94歳になる
それは知的な、元気なご婦人。
毎日何かしていないと辛いーー
そうですとも、人間、何もしないでいるって
ことほど辛いことはないですね。
まるで拷問です。
尤も、男性にはそれが平気な人もいるようで・・・
女性はこれが苦手でございます、
何もしないでいるって !
で、このご婦人はひ孫のためにせっせと毎日
何かを作っていらっしゃいます。
毛糸で編んだ帽子、ケープ、
その他その他。
毎日ですから、溜まりに溜まっていくのです。
でですね、話はここから。
ひ孫のお母さんはご婦人の孫娘、
そのお母さんは
ご婦人から見ればおヨメさん。
これが直系の「娘ー娘ー娘」なら問題ないのですが
「ヨメー娘ー娘」って、
ちょっと縁遠いんですね・・・
そして山のように送られてくる
毛糸の帽子ほか・・・
が
果たしてありがたいものなのか
それともーー
ありがた迷惑なのか
ってところが
微妙なのでございます。
と
私などは思うのですが
ご本人はいたって幸せそうに今日も
せっせとケープを(何枚目かの)編んでいらっしゃいます・・・