年下の先生の社会に関する講義の思慮深さに魅了されます。
「ある変数が+に作用していったとしても、ある局面で-に転化し始めるっていうことが
たくさんある」 「一貫して正の作用をもつものはないかも知れない」
「+に見える因子があるタイミングで-に転化したり、-に思える因子が+に転化する
タイミングがあるんだって考えると、杓子定規な一般理論 なにかカセットみたいに
ぶち込んだらずっとそのまま普遍的に法則が出るっていうものは存在しない」
その因子は、併存する他の諸因子との兼ね合いで、どういう現象を導くかはいつも変わる。
連動する他の諸因子との関係で、+に作用するか-に作用するか、多様に変わる
ということを言っているのでしょう。
歴史上の「英雄」になっている人達をあまり買い被るなとも言っているようです。
エドワード・ハレット・カーの「歴史とは何か」(1961)にも彼は別の時に触れていましたから。
この話を聴いた時、私はrevolution: re 再び volute 巡り来ること と 改良という概念
を思いました。大学時代にこの改良という概念を学んだことが、今でも深く印象に残っています。
生活者としての経験とも噛み合っていて、非常に大切なことを言っていると感じました。
他の因子はそのままで、1つ因子を変えたなら、それらの相互作用により、大きな変化が起こりうる。
ぶっ壊す系の Great New Changeを派手に施してみせることより威力があることも。
それだけを何かと取り替えるあるいは新しく付け足すことで、すべてを変える
Jorkerのようなカードはないでしょうか…
そのカードによって、今まで人々の頭を踏みつけながらドヤってた人達が
ひざかっくんを受けます。 や~いや~い** *★ ○ ◎ ●☆ * **
What a wonderful world this would be...
そんなものは、ないよ と言われるでしょうか
ワンダフルワールド