14時にチケットを引き替えて並ぶこと30分。
やっと開場です。
この日の京都は暑かった~~。
というか祇園さんのときは蒸し暑いのは恒例ですが。
自由席なのですがなぜか最前列のセンターは空いてました。
私も前の方の席をゲットできました。
最前列は近すぎて恥ずかしいですね~~。
まずフリートークからで袴姿のお二人登場です。
このお二人正邦さんのおじい様が人間国宝の茂山千作さん、よね吉さんの師匠の師匠が人間国宝の桂米朝師匠で身近にいらっしゃるので話題はそちらにいきます。
米朝師匠は今年お亡くなりになられたのでそのときの米朝一門の様子などを教えてくださいました。
お弟子さんがずっと夜通し5日間米朝師匠のおそばにいたこと、喪主の米團治師匠が葬儀の段取りどころでなくて(親を亡くされたらそうなると思います。)周りが段取りをしたこと。
そこで正邦さんもうちも親父たちがそういう状態なので自分たちが段取りをしたと。
終わるまでは気が張っていたので実感はわかなかったそうですがすべてが終わってから寂しさを実感されたそうです。
そういう話は普通にお葬式あるあるでした。
互いに人間国宝エピソードが多すぎて毎年話題が出ても話が被らないのはやっぱりすごいなあと、どんだけ話の引き出しが多いのかと。
そしてご本人たち主に独身貴族を謳歌しているよね吉さんにお約束の結婚問題。
これは最後の砦といわれている蔵之介さんも聞かれることなので独身だと仕方がないのでしょうね~~。
そして今回のかける狂言と落語について。
狂言は「今参り」という聞いたこともない曲なのですが、それもそのはずでおじい様の千作さんも面白くないとしなかった、お父様の千五郎さんも20代のときに一度かけただけ、ということは50年ぶりにされるものなのだそうです。
だからこそどんな反応が返ってくるのかやってみたいと。
よね吉さんの「文七元結」はもとは江戸の落語で上方の気質に合わないのではないかとあまりされる方がいらっしゃらないそうです。
そんな笑いが仕事のお二人があえて笑えないものをするというこのコラボがいいのです。^^
まず「今参り」から。
ストーリーはシンプルであるお大名が使用人が欲しいと太郎冠者に探してまいれと言いつけます。
太郎冠者は町で仕事を捜している男(新参者)を見つけスカウトするわけです。
お大名が面接をしてOKだったら採用されます。
そこで太郎冠者は自分の主人はダジャレや冗談が好きな人なので気の利いた返答をするようにと入れ知恵を授けます。
その問答が「~~~とかけまして~~~~~と解く。」「その心は?」でオチとなる大喜利っぽいのです。
前半のそこに行くまでが長くて笑えな~いとこなのですが、後半のその新参者(今参りと呼ばれます)と大名の掛け合いと大名の謡に合わせて舞う今参りのコミカルな動きが面白いというより楽しいのです。
後半は笑いに包まれておりました。
次はよね吉さんの「文七元結」
これは歌舞伎でもされているそうです。
腕のいい左官の長兵衛さん博奕で借金をこしらえ、働いて返せばいいものを次こそ大勝して返してやる~と博奕に明け暮れた結果、着物、家財道具まで売っぱらってしまい年も越せない始末。
家のピンチに娘のおひさが自分を身売りして作った50両、一年後一日でも過ぎたら娘は女郎となってしまう。
そこで目が覚めた長兵衛さん娘のために頑張るぞ~~と50両持った帰り道にお店者が集金してきたお金50両を盗られたと橋げたから身投げしようとしているところに出くわします。
そこで長兵衛さんはなけなしの50両をその男に与えてしまいます。
家の借金が50両、おひさが作ってくれた50両も返さなければならない、そんな50両をお店者に与えてしまい合計100両の借金、さあ長兵衛さんどうする??
私はお江戸の「文七元結」を聞いたことがないので上方の気質に合わないのではと言われる意味がわからないのですが、人情は一緒だろうなあと。
もしかして江戸っ子は粋が命、お店者にお金を使えと渡すシーンがポンと景気よく渡してくよくよしなかったのではないかなあと。
上方の長兵衛さんは困ってるお店者を見捨てることはできないけれど50両もの大金をポンとは渡せずえらいことした~~という葛藤がありました。
そこのコミカルなところが上方らしいのではないだろうかと。
桂よね吉さんは歌舞伎がお好きだそうで、去年も「中村仲蔵」と歌舞伎のネタでした。
笑えないではなく笑わせてホロリとさせる人情話ぐっと引き込まれました。
年に一度のこのコラボ、互いにお忙しいので大変だと思いますがとても楽しそうでお二人もこの年に一度の逢瀬を楽しんでおられるのかなあと思いました。
来年の祇園さんの頃に笑えるのに「笑えない会」楽しみにしております。
やっと開場です。
この日の京都は暑かった~~。
というか祇園さんのときは蒸し暑いのは恒例ですが。
自由席なのですがなぜか最前列のセンターは空いてました。
私も前の方の席をゲットできました。
最前列は近すぎて恥ずかしいですね~~。
まずフリートークからで袴姿のお二人登場です。
このお二人正邦さんのおじい様が人間国宝の茂山千作さん、よね吉さんの師匠の師匠が人間国宝の桂米朝師匠で身近にいらっしゃるので話題はそちらにいきます。
米朝師匠は今年お亡くなりになられたのでそのときの米朝一門の様子などを教えてくださいました。
お弟子さんがずっと夜通し5日間米朝師匠のおそばにいたこと、喪主の米團治師匠が葬儀の段取りどころでなくて(親を亡くされたらそうなると思います。)周りが段取りをしたこと。
そこで正邦さんもうちも親父たちがそういう状態なので自分たちが段取りをしたと。
終わるまでは気が張っていたので実感はわかなかったそうですがすべてが終わってから寂しさを実感されたそうです。
そういう話は普通にお葬式あるあるでした。
互いに人間国宝エピソードが多すぎて毎年話題が出ても話が被らないのはやっぱりすごいなあと、どんだけ話の引き出しが多いのかと。
そしてご本人たち主に独身貴族を謳歌しているよね吉さんにお約束の結婚問題。
これは最後の砦といわれている蔵之介さんも聞かれることなので独身だと仕方がないのでしょうね~~。
そして今回のかける狂言と落語について。
狂言は「今参り」という聞いたこともない曲なのですが、それもそのはずでおじい様の千作さんも面白くないとしなかった、お父様の千五郎さんも20代のときに一度かけただけ、ということは50年ぶりにされるものなのだそうです。
だからこそどんな反応が返ってくるのかやってみたいと。
よね吉さんの「文七元結」はもとは江戸の落語で上方の気質に合わないのではないかとあまりされる方がいらっしゃらないそうです。
そんな笑いが仕事のお二人があえて笑えないものをするというこのコラボがいいのです。^^
まず「今参り」から。
ストーリーはシンプルであるお大名が使用人が欲しいと太郎冠者に探してまいれと言いつけます。
太郎冠者は町で仕事を捜している男(新参者)を見つけスカウトするわけです。
お大名が面接をしてOKだったら採用されます。
そこで太郎冠者は自分の主人はダジャレや冗談が好きな人なので気の利いた返答をするようにと入れ知恵を授けます。
その問答が「~~~とかけまして~~~~~と解く。」「その心は?」でオチとなる大喜利っぽいのです。
前半のそこに行くまでが長くて笑えな~いとこなのですが、後半のその新参者(今参りと呼ばれます)と大名の掛け合いと大名の謡に合わせて舞う今参りのコミカルな動きが面白いというより楽しいのです。
後半は笑いに包まれておりました。
次はよね吉さんの「文七元結」
これは歌舞伎でもされているそうです。
腕のいい左官の長兵衛さん博奕で借金をこしらえ、働いて返せばいいものを次こそ大勝して返してやる~と博奕に明け暮れた結果、着物、家財道具まで売っぱらってしまい年も越せない始末。
家のピンチに娘のおひさが自分を身売りして作った50両、一年後一日でも過ぎたら娘は女郎となってしまう。
そこで目が覚めた長兵衛さん娘のために頑張るぞ~~と50両持った帰り道にお店者が集金してきたお金50両を盗られたと橋げたから身投げしようとしているところに出くわします。
そこで長兵衛さんはなけなしの50両をその男に与えてしまいます。
家の借金が50両、おひさが作ってくれた50両も返さなければならない、そんな50両をお店者に与えてしまい合計100両の借金、さあ長兵衛さんどうする??
私はお江戸の「文七元結」を聞いたことがないので上方の気質に合わないのではと言われる意味がわからないのですが、人情は一緒だろうなあと。
もしかして江戸っ子は粋が命、お店者にお金を使えと渡すシーンがポンと景気よく渡してくよくよしなかったのではないかなあと。
上方の長兵衛さんは困ってるお店者を見捨てることはできないけれど50両もの大金をポンとは渡せずえらいことした~~という葛藤がありました。
そこのコミカルなところが上方らしいのではないだろうかと。
桂よね吉さんは歌舞伎がお好きだそうで、去年も「中村仲蔵」と歌舞伎のネタでした。
笑えないではなく笑わせてホロリとさせる人情話ぐっと引き込まれました。
年に一度のこのコラボ、互いにお忙しいので大変だと思いますがとても楽しそうでお二人もこの年に一度の逢瀬を楽しんでおられるのかなあと思いました。
来年の祇園さんの頃に笑えるのに「笑えない会」楽しみにしております。