金魚cafe

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三喬三昧 御堂会館

2014-11-02 23:39:34 | 落語
年に一度大阪の御堂会館で笑福亭三喬さんの独演会「三喬三昧」というのがあります。

笑福亭三喬さんとは結構長いご縁でして今までTV、ラジオで聞いていた落語をちゃんと生で聞いてみたいと思ったのはこの方の落語を生で聞いたからでして、そこから東京の柳家三三さんも聞きに行くようになりと落語とご縁があるようになりました。

いつも11月の御堂筋の銀杏並木が色づくころにある独演会。

今回は
天狗さし  笑福亭喬介
べかこ   笑福亭三喬
くしゃみ講釈笑福亭三喬

    仲入り

太神楽   豊来家一輝
高津の富  笑福亭三喬

と三喬三昧の内容です。

天狗さしは三喬さんのお弟子さんの喬介さん。
あるちょっと間抜けな男が新しい商売を始めようとなんと天狗を捕まえようと鞍馬山に行く話で、この世に天狗などいるはずもなく、捕まえたのは~~鞍馬山に居たお坊さん、さあ間抜けな男はどうなったか??^^

のびのびとおおらかな感じで客席もガンバレよ~~と暖かい雰囲気。

次が師匠の三喬さんのべかこ。
これは噺家さんが出てくる話でこれは上方だけでお江戸の落語では新作はありますが、古典落語では噺家さんが登場することはないそうです。
べかこというのは昔のあっかんべ~~のことだそうです。

江戸時代、芸人さんが巡業にでると短くて半年、長いと2年と長い旅になるそうで、主人公の噺家泥丹坊堅丸(どろたんぼうかたまる)さんが佐賀まで巡業で来て、お城のお姫様が気の病で臥せっているので楽しいことをとお屋敷に呼ばれた堅丸さん、小話をしてもお姫様は笑わずでとうとう頭に来てべかこ~~(あっかんべ~~)とやってしまいお姫様はびっくりしてひっくり返ると大騒ぎでご家来に怒られて縄で縛られ天井からつりさげられるという話です。
あまり聞いたことがない珍しいお話です。

くしゃみ講釈はこれは桂枝雀さんのを何度もTVで聞きました。
昔は講談を聞きに大勢の人が寄席に通っていたそんな時代に講釈師のせいで失恋した男が仕返しに語ってる最中にくしゃみをさせて邪魔をしようと悪戦苦闘する話でくしゃみをさせるのに胡椒を買いに行くのですが何を買いに行くか忘れて思いだすのにまた悪戦苦闘するところが面白いのです。
講談の場面が武田信玄と徳川家康の戦いの場面でこれを覚えるだけでも大変だなあと記憶力のすごさに感心いたしました。

15分の休憩をはさんでここで太神楽です。

蛇の目傘で毬を回したり、ばちを口にくわえて土瓶をくるりと回したり落ちはしないかとハラハラピタッと決まった時は拍手喝さいでした。
とても神経を使う芸なので土瓶が落ちそうになったりします。
そんなとき慌てずに落ち着いてさりげなく芸を続ける。
これぞプロですね。

そして最後が高津の富。
米相場で財産を無くした男がふらりと入った宿。
お金がないとは言えず、自分は大金持ちの長者で2万両の商談で大阪に出てきた、家では千両箱を漬物石にしてるなんて見栄を張ります。
そんなお金持ちなら富くじを買ってくださいと旅館の主に頼まれなけなしのお金で富くじを買います。
それなのにもうお金なんて家にうなるほどあるので一等の千両が当たったら半分こするとまた見栄を張り絶体絶命です。
次の日に当選発表があり何と!当たっていたのです。
宿に戻って商談はうまくいかずで疲れたから寝ると部屋に引きこもります。
旅館の主も当選番号をひかえていて当選したとびっくり。
さあオチはどうなるかと。^^

この前の三遊亭白鳥さんの富Qでもそうですが落語では宝くじは当たるようになってるんですね~。
当たったそのあとが面白い。^^

こうやって書いておりますが私の文章力では力足らずでどこが面白いの??ってなってますね。^^;
やっぱり落語は聞くに限ります。
















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