レンベはメナドに近いエリアで。スラウエシ島とレンベ島に挟まれた海峡である。
ここは、世界中の水中写真家が集まるマクロの宝庫でもある。
レンベはフィリピン、インドネシア、パプアニューギニアのコーラルトライアングルのほぼ中央に位置する。
そのため、レンベは世界で最も多様な魚類や海底生物が棲息するエリアである。
私は今回、本当に見た事もない魚やサンゴや生物を見る事が出来た。自然が織りなすカタチと色彩に魅了された。
写真は水中で光るヒトデだ。
サンゴの幼生を定着させる着床具を見つけた。
ここはサンゴ再生に取り組んでいる海域でもある。
マナドはかつてダイナマイト漁やシアン化漁などが行われ、サンゴ礁が荒らされた歴史があります。
マナドは国立海洋公園に指定され、入海料によってサンゴ礁の保護が進められています。
ブナケンのドロップオフの上のサンゴ礁に太陽が現れた。
堂々としたサンゴたちと乱舞する魚たちに太陽光が放射状に放たれた。
この円形をした放射状の光の階調が大変良く出たようだ。
D700のワイドレンズによる描写はシャープさと階調が素晴らしい。
水中写真の場合ダイバーを入れると写真が生々しくなります。
そのため、あまり入れる事はありません。
入れる場合は特にサンゴや魚などの大きさや特別の状況が分かるような場合に限ります。
この写真はサンゴ礁のウオールの様子が分かるようにダイバーを入れました。
ブナケンのドロップオフは見た事のない光景の連続だった。
サンゴ、ソフトコーラル、海底生物に多彩な魚たちが見える。
ここは生物多様性の豊穣の海だ。
私はこの海に生命そのものを感じる。
ダイナミズムに現され、一瞬の生きる者の荘厳さと儚さよ
生きる者は生と戦いの連続性を私に見せる。