エアガンに使われているBB弾について書いてみたいと思います。
一般のエアガン(エアソフトガン)に使われている6mmBB弾には重さの表示があります。そして我々ユーザーはそれを基に自分のエアガンの性能にあった製品を選ぶのですが、表示が同じでもメーカーによって実際の重さには違いがあるようなので、私が持っているBB弾(0.25g弾)の重さを比べてみることにしました。
使用したエアガンはVFC M4 BABYをベースにした私のカスタムガン(パワーカスタムΔ)です。実験の性質上スペックを常に安定して発揮する必要があるのでノーマルの製品よりコンディションが整っているものを選んでみましたが、HOPの強さは普段設定している0.36g弾に合わせたままで計測しています。あとヘンなのが一緒に写ってますが気にしないで下さい(笑)
最初は東京マルイ製0.25gバイオ弾、性能につては最も定評がある製品です。ところが実測の重さは0.246gと表示よりも少し軽いようで、弾速計での計測値0.862Jも少し下がって実際には0.848Jとなります。ちなみに運動エネルギーは「弾速の二乗×弾の重さ÷2」の公式で求めることができます。
次はマルイと並んで性能に定評のあるマルゼン製0.25gバイオ弾です。こちらはマルイと違って公称値よりもやや重めの0.253g、ですので計測値の0.843Jよりも実際には高い0.854Jとなります。
続いて昔々に某雑誌がベタ褒めしていたエクセル製0.25gバイオ弾です。国産高品質を売りにしている筈のこのBB弾ですが結果はビックリの0.228g・・表示よりもかなり軽い弾のようです。計測値の0.839Jも大幅に下方修正して0.765J、ここまで違うと詐欺です・・
では海外メーカーはどうでしょうか。こちらはG&G製のプラ弾、お座敷シューター一押しの商品です。結果はピッタリ0.250gでパワーも修正なしで0.854Jとなりました。海外製だからって侮れないみたいです。
そしてG&Gのバイオ弾、サバイバルゲームでもお馴染みの弾です。こちらは同社プラ弾よりやや軽めの0.249gで、パワーは0.863Jの測定値をやや修正の0.860Jでした。同じメーカーでも種類が違うと重さも変わるようです。
「安くて良い弾」と言えばS&T製です。こちらのプラ弾は0.248でG&Gよりもやや軽め、と言ってもマルイ弾よりは重めにつくられています。パワーは計測値の0.864Jを修正して0.857Jでした。
最後はS&Tのバイオ弾、こちらはG&Gと違って0.248gとプラ弾と重さの違いはないようです。パワーは計測値の0.862Jを修正して0.855Jでした。
総評
国産メーカーは表記の重さに対して実測値が異なるものばかりでしたが、海外ブランド2社の4製品は表記と誤差の少ないもので、品質に関しては国産同等と言っても差し支えないようでした。また「軽さ=コストの安さ」であることを考えると軽さの度合いがそのメーカーの誠実さでもあるような気が・・
私が選ぶとすれば自分用には少し重めのマルゼン製でかな、人に勧める時は無難なマルイかG&Gで、お財布が厳しい時にはS&T、エクセルはもう絶対に買いません、といった結論ですが皆さんは如何だったでしょうか?
以上、BB弾の重さについて調べてみました。