金魚cafe

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マクベス大阪楽日

2015-08-18 00:25:10 | 佐々木蔵之介さん
マクベス大阪千秋楽に行ってきました。

昨日と同じ時間ぐらいに到着してキューズモール行ったりとデジャヴのような。

残すところあと5公演ですか?

山登りにたとえられていた蔵之介さん、今何合目まできてますか?

私は一緒に登れないけれど一緒に登った気持ちになりたいです。

登って降りるまでが登山、どこが頂上になるのでしょうね~。

大阪最後だからと気合入ったマクベス、レディマクベスの掛け合いは今まで観た中で一番熱かったです。

片方が押せが片方は引く、最後までぴったりと合った夫婦でした。

最初はレディマクベスが押せ押せでマクベスは引き気味でしたが、立場が逆転していきます。

「もう寝るな!マクベスは眠りを殺した~。」と自分のやったことに怯えていたマクベス、そんなマクベスを意気地なしと詰ったレディマクベスが罪の重さで見えない血のシミに悩まされて人格が崩壊していく、それでも蔵之介さんのレディマクベスは綺麗だと思ってしまいました。

この患者(蔵之介さん)は眠ることを怖がっているのだろうか?

原作では「心の調和が大きく乱れている、心によほどの重荷を抱かえている。」というセリフが出てきますが、そこがマクベス、レディマクベスと患者がシンクロしているのかなあと。

彼は、刑事ドラマやミステリーのように何か起こった出来事の関係者で彼自身からいろんな痕跡が見つけられてなぜそのようなことが起こったのか?事情を知りたいけれど彼はいきなりマクベスを演じだしてしまう。

これでは彼から事情が聞けない、だから専門の医師に鑑定してもらおうと病院に連れてきて患者の様子を観察している。

彼に診察も治療を行わないのはそういう事情なんだろうか?と。

私は勝手にいろんなイメージが膨らませてしまいました。

皆いろんなことを考えてしまうこのマクベス、一度ではわからず、二度目でなんとな~く、そして今回ミステリーとして観てみると面白い、そういことを想像しながら観ていました。