一杯の粥一杯の茶に溺れ介護施設で老人は死ぬ
ほんとに
コップにたった一杯のお茶で
気管を詰まらせて亡くなるケースもある
年に何回かは食事中の窒息事故が起こる
すぐにタップしたり吸引すれば亡くなることはないが
不幸にしてそのまま亡くなってしまう場合もある
窒息している本人は
当然のことながらしゃべれないので
助けは呼べない
回りの席の利用者も
気づかない時もある
だから
食事中も見守りが大事なのだ
最低でも一人のスタッフは
フロア全体を見て
誰か窒息してないか
異常はないか見てなくてはいけない
窒息だけではなく
嘔吐している時もあるし
床におとした箸を
拾おうとして転倒することもある
わたしが学生の頃
誰かが次のように言っていた
鶴亀のように
長生きしたければ
ツルツルのむな
よくカメカメ
と
z
子供のとき
はじめてつれていってもらった
ディズニーランドで
買ってもらったのは
ミッキーの絵がついた
赤いペンライトだった
電池は何度も換えたけど
電球は球切れすることなく
ずいぶん長く手元にあった
はじめてつれていってもらった
ディズニーランドで
買ってもらったのは
ミッキーの絵がついた
赤いペンライトだった
電池は何度も換えたけど
電球は球切れすることなく
ずいぶん長く手元にあった
空飛ぶ桃の木の歌
おどろきもものき
しらないだれかの
うえたなえから
おおきくなったもものき
もものきのはな
はるははるかぜてをふって
もものみは
なつおわるころたわわにみのり
もものきは
あきはうたい
ゆきのころはゆめのなかでおどった
きょうおもいたちもものきは
あのやまこえてそらへゆく
ありがとさん
ほんとはわたしとべたのです
おきらくあいさつ
なみだのみおくり
もものきはいってしまうけど
もものきのかおりを
わたしはおぼえていよう
もものきのうたを
わたしはおぼえていよう
いつかきがむいたらまたおいで
わたしもいそがしいけど
ときどきはそらをながめてすごすよ
もものきのうたがきこえないか
みみをすますことにするよ