1週間くらい前
のこと、だったかな。
長男が。ふいに
「お母さん、これ見て~!」
と。
ぱっと、横を向いた。
ら。
なんと、耳にピアスが…!!!(驚)
古い、と
思われるかも、しれやせんが。
実は。
ひつじ飼い。
どうしても
男の子のピアス、とか
好きになれません。
女の子が
アクセサリーをしてる
ってのは。
気にならない
けども。
男の子が
ピアスに指輪に…
と。
ごちゃごちゃつけてるサマは
どうしても
チャラ男っぽく見えて
好きになれない。
思わず。
アゴがはずれて
トッサに言葉が
出なかった。
「どう?似合うでしょ~?」
にやにやと
人の表情を伺うように
ピアスを見せる、長男。
以前から。
ピアスしてみたいな~と
言っていた
長男だけども。
わしは、そういうのは
好きじゃないから。
やるなら、独立して
自分のことが、自分で
できるようになってから、やれ
と。
言っていたんだけど
ね~。
ね~…。
ね~…。
それが…。
…このザマかよ…。
怒鳴り飛ばそうか、と
一瞬、思ったが。
マジメに、なんか
力が抜けた。
これって。
後で思ったんだけど。
長男が、わしに
勝った瞬間だったんだね。
わしの気力を
萎えさせて
自分の希望を
通す。
彼は、まさに
この時点で
目標に
到達していたわけで。
「…あんた、ババ(トルコ語で、おと~さんのこと)に、怒られるよ」
ホントは。
もっと、もっと、もっと、もっと
いろいろ、いろいろ
言いたかったんだけど。
本当に、
何と言うか。
何か、がっかりして、
気が抜けて。
それ以上
何も言う気が、おこらなかった。
「大丈夫だよ~。ババには、見せないから。」
にやにやと
長男は、意味ありげな
笑いをうかべつつ
でも。
その日は、それで終わったわけ。
次の次の日。
またまた、長男が
お母さん、見て見て~。
と、やってきた。
「何だい?」
と、聞くと。
「ほら、これ」
またも、ぱっと、耳を見せる。
あれ?こないだと
違うピアス?
「実はさ。こないだのは、マグネットだったの。
お母さんが、どんな反応するか、見ようと思って。
でも、思ったより、抵抗少なかったから、
今度は、本当に、穴、あけたんだ♪」
意味ありげな
笑いの理由は、これだったのか!!!
…あたしゃあねえ~。
しまった!!と思いましたよ。
子供に、試された。
そんで、なめられた…。
いつも、やめなさい、と
教えていた事。
ひつじ飼いなりに
正しい、間違ってるの
価値観を
教えてきたこと。
それが。
小さな抵抗をくらって
気持ちが緩んで
しまったがために
いとも簡単に
子供にくつがえされて、しまった。
いけないものは、いけない。
この
断固とした態度を
つらぬけなかった、ために
揺さぶれば
思い通りになる、と
子供に
思わせてしまったこと。
耳を
引きちぎってでも
ピアスを
取り上げれば、良かったのか?
でも、
暴力には、訴えたくない。
ここら辺の
気合いの鍔迫り合い、が
わしには
できなかった。
なんか。
親として
超落第したような。
なんとも、みじめな
感情が
こみ上げてきて。
次の日は1日
フヌケになってました。
長男は、と言えば。
自分の希望が通ったことで
非常な満足感を
えたらしく
「学校で、オンナの子に
ますます、もてるようになっちゃった~」
とか。
アホなことを言いつつ
上機嫌で。
でも、
家では、と~ちゃんにばれないように。
いつも、アタマから
すっぽり、フードをかぶって
過ごして
おりやした。
人間は、
見た目じゃなくて、中身なんだよ。
どうしても。
ここのところが
イマイチ
理解できてないんじゃないか、と
思われる長男。
高い携帯を持って。
カッコイイ服を着て。
髪型をキメテ
ナイキの靴はいて、れば
学校の成績が
悪かろうが
大学入試ぎりぎりの
模擬試験結果であろうが
構わないらしい。
とりあえず、今は、そう見える(爆)
17歳だから?
思春期だから?
こんな、刹那的な
生き方なのか??
それとも
もともとが、あんぽんたん、なのか?
最近、どうも
親としての、
自信が揺らぐ機会が
多い、わし…(爆)
でも。
と~ちゃんには
見られたくないから
一生懸命、隠してる
そこら辺は
思いっきり
子供全開、
なんだけども。
それって。
と~ちゃんは、
親として、
認めるけども。
わしは、家事手伝いの
おばはん、に
格が下がったって
事なのかしら?と
なんか、ますます
泥沼に
はまりこみそうに
なるんだけども。
そんなこんなしてた
ある日。
一生懸命
隠していたにも、関わらず
ひょんなことから。
暗闇で、
彼のピアスが
ぴかり、と一瞬
光を
反射してしまったのだ。
もちろん、すかさず
と~ちゃんは、質問する
「おい?それ、何だ?」
しどろもどろになる、
長男。
「まさか、耳に穴とか
あけたんじゃないだろうな?」
昭和ヒトケタ世代、
じゃないけどw
と~ちゃんも
古き良き、
トルコの伝統的考え方が
強い人なので。
男が、ちゃらちゃら
アクセサリーをつけるとは
言語道断!派。
「こっちに来て、よく見せてみろ!」
観念した長男は
すごすごと
フードをあけて、
耳を
と~ちゃんに、見せた。
「お前、一体、何考えてるんだ!!
アタマがおかしくなったんじゃ、ないだろうな!!」
嵐の中に
取り残されたウサギ、のように
一生懸命
首をすくめているんだけども
そこは、ほれ。
男のプライドが許さないらしく。
わざと、
ひきつった、作り笑いを
顔に
貼り付けて
「俺は、オヤジのいう事なんか
全然、気にしていないんだぜ」ポーズを
必死に作りつつ
強風に耐えているw
この、本気。
この、気迫。
親が自分の態度を
明確に伝えるためには
これが必要だったんだ、と
今更ながらに、再確認する。
と~ちゃんは。
ピアスを即座に、はずさせて
ゴミ箱に
ぽい、してから。
「お前、ピアスの穴が、塞がらなかったら。
耳たぶ、切るからな。そんなみっともない耳なんか
ない方が、ましだ」
と。
捨てゼリフを残して
どかどかと
別室に、行ってしまった。
顔面蒼白のくせに。
「オヤジは、考え方が古いからな。
ちっ。ったく、やってらんね~よ。」
とか。
一生懸命、
負けず口をたたいている
長男は。
やっぱり、まだまだ
子供なんだな、と
改めて
思った、わしでした…。
今回は、正直
ゲンコツと~ちゃん気質に
救われた。
わし、もっともっと
なめられないように
気をつけんと
いかんな。
1本、通した筋は
つらぬかんと、いかんな、と。
つくづく
思わされた出来事でした。
ホント。
子育てって、自分育てだわ(爆)
ちなみに、長男は
これから、
マグネット・ピアスを
お使いになるそうですわwww
本日もお付き合いいただいて
ありがとうございます。
ぽちっと応援
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のこと、だったかな。
長男が。ふいに
「お母さん、これ見て~!」
と。
ぱっと、横を向いた。
ら。
なんと、耳にピアスが…!!!(驚)
古い、と
思われるかも、しれやせんが。
実は。
ひつじ飼い。
どうしても
男の子のピアス、とか
好きになれません。
女の子が
アクセサリーをしてる
ってのは。
気にならない
けども。
男の子が
ピアスに指輪に…
と。
ごちゃごちゃつけてるサマは
どうしても
チャラ男っぽく見えて
好きになれない。
思わず。
アゴがはずれて
トッサに言葉が
出なかった。
「どう?似合うでしょ~?」
にやにやと
人の表情を伺うように
ピアスを見せる、長男。
以前から。
ピアスしてみたいな~と
言っていた
長男だけども。
わしは、そういうのは
好きじゃないから。
やるなら、独立して
自分のことが、自分で
できるようになってから、やれ
と。
言っていたんだけど
ね~。
ね~…。
ね~…。
それが…。
…このザマかよ…。
怒鳴り飛ばそうか、と
一瞬、思ったが。
マジメに、なんか
力が抜けた。
これって。
後で思ったんだけど。
長男が、わしに
勝った瞬間だったんだね。
わしの気力を
萎えさせて
自分の希望を
通す。
彼は、まさに
この時点で
目標に
到達していたわけで。
「…あんた、ババ(トルコ語で、おと~さんのこと)に、怒られるよ」
ホントは。
もっと、もっと、もっと、もっと
いろいろ、いろいろ
言いたかったんだけど。
本当に、
何と言うか。
何か、がっかりして、
気が抜けて。
それ以上
何も言う気が、おこらなかった。
「大丈夫だよ~。ババには、見せないから。」
にやにやと
長男は、意味ありげな
笑いをうかべつつ
でも。
その日は、それで終わったわけ。
次の次の日。
またまた、長男が
お母さん、見て見て~。
と、やってきた。
「何だい?」
と、聞くと。
「ほら、これ」
またも、ぱっと、耳を見せる。
あれ?こないだと
違うピアス?
「実はさ。こないだのは、マグネットだったの。
お母さんが、どんな反応するか、見ようと思って。
でも、思ったより、抵抗少なかったから、
今度は、本当に、穴、あけたんだ♪」
意味ありげな
笑いの理由は、これだったのか!!!
…あたしゃあねえ~。
しまった!!と思いましたよ。
子供に、試された。
そんで、なめられた…。
いつも、やめなさい、と
教えていた事。
ひつじ飼いなりに
正しい、間違ってるの
価値観を
教えてきたこと。
それが。
小さな抵抗をくらって
気持ちが緩んで
しまったがために
いとも簡単に
子供にくつがえされて、しまった。
いけないものは、いけない。
この
断固とした態度を
つらぬけなかった、ために
揺さぶれば
思い通りになる、と
子供に
思わせてしまったこと。
耳を
引きちぎってでも
ピアスを
取り上げれば、良かったのか?
でも、
暴力には、訴えたくない。
ここら辺の
気合いの鍔迫り合い、が
わしには
できなかった。
なんか。
親として
超落第したような。
なんとも、みじめな
感情が
こみ上げてきて。
次の日は1日
フヌケになってました。
長男は、と言えば。
自分の希望が通ったことで
非常な満足感を
えたらしく
「学校で、オンナの子に
ますます、もてるようになっちゃった~」
とか。
アホなことを言いつつ
上機嫌で。
でも、
家では、と~ちゃんにばれないように。
いつも、アタマから
すっぽり、フードをかぶって
過ごして
おりやした。
人間は、
見た目じゃなくて、中身なんだよ。
どうしても。
ここのところが
イマイチ
理解できてないんじゃないか、と
思われる長男。
高い携帯を持って。
カッコイイ服を着て。
髪型をキメテ
ナイキの靴はいて、れば
学校の成績が
悪かろうが
大学入試ぎりぎりの
模擬試験結果であろうが
構わないらしい。
とりあえず、今は、そう見える(爆)
17歳だから?
思春期だから?
こんな、刹那的な
生き方なのか??
それとも
もともとが、あんぽんたん、なのか?
最近、どうも
親としての、
自信が揺らぐ機会が
多い、わし…(爆)
でも。
と~ちゃんには
見られたくないから
一生懸命、隠してる
そこら辺は
思いっきり
子供全開、
なんだけども。
それって。
と~ちゃんは、
親として、
認めるけども。
わしは、家事手伝いの
おばはん、に
格が下がったって
事なのかしら?と
なんか、ますます
泥沼に
はまりこみそうに
なるんだけども。
そんなこんなしてた
ある日。
一生懸命
隠していたにも、関わらず
ひょんなことから。
暗闇で、
彼のピアスが
ぴかり、と一瞬
光を
反射してしまったのだ。
もちろん、すかさず
と~ちゃんは、質問する
「おい?それ、何だ?」
しどろもどろになる、
長男。
「まさか、耳に穴とか
あけたんじゃないだろうな?」
昭和ヒトケタ世代、
じゃないけどw
と~ちゃんも
古き良き、
トルコの伝統的考え方が
強い人なので。
男が、ちゃらちゃら
アクセサリーをつけるとは
言語道断!派。
「こっちに来て、よく見せてみろ!」
観念した長男は
すごすごと
フードをあけて、
耳を
と~ちゃんに、見せた。
「お前、一体、何考えてるんだ!!
アタマがおかしくなったんじゃ、ないだろうな!!」
嵐の中に
取り残されたウサギ、のように
一生懸命
首をすくめているんだけども
そこは、ほれ。
男のプライドが許さないらしく。
わざと、
ひきつった、作り笑いを
顔に
貼り付けて
「俺は、オヤジのいう事なんか
全然、気にしていないんだぜ」ポーズを
必死に作りつつ
強風に耐えているw
この、本気。
この、気迫。
親が自分の態度を
明確に伝えるためには
これが必要だったんだ、と
今更ながらに、再確認する。
と~ちゃんは。
ピアスを即座に、はずさせて
ゴミ箱に
ぽい、してから。
「お前、ピアスの穴が、塞がらなかったら。
耳たぶ、切るからな。そんなみっともない耳なんか
ない方が、ましだ」
と。
捨てゼリフを残して
どかどかと
別室に、行ってしまった。
顔面蒼白のくせに。
「オヤジは、考え方が古いからな。
ちっ。ったく、やってらんね~よ。」
とか。
一生懸命、
負けず口をたたいている
長男は。
やっぱり、まだまだ
子供なんだな、と
改めて
思った、わしでした…。
今回は、正直
ゲンコツと~ちゃん気質に
救われた。
わし、もっともっと
なめられないように
気をつけんと
いかんな。
1本、通した筋は
つらぬかんと、いかんな、と。
つくづく
思わされた出来事でした。
ホント。
子育てって、自分育てだわ(爆)
ちなみに、長男は
これから、
マグネット・ピアスを
お使いになるそうですわwww
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