シュトゥットガルト(標準ドイツ語: Stuttgart、アレマン語:Schduagert(シュドゥアガート/シュドゥアゲアト))は、ドイツ連邦共和国の都市。バーデン=ヴュルテンベルク州の州都であり、ドイツ南西部の世界都市。人口は約59万1千人(2006年)。シュツットガルトとも表記される。
ネッカー川沿いにあるドイツを代表する工業都市で、ドイツでもっとも豊かな地域といわれているバーデン・ビュルテンベルク州の州都である。ダイムラー、ポルシェやボッシュなどドイツを代表する世界的な企業の本社がおかれている。一方、ぶどうなどの栽培も盛んであり、ワインも生産され、農業も盛んな田舎街の側面を併せ持つ。シュトゥットガルトの中央駅のそばには今もブドウ畑が残る。アレマン語の系統に属するシュヴェービッシュ(シュヴァーベン語)といわれる方言が話され、北部ドイツの人たちからは田舎者と揶揄されることがある。隣接するエスリンゲン、ルートヴィッヒスブルク、フェルバッハ、ヴァイブリンゲン、などのUバーン(LRT:ライトレールトランジット、ほぼ専用軌道の路面電車)、Sバーン(都市近郊電車)が直通運転される近隣周辺都市を合わせて人口100万人を越えるシュトゥットガルト都市圏を形成する。中央駅正面から歩行者専用道路のケーニッヒストラーセが伸び、通りを進んでいくと左手に新宮殿、広場、旧宮殿、ラートハウス(市役所)、マルクトプラッツ(市場)、ブロイニンガーデパートなどが現われ、市の中心部となる。欧州議会があるフランス・ストラスブールへ車で1時間半、ミュンヘンへ2時間、フランクフルトへ1時間半、スイス・チューリッヒへ2時間半とヨーロッパのへそともいえる絶好のロケーションに位置する。近隣の都市としては、約40キロ北にハイルブロン、35キロ西にシュヴァルツヴァルトの中心都市プフォルツハイム、60キロ北西にシュヴァルツヴァルトを越えライン川沿いにドイツ連邦最高裁判所、連邦憲法裁判所の所在地であるカールスルーエ、35キロ南にロイトリンゲンが位置している。
ポルシェ博物館
駅から少し離れるがネッカー川を渡り北上したフォイヤーバッハ地区にある。Sバーン、シュトラーセン・バーンでアクセス可能。
09年1月に新しいミュージアムが完成。中にはカフェがあり、ピットを見ながら休めるようになっている。