ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

カルト状態

2020-01-11 | 口だけの知性・欺瞞

カルトについては、大学の一般教養の必須科目として学んだ。カルト新興宗教の餌食になってしまっている知人を

気がかりに思っている。マインドコントロールを解く試みは色々とされてきたが、それは今でも強固である。

集団自殺したり、非科学的な教義を信仰したりせずとも、カルト状態は色んな所でみられる現象である。

 

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カルトには、以下のような特徴がある。

(1)教祖の絶対化、(2)教団批判の禁止、(3)睡眠・食事の制限、(4)高額の寄付、(5)情報の遮断、

(6)長時間の労働、(7)教祖のハーレム構造、(8)タテの構造、(9)訴訟の乱発

このうちのいくつかでも揃えば、立派な破壊的カルトとなるという。

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(1)教祖の絶対化  教祖の君臨    同調・忖度の発言以外、受け入れられない

(2)教団批判の禁止 批判や異論を言うと糾弾、つるし上げ、粛清が起こる  実質的な言論封じ

(4)教祖の関わるものへの寄付募り   同調前提  同調圧力

(5)情報の遮断  教祖の考えと同調する考えにだけ触れされ、その考えを強化していく 妄想共同体の形成  

(7)教祖のハーレム構造   教祖や組織への賛同の声を正当なものとし、去っていった人達を軽蔑する  悪く言う

(8)タテの構造    平等、対等がない  Bossと従者の構図   

(9)訴訟の乱発    過去にもトラブルが頻発している  人が辞める

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破壊的カルトの特徴    (カルト宗教から家族を守る マインドコントロール  より抜粋)

・思考、感情、行動、情報のコントロール(マインドコントロール)

・一般社会や信者以外の人間の敵視、蔑視、軽視など。

・規模:いろいろ

・教祖:個人教祖の特徴、存在の有無など、いろいろ。

・ライフスタイル:厳しいものから不道徳なものまで、いろいろ。

・教祖、または教団組織への絶対服従。教義が変わったときには、自分の考えもそれに合わせる。

・批判的思考の否定

・目的のための手段の正当化

・世界観の分化。教団組織は善、それ以外は悪。

・救いや、心の平和は、教団組織に従うことによってのみ得られる。

(伝統的なキリスト教なども、教会の存在を重視します。しかし、救いは、信者と神との個人的関係にあると教えます。神を信じる者が救われるのであって、教会や牧師に従う者が救われるのではないわけです。)

・脱会者には、恐ろしい制裁がくだされる 

(一般の宗教であれば、その宗教団体から脱会しても、入会前の状態に戻るだけです。それに対して、脱会すると、前よりももっとひどい目に合うと教えます)

・教団組織を個人より優先する、全体主義的体制。

・これまでの人間関係や人生の目標など、過去との断絶をさせる。

*全ての破壊的カルトが上記の特徴全てを持っているわけではありません。また、客観的には上記の特徴があっても、信者である本人は、全く気づかない方が普通です。

 

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破壊的カルトのチェックリスト

勧誘方法は良心的か

教祖や教団組織に盲従するようにしていないか

教団組織の外の世界を極端に悪く言わないか

信者の個性を尊重するか

異常に厳しい生活上の決まりはないか

外部の情報を自由に得られるか、またそれらの情報への態度はどうか

伝統的宗教を極端に軽蔑していないか

一般の学校への進学に積極的か消極的か

信者の自主性やプライバシーを尊重しているか

信者の過去の出来事や人間関係をバカにしていないか

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カルト状態下においては、あの手この手で誘導などの操作(:相手を自分の思い通りに動かそうとする行為)が試みられる。

誘導操作や丸め込みが通用しないと、今度は脅迫を伴う弾圧・迫害・排除にかかる。

健全な人間関係においては、操作という行為は行われない。   知っている人は騙せない    騙されない

心理操作や制裁(報復)行為のためには手段を選ばず、教義に矛盾すること(けがすこと)が平然となされる。

 

またカルトは自らのカルト性を否定する。カルト状態にあるのに、それを認めない。

カルト宗教の極端な形態を引き合いに出して、カルト性を否定するが、実質的なカルト状態にある。

指摘した人の感じ方を否定し、粛清する。

 

      



自分の言葉で語っているか。その言葉は、大地を踏む足の裏から、体を通って、発せられた言葉であるか

借り物の言葉であるか。借り物である場合、頭と首から下が分裂している状態となっている。

内面に調和のない状態となっている。

 

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【追記】

自らをカルト教徒の親の犠牲者だと言う人がいました。

私もそういう方を身近に知っていて話を聴いていたのと、カルト教徒二世の手記を読んだりしていたので、

大変な苦労を背負われていると思いました。そして、気づいたことがありました。

カルト教徒の親がすると言われていることと同じことを、その方は他の人にしていました。

目覚めている私達 or  目覚めていない世の人  過激な戦闘 or   隷従  というような二元論思考、

単純でないものの単純化、A or  Bという極端思考による二択  ゆえに矛盾でないものを矛盾だとして

認知的不協和に陥りやすい、「目覚めている」自分への特権意識   内包したキレやすさ

そういったものが見られました。AでありながらBといった自然な状態に対して、「俄かに信じ難い」と

言われていました。単純一本でないものをありのまま理解しようとすることが、苦手のようでした。


私が知っている、カルト教徒の親のふるまいと、その方のふるまいは、非常に重なっていました。

 

                  



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