1988年頃に発売していたレンズで、「ポートレートから風景までコレ1本でこなせる」と言いながら被写体から2.5m以上離れないと撮れない不便さの不人気なゲテモノレンズです(^_^;)
 
始めは銘板を剥がして分解掃除
 
レンズもどんどん外していきます
 
絞り羽とその近くのレンズは鏡筒の駆動部分を外さないといけないのですがココのネジがチョー硬くてネジ頭を潰してしまいました・・
 
で、いつもの”必殺アイテム”私の兄ことカスタムおじさんの登場です( ̄▽ ̄;)
 私「ネジの頭つぶしたから何とかして~」
 兄「あーねー、こりゃダメだ」
 
というワケで潰れたネジ頭にリューターで切れ目を入れて即席マイナスネジを作って緩めてもらいました(゜o゜)
 
あざ~っす
 
駆動部分が緩んで分解ができたら
 
レンズ掃除に入ります・・が、この時ユニットの枠をうっかり落としてレンズを割ってしまいましたΣ( ̄ロ ̄lll) 割れちゃったモノは直せないのでそのまま組み戻します
 
ちなみにこのレンズが”最短焦点距離2.5m"なのは、このリングでマクロ域を制限してるかららしく、外すと70cmくらいまで寄ってもピントが合うようになりました
って、レンズ割らなかったら楽しめたのに(-_-;)
 
とりあえず完成です( ̄- ̄)・・レンズ割れてますケド
 
最後は試し撮りです。ま~ま~には写りますが、ピントが合わせにくくてコントラストもハッキリしないみたいです。でもレンズが割れてもこれくらいは取れるみたいなんで、またどこかで再挑戦したいです(`・ω・´)
 
 という感じで「COSINA 28-200 F3.5-5.6 MC MACRO 」の分解掃除でした。

E&C L96 カスタム流速サイレント レビュー

2022-11-10 22:06:20 | ボルトアクション(エアガン)

E&CのボルトアクションエアソフトガンEC-501をベースにしたカスタムガンのご紹介です。

E&Lと言えばスチール製のゴツイAKなんかで有名なメーカーですが、ボルトアクション式のスナイパーライフルも作ってるんですね~、と思ったら微妙に違います。こっちはE&C・・・M4系の電動ガンなんかを作ってるメーカーみたいです(汗)

海外製のボルトアクションエアガンを大別すると2種類あります。一つは「スポーツライン」の名称がつく軽量なサバイバルゲーム仕様で装備をできるだけ簡素にしたプレーンなモデル、そしてもう一つが今回のE&C L96のようなメタルパーツてんこ盛りでずっしりとした”重さ”や”質感”を売りにするモデルです。

スポーツラインはゲームで振り回す時に軽くて疲れにくいのが利点なのですが、じっくり狙うのであればある程度の重さも必要、質感的な部分は当然コストもかかっている重量モデルが優れます。

画像左:0.20g弾ゼロHOP  画像右:0.25g弾HOP適正時

E&C L96のノーマル時の実射データはこんな感じでした。0.20g弾ゼロHOP時のパワーは0.83Jで0.25g弾HOP適正時にも0.79Jとノーマルエアガンとしてはまずまずの性能です。

弾道も素直で取り立てて気になるような点はありませんでしたが、ゲームスナイパーを目指すのであれば電動ガンに対してもう少しアドバンテージが欲しいところです。

E&C L96の主な構造はマルゼンのAPS-2の派生モデルであるTYPE96に近くトリガーユニットはメタル製で強度も十分、そのままではトリガーが引っ掛かる感じがありましたので分解して調整してあります。マガジンの装弾数は25発です。

HOPもマルゼン仕様でマガジンの前部にあるイモネジを回して調整します。中古で入手したので調整用のレンチはありませんが、100均でも売っている市販のレンチでも代用可能です。少し奥の方にあるので長めの製品を選べば問題ないかと思います。

標準装備のバイポットもメタル製で十分実用になりますが、重ければもちろん外して使うこともできます。

マウントベースは一般的な20mmレイル仕様、3-9×40mmのズームスコープはこちらで用意したノーブランドの新品となります。L96はこの製品に限らずマウントリングの高さが低すぎるとコッキングしにくくなりますのでこのぐらいの製品が無難ではないかと思います。

画像左:0.20g弾ゼロHOP  画像右:0.28g弾HOP適正時

という訳でここからはカスタム施工後のスペックを見ていきたいと思います。0.20~0.25g弾対応のノーマルに対して、カスタム施工後はワンランクアップの0.28~0.30g弾が使えるようになります。

重量弾にはパワーの減速率が少なく風の影響を受けにくく同じパワーでも実射性能に優れる特性があり、その特性を生かしたカスタム施工で実射性能は射程距離や命中精度もレベルアップしたものになっています。

画像左:ノーマル  画像右:カスタム流速サイレント

私が実射性能と同じくらい気にするのが発射音、いくら飛距離があっても大きな発射音がするのではゲームでは致命傷、やはりスナイパーは静かに確実に一人ずつです。

画像左のノーマル94.4㏈に対してカスタム施工後は92.4㏈、共に最大パワー発生時に銃口から直角に50cm離れた位置で計測した結果となります。

バレル長が短くなる流速カスタムにおいては発射音が大きくなるのが常識とされていますが、カスタム流速サイレントは通常のバレルカットではなく排気用ホールから圧縮エアーをアウターバレル内で減圧することで同様の効果を発生させているのであの”バチーン”という流速チュー・カスタムにありがちな破裂音が発生しません。

さらに施工した制振材の効果によりバレルやピストンの振動を抑えることでノーマル同等の発射音と高い実射性能を両立することができました。

優れた実射性能に高い静粛性、0.28~0.30g弾で最大性能を発揮するE&C L96 カスタム流速サイレントはゲームスナイパーはもちろんプリンキングにもピッタリなエアコッキングスナイパーライフル、ワンショット・ワンキルが決まった時のゾクゾク感は電動ガンでヒットを取るのとはまた違った快感がありますよ(笑)

 

以上、E&C L96 カスタム流速サイレントのレビューをお伝えしました。

 


最大パワー発生ポイント

2022-10-27 00:29:40 | 実験&考察(エアガン)

今回は流速カスタムの最大パワー発生ポイントについて、完成した「BOLT MP5A4 Tactical パワーカスタムβ」を使って説明してみたいと思います。

流速カスタム・流速チューン(以下、流速カスタム)を私が一言で表すとすれば「重量弾に適切なHOPとパワーを与えるセッティング」、制限のあるパワーを如何に効率よく生かせるかがこのカスタムのカギとなります。

0.20g弾ゼロHOP時のパワー 画像左:ノーマル 画像右:パワーカスタムβ

一般的なパワーの計測は0.20g弾を使いゼロHOP時状態で行われることが多いのですが、このデータを見る限りでは流速カスタムもノーマルと大差はありません。

0.28g弾HOP適正時のパワー 画像左:ノーマル 画像右:パワーカスタムβ

しかし0.28g弾にHOPを掛けて計測してみるとその違いが現れます。適正なHOPを掛けるのに強い摩擦力が必要な重量弾を使うとパワーダウンしてしまうノーマルに対して逆に上昇するのが流速カスタムの特徴で、飛距離が伸びたり被弾感覚が強くなるのも”単なる気のせい”でないことが分かります。

:パワーカスタムβ 0.30g弾HOP適正時のパワー

「それじゃパワーが際限なく上がって危ないんじゃないの?」

 勿論そんなことはありません。

今回施工した「パワーカスタムβ」は0.28~0.30g弾の使用を想定したセッティングです。0.28g弾HOP適正時に最大パワーを発生させますが0.30g弾HOP適正時にはやや下がり始めるので、”0.2g弾 98m/s以下(0.96J)”などの一般的なレギュレーションにも十分対応できているのがお判り頂けるかと思います。

パワーが下がってしまうのを見るのはちょっと寂しいですが流速カスタムにおいてこれは重要な特性で、例えば最大HOPで最大パワーが発生するようなセッティングにしてしまうと実際の使用状況(適正HOP時)に十分なパワーが発生しないことになります。

つまり無限にパワー上昇してしまう流速カスタムよりも、適当なタイミングでパワーダウンしてしまう流速カスタムの方がレギュレーション的には有利だと言えるのです。

最大パワーの発生ポイントを狙いどおりに設定するのは流速カスタム最大の難関、パワーの強弱はスプリングの強度で調整できますがピークはバレル長や内径、シリンダー容量や機構の気密性なども考慮する必要があり組み合わせは無限大です。

私の場合も大まかなセッティングは過去の経験からある程度推測できるのですが施工する個体にベストな施工内容は毎回違ってくるのが実際で「経験がモノを言う」なんてカッコよく表現もできますが毎回ドキドキしながらやってるのが本心だったりします(笑)

バレルカットでパワー調整してる人が「成功した流速は・・・」なんて自慢するのはこの辺の理屈が今一つ理解できていないからだったり、HOPを適正以上に上げれないよう固定するのも帳尻合わせに仕方なくやっていること、こっそりレギュレーショ違反するなんてのは論外です。

”重量弾に適切なHOPとパワーを与えるセッティング”、単純なようで意外と難しいこの難題をクリアした時のみ流速カスタムは本来の特性が発揮できます。そしてこのBOLT MP5A4 Tacticalも紆余曲折ありましたがそんな優れた流速カスタムの一丁として生まれ変わることができました。

以上、流速カスタムの最大パワー発生ポイントについてのお話でした。

 


PENTAX-M 200mm F4

2022-10-20 18:44:11 | レンズ

今回は「PENTAX-M 200mm F4」の分解掃除をやりますっ

このレンズは前回のレンズ記事「SMC PENTAX 135mm F3.5」と一緒に買った絞り羽が動かないカビ付ジャンク品、人気の望遠単焦点も半世紀もたつとガタガタです。
 
さっそく分解掃除のスタート、レンズのカビはアルコールで拭きとるとワリと簡単にキレイになりました(^○^)
 
次はマウントを外して問題の絞り羽の部分へ、見ると羽を動かすレバーが外れていたのでとりあえず組み戻してみます。
「コレ楽勝じゃん♪」とか思っていい気になって動かしてると
 
あ”れ、レバーが折れちゃいまた・・Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
 
この辺からぽっきり折れています( ̄▽ ̄;)
 
ついでなんでに絞り羽の掃除をしてから
 
ウチの兄こと  ”カスタムおじさん”に助けてもらおー・・と、思ったら出かけてていません、ケっ使えねーな(* ̄- ̄)
 
仕方がないのでそれっぽい材料を物色して
 
自分で作っちゃいました(`・∀・´)エッヘン!!
 
あとは組み戻して完成です✌
 
透過度の高い望遠単焦点の現役復帰ですっ(/・ω・)/
 
という感じで「PENTAX-M 200mm F4」の分解掃除でした。

BOLT MP5 パワーカスタム 施工

2022-10-15 15:11:48 | 海外製次世代電動ガン(エアガン)

BOLT MP5 Tacticalのピニオンギア交換の様子をお伝えします。

ピニオンギアはモーターの先端にある黄色の丸で囲んだこのギザギザの部品、小さいですがモーターの回転力をメカボックス内のギアに伝える重要な部品です。

今回のBOLT MP5へのカスタム施工で使用するのはこのイーグル模型の「Hummer Hand wound 1300」というモーター、施工主様からベースガンと一緒に送られてきた物ですが、感触的にはマルイEG-1000と似たような傾向のあるバランス型のモーターのようです。

ネット検索でモーターの交換と言えば「グリップのネジを外して配線をつなぎ直せば完了」的な記事が良く引っ掛かりますが、私の経験から言えばそれが通用するのはマルイ製品でノーマル状態の製品のみ、異なるメーカーのモーターを使用する場合や内部カスタムを行っている時には作動ノイズが大きくなったりギアの辺摩耗が起こるので再調整が必要になります。

という訳でまずはピニオンリムーバーでモーターについているピニオンギアを外します。

一般にピニオンギアには2種類の規格があり今回のイーグル模型やマルイなどが使用する「Oタイプ」と海外電動ガンで主流な「Dタイプ」に分類されます。

Oタイプはモーターシャフトの断面が丸くピニオンとは摩擦力のみで接合しているのですが、流通している交換用の汎用Oタイプギアがこれに都合よく適合する確率はほぼゼロ、作動時の負荷に耐え切れず使ってるうちにモーターだけで空回りしだすので、大抵はDタイプを組み合わせることになります。

とは言ってもシャフトの断面が違いますよね、ええ、だからこれから削るんです。

この工程は一発勝負、削りすぎるとガタが発生してモーターを一発でダメにしてしまうハイリスクな加工です。失敗すると私が自腹で新しいモーターを用意しなければならないので本当はやりたくない加工なんですが、でもまあ何回もやってるんで今回も大丈夫です、たぶん(汗)

ピニオンギアはBOLT MP5の標準モーターのものを移植しました。元々使われていた物なので他の純正パーツとの相性も問題ない筈です。ギアノイズの悪評が悪いので有名?なHummerブランドのモーターですが、ピニオンギアを交換すればこの問題をクリアする事ができます。

削り終わったシャフト断面はBOLT製ピニオンにぴったりと収まりました。これぞカスタムメイドの醍醐味、世界に一つしかない専用モーターの誕生です。

最後にSBDを移植すれば完成、自腹にならなくて良かったです(笑)

 

以上、BOLT MP5 ピニオンギア交換の様子をお伝えしました。

 


BOLT MP5A4 Tactical パワーカスタムβ 施工2

2022-09-29 18:00:17 | 海外製次世代電動ガン(エアガン)

BOLT MP5 Tacticalへのカスタム施工の様子をお伝えしています。

リコイルギミックが搭載された”海外版次世代電動ガン”のBOLT MP5ですが、ギア類は次世代ではなくスタンダード電動ガンのギアが使われています。ただ通常よりもややローギアな規格なため、マルイ次世代クラスのフルオートサイクルをご希望されるご依頼者様のご要望により通常のものと交換します。

ギアの交換自体はもちろん難しくはありませんが、組み合わせるギアの選択には苦労しました。ギアのストックは何種類か用意をしているのですが、肉厚のBOLT MP5用メカボックスにそのまま合わせることができる薄めのセットがなかったので現物合わせでパーツを組み合わせる必要があったからです。

シム調整の基本はスパーギアとベベルギアの位置決めが重要になります。このかみ合わせが浅いと耐久性を大きく落としてしまいますのでシムで高さを調整して合わせます。

シム調整と言ってもワッシャーの厚みを増減するだけではありません。スパーギアは厚みを少し削って他のパーツとの干渉を回避する必要がありました。

またシム自体がパーツ干渉の原因になる場合もあり、セクターギアについては軸についているカラーの高さを変更してタペットプレートの動きを妨げないようにしてあります。

軸受けの固定も重要な工程です。メカボックスにバリがあるままでは軸受けも歪んで固定されてしまいますので予め均一にします

これはタペットプレートと干渉しそうなバリを削っているところです。こんな地味な作業の積み重ねが設計本来のスペックを発揮し、滑らかな作動を実現するのに大切だったりもします。

最後はメカボックスを外から止めているネジ、画像左のタイプは見かけは良いんですが何度か締めると簡単にナメるので右のプラスネジに交換します。

これが外れなくなるとメカボックスが分解できないので修理もメンテナンスもできません・・・あとナメたネジを外すのも大変ですから(汗)

 

以上、BOLT MP5 Tacticalのメカボックス調整の様子をお伝えしました。

 


SMC PENTAX 135mm F3.5

2022-09-22 18:45:02 | レンズ

今回は「SMA PENTAX 135mm F3.5」の分解掃除をやってみます(`・ω・´)

このレンズは現在のペンタックスがまだ「旭光学工業」だった頃の1977年に発売されたレンズで
 
なんと商品代金1円(送料はかかってますケド)の、絞り羽が動かないカビつきジャンクレンズとして売られてました。
 
そんなワケでさっそく掃除がてら分解してきます。前の持ち主が分解してたらしく部品はスルスルと外れていきます・・・なんかイヤな予感が( ̄▽ ̄;)
 
予感的中、ズームリングを止めてある3本のネジのうち2本のネジ頭が潰れてこれ以上は外せません(;^ω^) まー奥のはカビてないみたいだからこのままでもイイとは思うけどー
 
気を取り直して次は後ろの分解です
 
マウントを外したら次に絞りリングも外します
 
このレンズのカビかと思っていたのは、じつは油のよーな汚れでパーツクリーナーで拭いたらキレイになりました(*^。^*)
 
レンズがキレイになったら問題の絞り羽にかかります。とりあえず絞り羽を動かすレバーをピンセットつつくと「ゴリっ」というヘンな感触があって、そのあとはナゼか動くようになりました??
 
でもまた壊れそーな気も・・なもんで、兄(カスタムおじさん)に聞きました( ̄- ̄)
 
私、このレバーかぱかぱして時々外れそーなんだけど~
 
兄、依頼料300万ドルで直してやるよ
 
ゴルゴ13かよっお前(一一")
 
兄、じゃあ500円で・・(◎_◎;)
 
兄の見立てによると、長~いレバーの根本を一本のネジで締めてるから元々の構造が不安定なんじゃないかと・・だからレバーを少し下に曲げて引っかかりやすくしたらいいのでは・・という事でした。
 
さっそく緩んでたネジを締め直して、レバーを少し曲げてみると安定して連動するようになりました(^○^) 直ったからお前はどっか行けっ
 
ちゃんと動くようになったら組み戻して分解掃除は終了です✌
 
ポートレートも景色撮りもキッチリ撮れる真面目なレンズでした。
 
という感じで「SMC PENTAX 135mm F3.5」の分解掃除でした~