人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

生きるよすがはーー

2018年06月19日 | 日記

ひとはみな

何かしら生きるよすがに

すがって生きているのでしょう。

けれどもどう探してもよすがの見つからない

老人もいるかもしれません。

あるいは若い人だって

生きるよすがをなくしたら

生きていこうという気持ちも失せるでしょう。

ところでーー

この私ときたらやっぱり

息子たちを「生きるよすが」にしているのですね。

だから

我が子を失う状況は私の終わるときなんです。

自分がこれという

立派な仕事、腕前、誇り、技みたいなもの

何一つ持っていないから

すがるものは息子たちなんです。

子のない知人は趣味をよすがとしていますし

ある人は夫の介護をよすがとしています。

何にしろ

生きるのに「よすが」はなくてはならぬもの。

ああ、だから

地震で9歳のお子さまを亡くされた

親御さんは今

どんな悲痛な思いかと

胸を痛めております。

でもーー

あちこちで子殺しのニュースが飛び交う昨今の

日本

どうなっちゃったのでしょうか・・・