ひつじ飼いのキノコ岩との日常

家庭の事情から、トルコ国内のすったもんだまでw

トルコ南東部の大地震 7日目

2023年02月12日 18時15分33秒 | 事件・事故・宗教・政治
地震発生から
約150時間が

経過した、トルコ。
本日、7日目。

実に、1週間が
経過したのですが。

今日も、
救援活動は
続いていて。

なんと。
150時間が経過したにも
関わらず

瓦礫の下から
生存者が、

救出されて
おります。

実は、時々。
被災地で

ボランティア活動を
しておる長男と

電話で
話しておるのですが。

彼らは、もちろん
ただの大学生ボランティアなので。

生存者の救出活動
ではなくて。

生存者が、いないと
思われる

建物の瓦礫撤去を
手伝っておって。

時々、遺体を
発見した場合は、
収容すると。

そんな感じの仕事を
しておるらしい。

で。
昨日、そうやって、

瓦礫山の上から
下に向けて、

掘り進んで
おったところ。

何体かの遺体を
収容した後に

なんと~!
その下から

声が聞こえた、
そうで。

慌てて、
プロの捜索活動チームに
連絡をして

長男たちは、
そのあとは

別の現場に
移されたらしい、のですが。

夜になって。
必死の救出活動の結果

そこから、
男性が救出されたそうで。

長男たちは、
それは、それは、
喜んでおりやした~。

良かったね。
そこに行った甲斐が
あったね、って。

電話で
話しやした。

ここから先は。
どんどん

生存の可能性は
減っていく一方なので。

何とか、
少しでも、早く

一人でも
多くの人が

助かることを
願わずには、おれません。

災害発生から
1週間も経過すると

今度は、
今回の災害の反省会が

当然ながら
民衆の間で

少しずつ、
話されるように
なってきて

手抜き工事を
やらせた

建設会社の
責任者などが

次々と
逮捕されておりやす。

そんな中で
一躍、有名になった

ハタイ県
エルズィン市。

市長の名は
オッケシ・エルマスオール。

人口4万人ほどの
小さな、小さな町なのですが。

なんと。
この町は

被害のひどかった
ハタイ県であったにも
関わらず

一人も、死亡者が
出なかった。

一つの建物も
倒壊しなかった、と
いうのですよ~。

早速、報道番組で
電話をかけて

インタビュー
しておったのですが。

オッケシ市長、曰く
「私は、一つとして、違法建設に、目をつぶりませんでした。
一つとして、違法建築には、許可を与えませんでした。」

大体、この地方は
昔から

活断層があるのが
わかっているので。

以前は、4階建て(だったかな?)
よりも

高い建物は
作られなかったそう
なんですが。

段々と
いろんな理由をつけて

高層住宅が
この辺りでも

作られるように
なったそうで。

それでも、
オッケシ市長は

高層住宅にも
違法住宅にも

ガンとして
許可を与えなかった。

当時、民衆は
頭の固い市長だ、
融通の利かない奴だ、と

散々、悪口を
言っておったそう、ですが。

現在は、みんな
お口にチャック、で

市長に感謝
しておるそうです。

が。
って~ことは!

やればできるじゃん!
トルコ!

ってこと
なんだよね?

真面目に、正直に
やれば

こんな大変な被害は
防げたはず、ってことの
証明だよね?

事態がひと段落
してくれば

段々、こういう話に
なってくるんだろうけど。

今回の、この責任は
滅茶苦茶、重いですな。

現在、地震発生から
7日目。

死傷者数24000人以上。
負傷者数80000人以上。

余談ですが。
東北大震災の死者数が
約22000人だったそうで。

この数を、残念ながら
楽に突破して
しまいやした。

最後に、少しでも
ほっこり系の話。

助け出された
赤ちゃんが

救助隊の呼びかけに
にっこり、微笑みます。


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