人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

親友を失った話

2018年06月23日 | 日記

高校時代の親友

ずっと文通もしていたけれど

彼女の娘が年頃になったと

一通の手紙が来ました、

それはだれかいいお婿さん候補はいないか

という依頼の手紙。

今から思えばごく当たり前の手紙なのでしょうが

私ときたら

「それは彼女自身に選ばせるべきで

親が差し出るものではなかろう」と

青臭い論でもって返事をしたところ

それっきりになりました・・・

一人の人生を左右する相手を見繕うなんて

傲慢だと思っていた

日頃の論をぶつけたのでした・・・

はるか昔の話です。

親友はまだ元気でいるかしら。

娘は幸せにくらしているかしら。

自分で相手を見つけたかしら。

そしてある日ふいに

親に

「私、結婚します」と

告げたかしら。

他人の

そして我が子の結婚の相手を見繕う人たちがいるって

私には今も

解せないことなのでした。

親友を失っても、です・・・・

自分の人生は自分で責任を負いましょう。