パーマ屋のおばちゃんがさっきもうちに来て、
「エリーゼのために」を弾いてと私に言い、弾きました。
折角だから、3灯のシャンデリアを灯して。
この曲は保養先でも中学生女子らに弾いてと熱烈に頼まれて弾くと
殊更感激されました。 保養先での歌の思い出 保養先での歌の思い出②
弾くのはそれ以来ですが、心を籠めて弾きました。するとやはり感激してくれました。
彼女の少女時代に「学校の先生が弾きござるのを聞いて」以来の憧れの曲だそうで。
時代は終戦後だったそうです。「えらい美しか曲じゃろが?」と言いました。
私にもそういう特別な思い出はあります。
小学校の音楽の先生が弾くこの曲の優雅さに魅了されました。↓ 今でも特別な曲です。
beethoven menuetto (過去記事:秋に聴きたくなる音楽2)
多分、こういう世界とおよそ逆のような世界にいるからこそ、強く魅かれたと思います。
子どもの感受性で受ける刺激は、大人よりもずっと強くて、憧憬が残っています。
それを壊さないようにして、原体験のそれとは違うかもしれないけど
聴く人がいい再会ができたら素晴らしいですね…
保養施設では重度鬱病の女の子にサティのジムノペディをリクエストされました。
その曲は心を落ち着かせるから好きだと彼女が言いました。たしかに。
さわり程度しか弾いたことなくてうまく弾く自信なかったけど、弾くと
とても喜ばれました。ピアノを弾いて人に喜ばれると、私もとても嬉しいです。