人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

離れ小島

2016年05月02日 | 旅行

瀬戸内海に浮かぶ

小さな島に旅をしました。

ちょっとした山に登ることになって

しーんとした中で

とうとう一人のおじいさんに

出会い、道を尋ねた

と思って。

そうしたらおじいさんは

ほんとに親切に親切に教えて

くれただけじゃないのです

「道に迷ったらわしの家は

ここじゃけえ、泊まりにおいで」

と言ってくれたのです。

まあ、軽口とは思いますが

ほんとに「泊めて」と言ったら

泊めてくれそうな気配。

女三人、中には若い人もいて

きっと老夫婦は歓待してくれる

と思わせるような

気がしました。

瀬戸内海の小島には

まだまだ熱い人情が

生き残っていたのだなあと

思った旅でした。

それにしても

日本の島々に

もっと人が住んでてほしいなと

住んでいない自分が

こんなこと言うのは

傲慢かもしれませんね。