初日は朝の6時半に行動開始してヒュッテについたのが14時半過ぎ
だいたい8時間歩いたことになる
今回は行動食としてスニッカーズと羊羮を主に食べた
ドライフルーツとナッツのミックスも持っていったけど開封せず
アルファ米も4食分持ったけど結局食べなかった
やっぱりカップヌードルが一番かな
ただしかさばるけど
他に今回は初めてコンビーフを持っていった
美味しいけどやっぱりソースが欲しくなる
二日目は4時半起床
朝日を見たかったけどやはり雲でみられず
お金を払って熱湯と水を補給した
蝶ヶ岳ヒュッテは宿泊者も水は有料
そしたら昨日のテントのひとが荷物を土間に置きにきていて
午後から雨になる予報なので天気が崩れる前に常念岳に行ってくると
朝食を食べて私達も早々に出発
二日目の目的地は常念小屋
大きく登り下りを繰り返すルート
ヒュッテから蝶槍の少し先までは雪のない山道
蝶槍を過ぎてハイマツの中を下っていくと雪の斜面が現れた
そこからアイゼン使用
急な坂をどんどんくだり蝶槍の頂はあっという間に小さく遠くなる
3日目は同じ道を登り返すので気が重たくなる
ひとしきり下ると今度は登り
雪の斜面に爪をたてながら
ちょっとずつ登る
上を見るといやになるので足元だけ見ながら登る
登りきると後ろに蝶槍
前にはまだまだ遠く常念岳が見える
あそこから来て
あそこまで行くのか
遠いなぁ
ちょうど常念岳の方から登ってきた単独の女性の登山者がいたので
シャッターのおねだり
こちらもシャッターを押す
ちょっと機嫌が悪そうだったのは疲れていたのか
「かなりきついですよ」
と言って斜面を下っていった
ここから少しのあいだ樹林帯を下って雪はおわり
途中振り返ると
下ってきたルートの隣の山を
例のトラッカーだろうか
赤いヤッケを着たひとが登っていく後ろ姿が見えた
途中ですれ違うかなと思っていたが
別なルートを選んだのだろうか
無事にテント場に帰りつくことを祈った
やっと常念岳の足元にたどり着く
急なゴロゴロした岩の連続だ
登りはじめてしばらくすると後ろから登ってくる男女二人組がいた
荷物は小さくてワカンとピッケルを背負っていた
なんか見たことある顔だなあと思ったら
蝶ヶ岳ヒュッテの小屋番さんだった
あっという間に追い越されていく
見ていたらルートの岩にシューッとスプレーで赤丸を描いた
登山道の目印をつけなおしていたんだな
常念岳には2ヶ所(かもっと?)
○のかわりにハートの描かれた目印がある
岩場が一段落して少し広くなったところで昼食、ヒュッテのお弁当
動くのをやめると途端に風で体が冷えていく
眺めはとてもよい
槍ヶ岳が徐々に近づいてくる
ゴロゴロした岩の上を渡り登って
やっと山頂の祠が
常念岳の山頂はちょっと狭めで足場が悪い
3人もいたらいっぱいかも
背後は迫る雲
前は穂高連峰を望む
天気が崩れる前に小屋につかなくては
山を下り始める
これがまた岩だらけで速度が上がらない
雪の斜面と違いどうしても道なりに折り返しながらの下りは
意外とストレスがたまる
視界の中に小屋は見えない
そうこうするうちに雪がチラチラと舞いはじめる
いや雹だ
時にパラパラと勢いを増しながら降る
やっと見えた常念小屋の遠いこと
下っても下っても近づかない
結局、2時間くらい下りにかかった
地図にある常念岳登り1時間半下り30分というのは大嘘だと思った
無荷の非常に元気なひとが登ったコースタイムだと思う
14時半過ぎ常念小屋に到着
ホッとしたが疲れた
小屋には宿泊者は4名他にテント場を使っているひとが2名ほど
有名な? イメージ、雪のトンネルの入り口だが
今年はだいぶ雪が溶けてしまっていた
小屋の周囲にほとんど雪はなかった
小屋のオーナーみたいなおじさんがいて
高田純二みたいだった
翌朝は小屋の朝食は食べないことにして早く出ることにした
お弁当はないということで
パンを買った
夕食時、従業員さんたちの方が数が多いくらいで
宿泊者が少ないので
部屋を貸し切り状態で使うことができた
乾燥室があり
タオルやアイゼンを乾かすことができた
全体的にきれいで
トイレも使いやすかった
蝶ヶ岳ヒュッテもきれいだったけど
トイレはちょっと難ありかな
室内よりも屋外トイレの方がいいかも
ちなみに常念小屋は水もお湯もお茶も宿泊者は無料だった
ものすごくリンゴジュースが飲みたかったけど(体が求めてたんだ)
缶ビールにした