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ある「常会」の記録より㉜

2024-11-21 23:47:07 | 地域から学ぶ

ある「常会」の記録より㉛より

 すっかり「続き」を記すことを忘れていた〝ある「常会」の記録より〟を4年ぶりに再会する。平成20年度で終了していたが、そこからあと10年をここから再開して、記録として残すことにする。

 5冊目は「自 平成二十一年一月 常会記録簿と表紙に書かれている。始まりはもちろん1月1日、元旦である。この常会はずっと元旦に「お日待ち」行事が行われている。午後12時30分から行われたお日待ちには16名が参加。2名が欠席とあり、記録簿が残されている最初の昭和43年時の18戸と変わりはない。この年の常会長は女性である。理由は独り暮らしだからだ。どのような家庭環境であっても、常会長は回されていたということになる。

 この日区長候補の推薦が区会議員より報告され、了承を得ている。ただし、「投票は1月25日7時から20時迄」とあり、投票による信認を受けることになる。さらに記録簿には「今選挙より1戸1票に変更する」とある。これまでは1戸1票ではなかったと捉えられるが、その詳細は不明だ。この後二つある組合ごとに分かれ、組合会を行い、午後2時に神官が訪れ、神事が行われる。

 このころの集金常会は、その度に区会の報告が多く記録されている。2月27日の集金常会の席で花見の日が決められ、区内の飲食店への予約をすることが確認されている。その花見は4月18日に実施され、24名が参加したと記録にはある。複数名参加する家が必ずある。

 10月27日の集金常会の区会報告に区会構成の変更に関するものがある。次年度から副区長は区会議員からの選出ではなく別途選出するということ。また、「常会長会」を新設するとある。さらに12月23日の年末常会での区会報告によると、区会議員を選出するにあたり、45歳から68歳と年齢を制限するとともに、氏子青年については、これまで30歳までだったものを35歳までに延長するとある。

続く


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