随分と間が空きましたが、何とかかんとか生きてます。
先日見た「パリ タクシー」という映画も感動したのだけど、
今日は、久しぶりにMETライブビューイング2022-23のオペラでローエングリンを
観てきたので、その備忘録。
言わずと知れたワーグナーのオペラ。
4時間56分。(って5時間じゃん)なんで、座席はエグゼクティブシートを頑張って予約して、
途中2回の休憩で食べるおにぎりとおやつ、お茶を持参。
以下はまたまた公式サイトからの写真引用ですが、、、
新演出だと思うのですが丸い穴の開いたとこから最初は月が見えて、
地上と地下を表しているそうです。
で、騎士が白鳥に乗って現れるというシーンですが、まさかとは思いましたが、やっぱり、、、
騎士がYシャツとスラックスはいてて普通の仕事人姿ではないですか!!
騎士役のベチャワさんが若々しくてよかった。。。
しかも、バイエルン公国のルートヴィヒ2世が陶酔していたのは有名な話ですが、
城の中に劇場を造ってローエングリンが白鳥に乗って登場するシーンを好んだという話もあり、
騎士の登場は白鳥とセットと思い込んでました。
が、どうでしょう!!白鳥は出てきません!
羽のプロジェクションマッピングのようなものは出てました。
そして、エルザ役のタマラ・ウィルソンの美しいソプラノにうっとり。
あれ、、、誰かに似ているかも。。。誰だっけ???と思いつつ、
2幕目もどんどん盛り上がり、ついにクライマックスの3幕目に突入!さあ!どうなる???
そして、以前観たMETでのワルキューレでブリュンヒルデ役をやったガーキーさんが、
超悪役やってます。
カラスを真似てたと言ってましたが、はまり役なこと!迫力あるし、表情もうまい!
途中で指揮者のヤニック・ネゼ=セガンさん ↓ のアップ映像も見えましたが、
この指揮者、爪にマニキュアしていておっしゃれ!
第三幕では有名な結婚行進曲(ターンタカターン♪ってやつ)が流れてきて、
へええ~ と思ったのですが、いや、待て待て!
これは、この流れは、、、結婚式ではこの曲は使ったらいかんじゃん!!!
結婚式は挙げてもその初夜で破局してしまうじゃないか!!!
真の愛とは、疑わない心とは、肩書のない愛とは、とかとか。
あとドイツ国家のために戦うとか宗教とか、聖杯伝説とかいろんな要素があって、
それらを抽象的に描いてあるのですが、それを読み解くのも面白いかも。
とか思い始めながら、第三幕の途中で、
エルザ役のタマラ・ウィルソンがマツコ・デラックスに似ていると気づいてからは、
もうエルザがマツコに見えて仕方なかった
しかし、ワーグナー恐るべし!