S&T M4 BABY M231ストック仕様をベースにしたカスタム電動ガンのご紹介です。
"赤ちゃん” というにはあまりにも凶暴なカスタムガン、それが今回のM4 BABY パワーカスタムβです。0.28~0.30g弾という重量弾をフルパワーで容赦なく発射できるのにサイレンサー装備で発射音は静か、敵が射程に入る前にこちらはアウトレンジから一直線に伸びるフルオートシャワーを浴びせることができます。
マガジンはマルイM4マガジンと互換性があります。やっぱり今持ってるマガジンがそのまま使えた方がユーザーとしては便利ですよね。
このサイレンサーノーマルの状態では消音効果がありませんでした。インナーバレルを長くして実射性能を上げようとするのは理にかなった設計とも言えますが見掛け倒しなのはちょっと・・・
そんなノーマルの実射データはこちら、サイレンサー内までインナーバレルが伸びているのでサイズの割にはパワーも十分ですがHOPを掛けると大きくパワーダウンしてしまいます。でも海外製モデルには珍しくギアノイズも少なく軽量弾を使うインドア戦ぐらいであればそのまま使えそうです。
カスタム施工後は重い0.28g弾の方が相性も良くなります。弾代を気にしない方はさらに重い0.30g弾も試してみて下さい。同じパワーでも軽い0.20g弾とは異次元な性能を味わうことができると思います。
HOPを掛けてもパワーダウンしない(逆に上がる)のは流速カスタム・チューンではよくある現象なのですが私のパワーカスタムβはこれをフルシリンダーではなく穴の開いた加速シリンダーでセッティングする仕様です。そのためスプリングレートを極端に上げる必要がなくフルオートサイクルやトリガーレスポンスもノーマルと殆ど変化しません。
インナーバレルを短縮するのは流速カスタムでは定番の手法ですが、今回はこれを利用してダミーだったサイレンサーも機能させています。ちゃんと消音材も入れていますので十分な消音効果があります。
発射音の計測結果は左からノーマル、中央がカスタム施工後、右がサイレンサー非装着時です。ご覧のようにサイレンサーを機能させた施工後のパワーカスタムβはノーマル95.2㏈に対して-6㏈の89.2㏈と圧倒的に静かになっています。じゃあサイレンサーを外すと爆音なのかというと-2.7㏈の92.5㏈でこれもノーマル以下、爆音じゃない流速カスタムもあるんです。
そして外装式だったバッテリーの収納場所も変更しました。バッファーチューブの空間を利用してバッテリーを収納するには配線を後方に引き直す必要がありましたがこっちの方が断然スマートです。クレーンストックに入るセパレートタイプや同じ長さのスティックタイプリチウムポリマーバッテリーが入ります。
小さくて静かでパワフル、命中精度だって悪くありません。ドクロマークが似合う最強の赤ちゃんが誕生しました(笑)
以上、S&T M4 BABY M231ストックver. パワーカスタムβの完成レビューをお伝えしました。