撮影地は「バツボロン」の北リーフ。フィッシュアイでサンゴ礁をあおり気味に撮影した。私の写真の一つの理想は一枚の写真でサンゴ礁の素晴らしさが分かることだ。サンゴ礁に魚たちが棲み、動かないゆえのサンゴ礁の造形美が表現される。そんな写真を目指しています。ソフトコーラルが色彩を放ち、黄色が鮮やかなニセフウライチョウチョウウオ、右には大きなイソギンチャクにセジロクマノミが見えます。それを取り囲む小魚たち。ここは生命の海だ。
撮影地は「バツボロン」の北リーフ。フィッシュアイでサンゴ礁をあおり気味に撮影した。私の写真の一つの理想は一枚の写真でサンゴ礁の素晴らしさが分かることだ。サンゴ礁に魚たちが棲み、動かないゆえのサンゴ礁の造形美が表現される。そんな写真を目指しています。ソフトコーラルが色彩を放ち、黄色が鮮やかなニセフウライチョウチョウウオ、右には大きなイソギンチャクにセジロクマノミが見えます。それを取り囲む小魚たち。ここは生命の海だ。
インド洋側、南エリア「トルペドアレイ」で出会った15センチもあるイチゴボヤの仲間だ。背景ではダイバーが映り込んでいるが透明度が悪くぼんやりしている。プランクトンが多いのだろう。通常イチゴボヤは黄色が多い、このイチゴボヤはブルーだ。大変めずらしい生き物だと思いますが、皆さんは見た事がありますか。
北のフローレス海側の「セバユーケーシル」。初日のチェックダイブで使われた、砂地にサンゴがあるポイントだ。左の根と右のウスコモンサンゴにスカシテンジクダイが降り、奥にはタカサゴの仲間が見える。私の理想としている一枚の写真の中にサンゴ礁と魚たちが入って、海の様子が分かる構成だ。奥行きもあり手前のサンゴ礁の様子が見える私の好きな写真だ。
友人である花火の写真家、風間仁一郎さんの個展が銀座のギャラリー.オカベで開催されている。本日、久しぶりの再会。風間さんは花火を素材として、撮影やプリント技法等により新しい表現の写真を発表している。会場はまるで現代アートのギャラリーにいるみたいだ。おそらく写真技法の先端をいっているかもしれない。いろいろお話が出来て、私も大変刺激を受けました。(会期は27日まで)
「トルペド アレイ」と呼ばれる南のエリアだ。ハナゴイ、ハナダイ、デバスズメなどたくさんの種類の色彩鮮やかな魚たちが舞い泳いでいる。魚の種類もすぐには確認出来ないくらいだ。プランクトンを多く含んだ深層水がインド洋側から流れ込むこのエリアは美しいメラルドグリーンの海だ。
オリンパスギャラリー東京にて開催中の天明さんの写真展を見る。SSP(日本自然科学写真協会)の会員でもある天明さんと久しぶりにお会いする。いろいろ写真の事をお話し、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
メキシコのラパスにあるエスピリトウ.サント島(精霊の島という意味)で繰り広げられる自然現象や動物、水中などをテーマに、それぞれの生命の姿を表現されている。バリエーションに富んだ写真を興味深く見ました。また、大変見やすい展示構成だと思いました。
(会期は8月24日まで)
写真はバリ島最高峰アグン山、標高3142メートル、頂上には約700メートルの火口がある。古来よりバリの人々の崇拝の対象となっている。最後の噴火は1964年。成田からデンパサール便で眼下に見え、撮影した。
ここは「カーニバルロック」と呼ばれるポイントだ。インド洋から栄養分を含んだ深層水が湧昇する挟まれた南のエリアだ。プランクトンが多く含まれるせいか、海の色はエメラルドグリーンだ。当然透明度も落ちる。北側のエリアに比べると水温も低めで25℃位だ。ちなみに北側は28℃くらいであった。コモドの海は変化に満ちている。南と北がまったく別の海だ。そして潜る時間帯によって、光の入り具合とか暗さとか多彩な表情を見せる。このような微妙な海の表情を再現するには高感度に強い一眼レフカメラでなくては難しい。レンズもフィッシュアイや20㎜や広角ズームが必要であろう。そして専用の外部ストロボが必須だ。カメラはD700、レンズはフィッシュアイを使用。
青紫のセンジュイソギンチャクと紅いシーアップルの対比が面白い。エメラルドグリーンの海も幻想的で不思議な感じがした。
西コモドエリア、バツボロンの南側リーフ。
サンゴ礁には色とりどりのハードコーラルとソフトコーラル、タカサゴの乱舞がある。ダイバーを入れることでサンゴ礁の大きさが分かり、写真のスケール感、雄大さが表現される。フィシュアイの特性を生かした、何か爽快な気分になる一枚だ。
ラブハンバジョーはフローレス島にあるコモド諸島への玄関口である。様々な船が行き交う港だ。
下の写真の船は後ろの船体部の空間で生活ができるようになっている。水上生活をする人々の船だ。
コモドまではバリのデンパサール空港からラブハンバジョー空港まで約1時間のフライトだ。ラブハンバジョー空港から送迎車で、約10分で港に着く。港から5日間のクルーズが始まる。
成田からデンパサールまで7時間ほどかかり、バリに一泊し、翌朝コモドに向う。今回、アクセスはそんなに悪くないと思った。
コモドに近づくとコモドの島々が眼下に見えてくる。青の海とサンゴ礁の色が深く美しい。島の淵の緑はマングローブだ。山は砂漠のようだ。あまり樹々がない。ここはオーストラリアからの南東貿易風によるサバンナ気候だ。
貝殻の形をしたサンゴを見つけた。面白い形だと思いよく見たところ、ベニカラマツの群れを発見した。写真の上がりを見ると鮮やかなソフトコーラルの色が再現されていた。D700にフィッシュアイ。フィッシュアイのデフォルメ効果が迫力のある写真になった。
ホームページ「生命のサンゴ礁」に昨日と本日の写真をトップページのフェイドをする大きな写真に使用しています。是非ご覧下さい。
昨日、インドネシアから帰国しました。サザンスタークルーズさんのクルーズに参加しました。今回は2回目のクルージングでしたので、事前の準備も万全に整う事ができました。海の状態も良く、コモドの特徴でもあるバラエティに富んだ海の撮影をする事ができました。またクルーズ中、私の撮影した写真を参加した皆さんにお見せすることができました。一緒に参加した皆様、スタッフの皆様、ありがとうございます。
写真は西コモドエリアにあるバツボロンの南側のサンゴ礁。カスミアジなどの大型回遊魚がたかさご等の魚を追っています。サンゴの上には赤いハナゴイやハナダイ達が舞います。一枚の写真の中で魚達の食物連鎖があります、また、美しいサンゴ礁と太陽の光を入れることができました。渾身の一枚です。カメラはNIKONのD700、レンズはフィッシュアイを使用、ストロボ2灯。
撮影した写真を見ていると、エリアによって海の色がはっきり変わっているのが分かります。コモドは海も生き物も本当に多様です。コモド諸島は熱帯気候でありながら、砂漠のサバンナ気候です。西部太平洋から流れ込む北のフローレス海とオーストラリアからの深層水が流れ込む南のインド洋に挟まれたコモドは南と北で全く異なります。そのため世界的に類を見ない海が出現しています。
キャノンギャラリー銀座の古見きゅうさんの「GALAPAGOS」を見る。
生き物たちの表情が生き生きしている。そしてガラパゴスの自然が身近に感じられるような写真だ。
オーソドックスな展示の構成が、とても写真を見やすくしている。展示点数は多くないが、逆にバリエイションの豊かさが感じられるのはなぜだろう。(会期は8月10日まで)
リコーフォトギャラリーRING CUBEでは越智隆治さんの「海獣たちとにらめっこ」が開催されている。
特にデザインプロデュ–スをリコー総合デザインセンターが行っている。世界中の海獣の海を再現した大掛かりで立体的な展示だ。まるで海や水族館にいるような気がする。大人から子供まで楽しい世界が再現されている。
写真展のサブタイトルに「イルカ、マンタ、アシカ、ゾウと出会う写真展」とあるが、海獣達の表情や仕草を良くとらえられていると思う。(会期は9月4日まで)
昨日、神田の学士会館で行われた海野和男さんのパーティに出席する。
海野先生の4冊の出版とオリンパスギャラリーで開催された写真展「小諸日誌パート5」をお祝いした会であった。
同時期に4冊を出版、また12年間続けれているWEBによる5回めの写真展、まさに写真界においての偉業である。
出席者は220名。発起人はカメラメーカー、出版社、写真団体など、多岐にわたっていました。今さらながら、先生の活躍を確認しました。先生は特に「子供達に写真を記録する喜びを伝えていければと考えております」と、未来の子供達に期待を寄せていました。私は二次会も参加させて頂き、写真家や出版社の方などと有意義な交流を持てました。