日々の美学を求めて

秘湯・グルメ・旅行・ポケモンgo・ムーミン
(粋と張りを本領とし計らって活きる)

「悪人」(DVD)

2011年06月05日 | 映画(DVD)
「悪人」(DVD)

吉田修一のベストセラー小説を、妻夫木聡と深津絵里主演で映画化。長崎の外れのさびれた漁村で生まれ育ち、恋人も友人もなく、祖父母と暮らす土木作業員の清水祐一と、佐賀の紳士服量販店に勤め、妹と二人で暮らすアパートと職場を往復するだけの退屈な毎日を送る馬込光代。孤独な魂を抱え偶然出会ったふたりは刹那的に愛し合うが、祐一にはある秘密があった。モントリオール世界映画祭に出品され、深津絵里が最優秀女優賞を受賞した作品。・・・解説はこんな感じです。

モントリオールで深津絵里が賞を取りましたね。

深津絵里だけでなく、妻夫木もよかったし、柄本明もよかった。樹木希林もよかった。
タクシー運転手やバス運転手も良い味を出していた。

人が誰でも持ってる『悪』の部分、というより、弱い部分なのかもしれません。


柄本演じる被害者の父親の呟き、、『あんた大切な人、おるね?』あのシーンは泣いた。

どばっと泣いたのは、モロ師岡演じる、バスの運転手の一喝。
『あんたは悪くない』
やでんでんタクシー運転手の言葉ですね。

マスコミの、正義面した『悪』
報道の仕方によって、被害者も『悪人』のようになってしまう。

『あの人は悪人なんですよね』・・・この言葉。

人は誰でも悪人になるかもしれない、と考えさせられる映画でした。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする