瀬戸内海に浮かぶ
小さな島に旅をしました。
ちょっとした山に登ることになって
しーんとした中で
とうとう一人のおじいさんに
出会い、道を尋ねた
と思って。
そうしたらおじいさんは
ほんとに親切に親切に教えて
くれただけじゃないのです
「道に迷ったらわしの家は
ここじゃけえ、泊まりにおいで」
と言ってくれたのです。
まあ、軽口とは思いますが
ほんとに「泊めて」と言ったら
泊めてくれそうな気配。
女三人、中には若い人もいて
きっと老夫婦は歓待してくれる
と思わせるような
気がしました。
瀬戸内海の小島には
まだまだ熱い人情が
生き残っていたのだなあと
思った旅でした。
それにしても
日本の島々に
もっと人が住んでてほしいなと
住んでいない自分が
こんなこと言うのは
傲慢かもしれませんね。