いよいよ晩夏 小暑 初候 温風至(あつかぜいたる)
小暑(しょうしょ)
7月7日頃
すでに日は短くなり始めるいっぽうで、
暑さはこれからが本番です。
小暑と次の大暑(7月23日頃から8月7日頃)までの
間を暑気と呼び、暑中見舞いを出すのもこの期間です。
温風至(あつかぜいたる)
7月7日頃から11日頃。
梅雨空の雲間から注ぐ日射しは日に日に強く、吹く風も熱を帯び
始めます。本格的な夏の到来を予感させる頃です。
梅雨明けは年によって異なりますが、6月下旬の沖縄県をかわきりに、
7月20日前後には本州(今年は7月9日に関東)、そして最後に東北
は7月下旬。日本列島を南から北へ、一気に夏が駆け上がります。
遠雷やはづしてひかる耳かざり 木下夕爾
旬の魚は鱧です。
ハモ(鱧)は、ウナギ目・ハモ科に分類される魚の一種。
沿岸部に生息する大型肉食魚で、日本では高級食材として扱われる。
日本ではハモは高級食材として扱われ、特に京料理では祇園祭に食べる風習があり
、夏の味覚の代表的なものとして珍重される。
関西と関東の文化の違いが現在に至るまで如実に現れている食材の一つである。
関西においても鱧は夏の高級食材であるが、スーパーにおいても鱧の湯引きなどは
広く販売されており、生活に密着した食材である。
一方、関東においては高級日本料理店以外ではあまり目にかかることはなく、
生活に密着した食材とは言えない。消費量も関東の鱧消費量は関西の十分の一程度である。
同様の食材としてはフグ、逆に東日本で人気の高い食用魚としてマグロなどがあげられます。
旬の野菜は獅子唐辛子です。
シシトウガラシ(獅子唐辛子)はナス科のトウガラシの甘味種。
また、その果実のこと。シシトウと呼ばれることも多い。
植物学的にはピーマンと同種。
肉薄で小型の未熟果物。成熟すると赤くなるが普段食べるのは熟する前に収穫されたもの。
先端が獅子の頭に似ていることから獅子唐辛子と呼ばれるようになった。
栽培中に水分ストレスがかかったり、単為結果すると辛みが増す。
10個の中に1個ほど辛いものがあり食べ物のロシアンルーレットと言われているが、
単為結果した場合の辛みについては、種の数が少ないので、果実を触るとどれが辛いか知ることが出来る。
免疫機能を高め疲労回復に役立つビタミンCを多く含むので夏バテに効くそうです。
焼く、煮る、揚げる、さまざまな調理法で食べることが出来るが、
そのまま加熱調理すると中の空気が膨張して破裂する恐れがあるので小さな穴を何箇所か開けてから調理すると良いです。
旬の果物は李です。
スモモ(酢桃、李、)はバラ科サクラ属の落葉小高木。また、その果実のこと。
中国原産。スモモの果実はモモに比べて酸味が強いことが、
和名の由来となっている。漢字では「李」とも書かれる。英語では「prune(プルーン)」、
「plum(プラム)」などと呼ばれる。
古くから日本に伝わっており、和歌などにも詠まれる。農園で栽培される他、自生しているものもある。
日本語って綺麗で良いですよね!好きです!