東大卒のエリートサラリーマンが
定年退職を迎えた後の生き方を
コミカルに描き出した『終わった人』を
鑑賞して感じたこと。
それは、作品の中で描かれる
「他人事」ではないということ。
エリートサラリーマンと言っても
社長まで上り詰めることもないままの定年退職。
99%のサラリーマンは、
映画の主人公と同じ状態で退職を迎えます。
もちろん私も!
コミカルな作品なので、
年金問題などの経済的不安要素は
直接的に描き出されていませんが、
その観点を考慮すると、
なりゆきのまま生きることの危険性を感じずにはいられない作品。
「何に時間を使うのか?」
「何にお金を使うのか?」
「誰と一緒に過ごすのか?」
突き詰めていくと
「何のために生きるのか?」
という哲学的な問いに行き着きます。
この問いは、会社が決めた規則的な生き方をすることに
慣れ親しんでしまったサラリーマンにとっては
即答困難なもの。
かくいう私も数年前から向き合っている問いに
即答できるように模索中!
ついついラクな方向に逃げがちな私の性格を勘案すると
定期的に鑑賞してみようと感じた瞬間でした。
せっかく与えてもらった時間(=命)なので、
主体的に使い、楽しみたいものですね♡
【しあわせです、感謝】
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