ハネっちのミリブロ?

エアガンはyahooオークションでもyukichi10500のIDで出品していますので併せてご覧頂ければ幸いです。

BOLT MP5A4 Tactical パワーカスタムβ 施工3

2022-09-01 20:30:17 | 海外製次世代電動ガン(エアガン)

BOLT MP5A4 Tacticalへのカスタム施工の様子をお伝えします。

BOLT MP5のチャンバーはマルイスタンダード電動ガンのAK47シリーズに似た構造のレバー調整式HOPが採用されています。

でもノズルの長さはMP5シリーズに近く基本的にはマルイ電動ガンのどの機種とも互換性がありません。まあ甥っ子ぐらいには似てると思いますが・・・

ただこの”甥っ子”ちょっとお勉強が苦手みたいで通知表(弾速計)の内容が良くありませんでした。0.2g弾ゼロHOP時(画像左)に対して0.28g弾HOP適正時(画像右)のパワーが半分程度しかなく、当然弾道もヒョロヒョロで今一つの性能です。

その原因はここ、チャンバーにノズルを差し込んでも中のパッキンに殆ど当たっている感触がありません。気密が弱くエアーがダダ洩れしてしまうので設計通りの性能が発揮できていないようです。

こんな時はチャンバーカラーを組み込みます(そうでない時も電動ガンにはだいたい施工していますが)。このカラーはチャンバー構造を補強する私のオリジナルパーツで、流速カスタムで発生する高い圧力下でもパッキンの変形を抑える効果があり、今回はそれに加えてノズルとの相性を補正する役目も持たしてあります。

そしてノズルにも一工夫してあります。ノーマルのノズル内径は〇なんですが、これは■に見えますよね? 前出の気密強化を行うと弾詰まりの時に圧縮されたエアーの逃げ場がなくなりピストンクラッシュの確率が高くなってしまいますので、この加工でBB弾が完全にノズルを塞ぐのを防いで最悪の状態でもある程度のピストンスピードを確保しています。

気密関連の施工が終わったらバレルの加工に入ります。バレル基部のHOP用の開口部を拡大する事でパッキンの作動領域やBB弾との接触面積を増やすこの加工も私のカスタムでは定番の作業になっています。

そしてバレルの短縮化は最小限のスプリング強化で最良の性能を発揮できるか否か、チューナーの技量やノウハウが問われる加工です。

残すバレルの長さは想定されるHOPの摩擦度合いやシリンダー容量、気密性能によって予めベストな長さを設定する必要があり、間違ってもパワーの帳尻合わせにちょこちょこカットするようなものではありません。

テーパー加工はアウターバレルがインナーバレルに重なる今回のような場合は乱流の影響をあまり考慮する必要はありませんが、直に射出エアーが大気放出されるような場合には整流のために長めに入れたりもします。

すべての作業が終わったら最後にコンプレッションテストを行います。バレル先端を塞いだ状態でバレルからシリンダーまでの経路をつないでピストンを加圧、この状態で反発力を感じるくらいにエアーが漏れなければ流速カスタムの高い射出力にも対応できる気密性能が確保できたと言えます。

ダダ漏れのセッティングを補うためにシリンダー容量を増すよりも、漏れないセッティングでより低負荷な流速カスタムを目指すのが私のチャンバーセッティングなのです。

 

 以上、BOLT MP5A4 Tacticalへのカスタム施工の様子をお伝えしました。

 

 


Nikon Ai Nikkor  200mm F4

2022-08-26 18:03:47 | レンズ

今回は「Nikon Ai Nikkor  200mm F4」の分解掃除をやってみます(^ω^)

「Nikon Ai Nikkor  200mm F4」は1977年に発売された単焦点レンズですが後発のマクロ機能付き「Nikon Ai Miro Nikkor 200 F4s」のほうが人気になって、当時はこのレンズを下取りに出してそっちを買いなおす人が多かったみたいです。

そんなちょっと可哀そうな生立ちのレンズですが、今回の個体は稀に見るカビレンズなんで、このままだとカビ菌に殺されちゃいそーなんでさっさとお掃除にとりかかりました(;^_^A

 

まずは鏡筒先のイモネジを外してから前のレンズを外します

 

鏡筒を最大に伸ばしグリップの上に出てくるイモネジを外して前ユニットをねじって取り外します

 

順々にレンズとレンズ押さえを外していって中のカビだらけレンズに到着しましたが

 

菌はコーティングまで侵食してボロボロな状態 Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン これだとカビは取れてもレンズのコーティングも剥がれてしまって写りに影響が出てしてしまいます

 

ってコトで、あきらめて移植用に同じのをもう1本買っちゃいました☆◝(⁰▿⁰)◜☆ぴーす

 

残りの掃除を済ませてから

 

キレイなレンズをもってきたら

 

完成です・・って移植用のほうをキレイにした方が早かったのかも(◎_◎;)(◎_◎;)

 

レンズ構成5郡5枚 最短単焦点距離2m

あまり注目されてませんがNikkorの名前に恥じないシャープな写りの中望遠単焦点、これから使っていくのが楽しみです(/・ω・)/

という感じで「Nikon Ai Nikkor  200mm F4」の分解掃除でした。

 


BOLT MP5A4 Tactical 分解レビュー 

2022-08-04 15:09:27 | 海外製次世代電動ガン(エアガン)

BOLT MP5A4 Tactical の分解レビューです。

海外製電動ガンでもリコイル機能が入ったのがあるんですね(汗)、しかもこのモデルはマルイが次世代MP5を出す前からあるみたいでパクり商品の多い海外製電動ガンの中ではちょっと異質な存在のようです。

という訳で海外製次世代電動ガンともいえるBOLT MP5の実力を分解レビューと併せてお伝えしていきたいと思います。

BOLT MP5の分解は実銃同様にテイクダウンピンを外して行います。ピンに適当なサイズのポンチがない場合でも尖っていない棒状のものがあれば簡単に外すことができます。

ピンを外すと実銃同様にロアフレームを引き出して・・・と行きたいところですが残念ながらどこかに引っ掛かってこれ以上は外れないようです。 

ロアフレームを取り外すにはマルイのスタンダード電動ガンMP5と同じくセイフティーとモーターを外す必要がありました。セイフティーはマルイのようにユニットにはなっていませんのでバラバラにならないように注意が必要です。

BOLT MP5は11.1Vリチウムポリマーバッテリー仕様との触れ込みですが、モーター自体は一般的な海外製品と同程度のスペックですので、このままニッケル水素8.4Vや7.4vのリチウムポリマーバッテリーを使っても特に問題は起きません。

SBDが組み込まれてたりメカボックスの封印が剥がれているのでご依頼者様か購入したショップで初期調整は済ませてあるようですが、接続端子がモーターエンドの高さより高く、グリップ底部の調整ネジの機能を殺してしまっているのが気になります。

モーターの奥にある固定ネジを外せばロアレシーバーは取り外すことができました、この辺はマルイスタンダードMP5と同じ流れです。

メカボックスとバレルはアッパーレシーバーの後方から引き出すことができます。HOPの形状はAKやMP5Kに近いレバー式で、バレル長はマルイMP5よりもやや短くなっています。

メカボックスの基本形状はVer.2ですが、Ver.3と同じようにカットされた上部の強度を補うような肉厚な補強箇所があります。マルイと違ってVer.3を単純に流用しなかったのはトリガーストロークが長くなってしまうのをBOLTの設計者が嫌っているからかもしれません。

メカボックスの内部はマルイVer.2の強化版といった感じで強いスプリングを前提とした海外仕様の電動ガンでは一般的なものになっていましたがギア比は低めのようです。

弾速計のデータはこんな感じです。0.20g弾ゼロHOP時のパワーは0.74Jと一般的な数値(画像左)ですが、施工ご依頼者様がお使いになりたい0.28g弾での適正HOP時は大きくパワーを下げて0.34Jにまで低下してしまいました。

この辺は0.25g弾にも対応できるマルイ次世代と比べるとノーマルでの性能は低いと言わざるを得ませんが、マルイ次世代MP5も0.28gからの重量弾には対応できませんのでカスタム前提のスペックとしてはそこまで決定的な優劣がある訳ではありません。発射サイクルは7.4v/2200mAhリチウムポリマーバッテリーでの結果です。

最後は音圧チェック、いつものように銃口から直角に50cm離れた位置での計測結果は95.5㏈と音圧的にはマルイ製次世代電動ガンと同レベルなのですがメカノイズが少し多めなのが気になるところ、前述したSBDの組み込みが影響しているのかもしれませんが、現状ではマルイ製に軍配が上がります。

またボルト操作でリコイル機能をオミットできる機能についてもギアノイズを余計に目立たせるだけのものでしかありませんので特段メリットには思えませんでした。

とは言え、パーツ供給が一切なくノーマルのみ修理受け付けのマルイ次世代MP5と、汎用パーツが豊富でカスタムやメンテにもある程度対応できるBOLT MP5のどちらが良いのかと私に聞かれると・・・ね(笑) 

引き続きカスタム施工の様子をお伝えしていきたいと思います。


Nikon Ai Zoom -NIKKOR 80-200 F4.5

2022-07-30 17:02:14 | レンズ

今回は「Nikon Ai Zoom -NIKKOR 80-200 F4.5」をお掃除しますっ( ^)o(^ )

このレンズは1977年にニコンがカメラに内蔵した露出計と絞りレバーを連動させた「Ai Nikkor」シリーズの一つで、大卒の初任給が96.000円だった当時に¥101.000というふっかけた値段で売ってたそーです(^^;

 

それから50年経って私が手に入れた個体は、外観はキレイんですがレンズにでっかいカビが生えてたり、直線ズームと絞り羽の動きがぎこちないジャンク品になってました・・かつての高級レンズもイロイロとガタが出てくるみたいです(^_^;)

 

そんなワケでさっそく直していきます。レンズのカビは前ユニットを分解してちょっと拭いたら案外あっさりお掃除できました✌

 

次はマウント側から分解していきますが、そのネジがメッチャ固い・・オールドニッコールのネジが難モノなのは有名ですが、毎度苦戦してます(^_^;)

そんなネジを緩める為には ‶アルコール漬け”です。アルコールを浸したキッチンペーパーをネジにの部分に引っ付けてラップを巻いたら24~72時間ほったらかしにしておきます。大きな瓶にそのまま浸す強者もいるらしいですケド(*^▽^*)

マウントや絞りリングを外して後ろユニットをだしたら

 

グリップのゴムを外してカバー止めてる3個のネジを外しますがココで大失敗、ネジが1コ潰れてしまいました( ;∀;) まあ、あと2本あればとりあえず機能的には大丈夫なんですが・・

先に進むと直線ズームのネジも潰れました(;´・ω・)(;´・ω・) コレは特殊な形のネジで1本しかないので  けっこーヤバいΣ( ̄ロ ̄lll)っす。仕方ないので カメラにはあまり興味のない 兄(カスタムおじさん)にHELPを頼みました

 私「このネジ新しく作って~」

 兄「フッフッフ、そいつはちと高くつくぜ(ポルコロッソ風)」

ワケの分からないことを言いながら何か回してます( ̄▽ ̄;)

 

で、完成したのがコレ(^ω^) 潰れたネジを新しくして、ナイロン製の部品で直線ズームの動きも良くなります。

 

組み込むとこんな感じです。ネジは別なのを加工して、あと白いワッシャーは電動ガンの部品を加工してるそーです。あざっすm(__)m(なんだかスゴク後が怖いよーな気もするけど)

絞りユニットを外して調整すればお掃除は終わりです。

 

イロイロあったけど、なんとか完成しましたヾ(o´∀`o)ノ

 

9枚12群のレンズ構成、 どの焦点距離でもコントラストの落ちを感じない優秀なズームレンズは、さすがに値段が高いだけのことはあったみたいです(^ω^)

 

という感じで「Nikon Ai Zoom -NIKKOR 80-200 F4.5」の分解掃除でした。

 


高温パワーテスト

2022-07-08 03:45:52 | 実験&考察(エアガン)

そろそろ暑くなってエアコンの季節、そして気になるのがガスガンのパワーです。 ブローバックモデルならスライドの動きが多少良くなるくらいですが、元々がハイパワーな固定スライドで、しかもいじくり回したカスタム仕様などは特に気をつけないといけません。

そんな訳で今回は基本構造が同じでセッティングの異なる2丁のフィクスドスライドガスガンを使って、温度によるパワーの変化を見ていきたいと思います。

↑ まずはウェスタンアームズのM6904をベースにしたカスタムガン(以下、WA)、スライドとグリップを切り詰めたキャリーガンながら高い実射性能を併せ持つ私のお気に入りです。パワー系のカスタムに加えて高温時には不要なパワーの上昇を抑えるリミッター機能も持たせてあります。(画像右のデータです)

↑ そして比較するのはBWCのM6904(以下、BWC)、前述のWA M6904と同じ基本構造ながら高圧ガスを使うために強力なハンマースプリングが組み込まれた海外製のガスガンになります。日本仕様として流通している製品なのですが、その重いトリガープルは昔の”極悪改造ガスガン”を思い出させるフィーリングで何となくヤバい気もしますがどうなるでしょうか・・・(画像左のデータです)

 

↑ という訳でさっそくテストに入ります。まずはエアコンが効いた室温の28℃、温度はマガジンの表面温度を非接触型温度計で計測し、HFC134aガスと0.25gBB弾を使います。

WA M6904カスタム 0.71J/0.25g弾

BWC M6904 0.58J/0.25g弾

WAはこの気温で既に長物電動ガン並みのパワーがあります(0.2g弾換算84.2m/s)、対するBWCは一般的なガスハンドガン並み(0.2g弾換算76.1m/s)で意外と普通でした。

↑ 続いて31℃、これは初夏の気温といったところでしょうか、マガジンを手で温めて計測しました。

WA M6904カスタム 0.80J/0.25g弾

BWC M6904 0.71J/0.25g弾

28℃時に対してWAが111%でBWCは112%と両機種共に同程度の上昇を確認できました。わずか3℃でも違いが出るようです。

 

↑ 次は真夏の屋外を想定した36℃、ちなみに警視庁が示したガイドラインでは35℃以下で0.989Jが上限とされていますのでこの温度で問題がなければ適法品となります。 ヒートガンでマガジンを温めて計測しました。

WA M6904カスタム 0.94J/0.25g弾

BWC M6904 0.88J/0.25g弾

どちらも規制範囲内で問題ないようです。31℃時に対してWAが約117%でBWCは123%と上昇率に少し違いは表れましたが、ここまでは両機種共に気温の上昇に合せて順当にパワーを上げてきています。

 

↑ では更に高い温度ではどうなるのでしょうか。続いては40℃、炎天下に銃を屋外で放置したような状況です。

WA M6904カスタム 0.92J/0.25g弾

BWC M6904 1.02J/0.25g弾

ちょっと面白い結果がでました。BWCは36℃時に対して115%と依然パワーが上がるのに対してWAは逆に97%と少し下がっています。BWCは1Jを超えていますが前述したとおり35℃以下で基準内に収まるのでこの状態でも合法です。

 

↑ 次は炎天下の車内に銃を置き忘れた時を想定した45℃、マガジンを手に持つとかなり熱くなっています。

WA M6904カスタム 0.91J/0.25g弾

BWC M6904 1.12J/0.25g弾

リミッター機能によりガス圧の上昇に合せてバルブの解放面積を抑えるWAのパワーはほぼ横ばいですがBWCはさらにパワーが上昇しました。ただBWCも上昇率は前回40℃から109%と少なくなっていますのでこの辺がピークのようです。

 

↑ 最後は50℃、これ以上は樹脂パーツが変形しそうなので怖くて温められません。マガジンも熱くて素手では持てなくなっています。

WA M6904カスタム 0.91J/0.25g弾

BWC M6904 1.02J/0.25g弾

依然WAはリミッター機能が働いてほぼ横ばい状態、BWCもピークを過ぎて45℃時に対して91%とパワーダウンしてしまいましたのでテストはこの辺で終了です。

 

総評

昔ガスガンを夏の車内に置き忘れて撃てなくなった経験がある方なら納得の結果かと思いますが、気化効率とパワーは必ずしも一致しません。なぜなら高い内圧のバルブを解放するのにはそれに応じた強い打撃力も必要なのですがハンマースプリングを指の力で圧縮するのにはその強度にも限界があるからです。

この特性をレギュレーションや法規に合わせてセッティングしているのが私がカスタムしたWA M6904カスタムであり、常温ではノーマルよりもハイパワーながら高圧時にはバルブの開閉量を抑えてパワーの上昇を抑えることで適法性も両立していることが今回のテストで確認できました。

↑ またBWC M6904についてもこのテストの後で同様の加工を行っています。いくら合法でもMAX1.1Jなんてパワーはやはり気持ちが悪いですから・・・、加工後は高温時でもちゃんと規制内のパワーに収まるようになっていますのでご安心下さい(笑)

以上、高温パワーテストの様子をお伝えしました。


Nikkor-Q auto 135mm F3.5 Ai改

2022-07-01 20:20:29 | レンズ

古いレンズを分解していくシリーズ第5弾は「Nikkor-Q auto 135mm F3.5 Ai改」です

このレンズは人気のNikkor-Q・C auto 135mm F2.8の弟分として1969年 NikonのフィルムカメラFシリーズに発売されました。
 
ちなみにAi改ってのは1977年にニコンがレンズの絞りレバーをカメラの露出計に連動させたAi方式のF3を発売した時に旧方式レンズを2本まで無料で改修してたからで、メーカー改修済みのレンズをAi改っていうんだそーです(* ̄- ̄)ふ~ん
 
 
私が買ったものは良く使い込まれた外観に少々のカビがあるおじいちゃんレンズでした 
 
では分解掃除を始めます。銘板をゆるめると・・
 
前ユニットがゆるっと出てきました。中途半端に開けて止めてしまったみたいで、けっこー雑に扱われてたみたいです(;^ω^)
 
ユニットを分解すると分厚い合わせレンズが出てきました
 
レンズのカビは合わせレンズの外側にありました。内側がカビてたらエライことになってたのでラッキーです(^◇^)
 
次はマウント側からの分解・・でも、ネジがが ガチガチで緩みません(つд⊂)
 
Nikkorのネジは固いので有名(;^ω^) 無理せず他の方法で分解していきます
 
ピントリングにあるイモネジを外して先のカバーを外したら
 
下に出てくるイモネジを外して後ろユニットを取り出します
 
レンズ構成は3群4枚 でした
 
元どーりに組んで試し撮り・・ボケボケですΣ( ̄ロ ̄lll)
 
前の持ち主が組み戻した時にレンズの戻し方を間違ってたみたいで、きちんと直して再挑戦っ、中古レンズはこーゆーコトが時々あります( ̄▽ ̄;)
 
はいっ、キレイに撮れました(^◇^)
 
Nikkor-Q auto 135mm F3.5 Ai改、半世紀たっても使えるレンズでした。
 
 

RICOH RIKENON P ZOOM 35-70mm F3.4-4.5 MACRO

2022-06-10 00:14:50 | レンズ

古いレンズを分解していくシリーズ第4弾

「RICOH RIKENON P ZOOM 35-70mm F3.4-4.5 MACRO」です。
このレンズは1980年初期に発売されたレンズで、遠藤厳達さんというエライ光学設計士が造ったたいそ~なレンズなんだそーです(* ̄- ̄)ふ~ん
 
でもま~私が買ったのは中でレンズが”カタカタ”するジャンク品、おまけでリケノン50mmの単焦点レンズも付けてくれたってコトは、売り主の人もいらないんだろーな~( ̄▽ ̄;)
 
まず最初にこの突起をのけます。ホントは色々機能もあるんだけど私のペンタックス機にはめるとつっかえてレンズが外れなくなる・・かもしれないヤバいやつらしーからですΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
 
突起はマウントを外すとポロっと取れました✌
 
次に後ろユニットを分解していくと
 
奥のレンズがちゃんとはまってないんだけどー(~_~;) ガタガタの原因はココみたいです
 
でも、このレンズがなかなか取れなくてムリヤリ引っ張り出してると・・もっとハマりました( ;∀;)
 
イロイロやっても外れないんで、最終兵器のゴムハンマーでどついたら( ̄▽ ̄;)
 
なんとか取れました(^^; 良い子と大人はマネしないで下さい。あとレンズの向きが逆だったみたいで、ひっくり返すと元の位置にきっちり収まりました(^O^)
 
後は、他のレンズをお掃除をしてから組み戻して直すと完成~
 
繊細な描写が評判通りでイイ感じです(*´ω`*)
 
以上「RICOH RIKENON P ZOOM 35-70mm F3.4-4.5 MACRO」の分解掃除でした

マルゼン ワルサーPPK/S パワーカスタム

2022-06-04 22:06:01 | フィクスド・固定スライドガスガン

マルゼンの固定スライドガスガンPPK/Sのカスタムレビューです。

”固定スライドガスガン=低性能な旧式銃” なんて思っていませんか?確かに最近はあまり新製品が出ないので旧式感は否めませんが、スライドが動かないからといって決してブローバックモデルと比べて性能が劣っている訳ではありません。

マルゼンのPPK/Sが登場したのは今から30年程前、前回のマルシンP88よりも少し前ぐらいです。十分なパワーに高い命中精度、それを小型モデルで成立させた秀作の固定スライドガスガン・・・だった筈なのですが、私が買った製品ではちょっと事情が変わっていました。

HOPを搭載したことをメーカーは強く宣伝していましたが、それはバレルに開けた大きな穴からアイアンクローよろしく鉄の爪でBB弾をひっかいてバックスピンさせるとんでもないシロモノ、旧仕様より大きく下がった集弾性能やパワーでPPK/Sはめでたく「クソ銃」の仲間入りを果たしていました。

でもまあ5.000円ぐらいだしPPK/Sなんだからという理由で何となく買ってしまった私でした(汗)

画像左:表面             画像右:裏面

ちょっと余談になりますが弾速計が高価だった時代には空き缶でパワーを計測するのが一般的でした。手に持った缶の真ん中に垂直に打ち込んで「○○は2発で貫通」とか「俺のは裏に亀裂が入った、もう少しで両面貫通するぜ」なんて感じです。

久々に試した空き缶パワーチェックの結果はご覧のとおりです。PPK/Sはビールの缶であれば一発で両面貫通、缶が厚いコーラでも表面を貫通して裏面に凹みをつけるぐらいの貫通力があります。

もちろん缶の厚みが飲み物の種類や製造ロッドによって異なったり、慣れた人とそうでない人でも結果は違ってくるので参考程度にしかなりませんが、まあ決して弱い方ではないと思いますよ(笑) 

HOPもちゃんとしたものに改修すれば命中精度だってトップクラス、それがPPK/Sの隠れた実力なのです。 

と、ここで冒頭の「クソ銃」の話に戻ります。

A「その銃はクソや」

それはある夏のゲームの昼休み、昼食後に一服していた私にAが放った非礼な一言から始まります。奴が腰にぶら下げていたのは2万円を超える当時の最新鋭ブローバックモデル、私のPPK/Sをバカにしながら自分の銃がいかに優れているかの講釈が続きます。

私「じゃあ、”決闘” してみようか」

5~7m離れた二人がウェスタン映画の対決シーンよろしく撃ち合うこの「決闘ごっこ」は仲間内で流行っていた遊びの一つですが、私がこのままAを生かして帰すはずがありません。

のどかな昼休みは一変、ギャラリーが周りを囲むと決闘の開始です。お互いゴーグルを被ってスタンバイ、でもPPK/Sの実力を知らない奴は無謀にもTシャツのままでした。

私 「当たると痛いから何か着たら?」

A  「別にいい」

ジャッジの合図でスタート、Aがベリっとマジックテープの音を立てながら安物ホルスターから銃を抜くよりも速く、私のPPK/Sは初弾を放っていました。

A「うっ」

薄いTシャツ越しに皮膚に食い込むBB弾、痛みで思わず膝をつくAでしたがムカついてるのでもう一発!

私「だから痛いって言ったのに~♪」

慣れた手つきでホリゾンタルタイプのショルダーホルスターにPPK/Sを収めながら、わざとらしく声をかける私はフェイスガードの下で思いっきり笑っていました。

以上、マルゼンPPK/Sパワーカスタムのレビューをお伝えしました。

 


Nikon Nikkor-Q Auto 200mm F4

2022-06-01 23:25:41 | レンズ

古いレンズを分解していくシリーズ第3回

「Nikon Nikkor-Q Auto 200mm F4」です。
 
このレンズは1961年に発売されたニコン一眼レフ初の望遠レンズ
今でも写りがイイと評判の200mm単焦点を分解掃除していきたいと思います(`・ω・´)
 
始めにフォーカスリングにあるちっこいイモネジを外して上のリングを緩めたら鏡筒の先を外します
 
次にマル印の所のネジを緩めると
 
中のユニットがごっそり取れます
 
1枚目のレンズを外して
 
2枚目のレンズの上にあるワッシャーもとりますが、コレには表裏があって、もし間違うと・・
 
こ~んなボケボケ写真がとれてしまいます( ̄▽ ̄;) 汚い部屋は気にしないで下さい・・
 
次はユニットを回して外して
 
どんどん中のレンズを取りだすとOK、レンズ構成は4群4枚でユニットは3分割にできます。単焦点はシンプルなのでどこからでも分解できるのがいいです(*^。^*)
 
おまけ:ニコンはホームページにレンズ構成図が公開されているので向きを忘れても大丈夫です✌
 
今回は絞り羽の前、3枚目のレンズにカビがあったのでお掃除しました
 
組みもどしたらヘリコイドの位置確認をして作業は完了です
 
高原の牧場でゆったり試し撮り~ じゃなくて近所の公園を散歩してたヤギさんをパチリっ透明度の高い今でも現役の写りが復活しましたヾ(o´∀`o)ノ
 
でもなんでここにヤギさんがいたのかは謎です。
 
以上「Nikon Nikkor-Q Auto 200mm F4」の分解&掃除でした。

RICCHO RIKENON XR 200mm F4

2022-05-09 20:42:01 | レンズ

今回は古いレンズを分解していくシリーズ、第2回「RICCHO RIKENON XR 200mm F4」です。

↑このレンズは1970年代のRICOHのフィルム一眼レフXRシリーズ用のレンズです。RICOHはPENTAXと同じKマウントを採用しているので大体のレンズは現行のPENTAX機にも使えちゃいます
 
↑レンズの状態は、作動は良好ですが全体がベタベタしてホコリまみれ、置き古されてた古レンズって感じでしょーか
 
↑では早速、分解&清掃に進みます(*^。^*) ますは先端の小さな緩み防止のいもネジを外して
 
↑フォーカスリングを固定しながら先の部分を反時計回りにぐりっと回して外します。腕力に自信のある人はネジごとごりっと外してしまうそーです(;^ω^)
 
↑次に根元にあるワッシャーを外して
 
↑奥に見えてくるネジも外すと
 
↑フォーカスリングがごっそり抜けて前ユニットの根本が出てきます
 
↑根元のネジを外して反時計回りに回すと前ユニットは外れます
 
↑あとはレンズを外していけば前ユニットの分解は完了~(∩´∀`)∩
 
↑あとネジ類は小袋に入れておくとなくならないので便利っ、カメラのネジは息しただけでも吹き飛んじゃいそーなくらいちっこいです
 
↑次はマウントを外して
 
↑カニ目でレンズを取り出していきます。後ろユニットにはレンズが2枚しかないのでワリと簡単です
 
↑単焦点なんでレンズ構成はシンプルなレンズでした、分解かんりょー
 
↑あとはレンズをキレイにして
 
↑ユルユルになってたフォーカスリングのゴムを直したら完成です(*^▽^*)
 
↑オートフォーカスや手振れ補正機能なんかない古いレンズですが物はイイんで写りはバッチリっ
 
↑遠くの飛行機もクッキリ写ります(^_^)/
 
「RICCHO RIKENON XR 200mm F4」の分解&清掃記事をお伝えしました(^○^)