久々の友人の訪れで
尺八を聞かせてもらいました。
今までずっと忘れていた
日本の音でした。
真竹で作ったこの楽器の音の
なんと身の引き締まるような
飄々とした音色
秋風のごとし。
最初は「川の流れのように」のように
ポップな曲を吹いていて
あれれ、尺八ってこんなだったっけ
と
思ったのですが
なんのなんの。
竹文化の極致ですね。
秋の夜長の素敵な時間。
笛の文化はインドやあちこちにもある
と思いますが
あの尺八の持つ響き
余韻縹渺たる音色はやはり
尺八独特のものではないでしょうか。
昔
虚無僧が吹いている姿を見たことがありますが
今はもう
こんな修行僧はいないのでしょうか。
あの姿と尺八は「修行」の姿なのだと
友人に教えてもらいました。
風景としても美しい姿でした。