高校時代の親友
ずっと文通もしていたけれど
彼女の娘が年頃になったと
一通の手紙が来ました、
それはだれかいいお婿さん候補はいないか
という依頼の手紙。
今から思えばごく当たり前の手紙なのでしょうが
私ときたら
「それは彼女自身に選ばせるべきで
親が差し出るものではなかろう」と
青臭い論でもって返事をしたところ
それっきりになりました・・・
一人の人生を左右する相手を見繕うなんて
傲慢だと思っていた
日頃の論をぶつけたのでした・・・
はるか昔の話です。
親友はまだ元気でいるかしら。
娘は幸せにくらしているかしら。
自分で相手を見つけたかしら。
そしてある日ふいに
親に
「私、結婚します」と
告げたかしら。
他人の
そして我が子の結婚の相手を見繕う人たちがいるって
私には今も
解せないことなのでした。
親友を失っても、です・・・・
自分の人生は自分で責任を負いましょう。