中条村の念仏寺沢周辺の現場を訪れていたところ、小型のチョウが盛んにわたしの前を飛んでいた。最初のうちは、近づくと飛び立ってしまい、なかなか近くに寄れなかったのだが、根気よく粘っていると、地面に何度も着地してうろうろしている。顔を近づけると逃げるのに、携帯カメラをオンにしてカメラを近づけていくと、なかなか逃げない。同じようなことはトンボなどにもいえる。人間よりもカメラのような機械的なものを近づけた方が昆虫は安心して留まっている。
いつもどおり写真に納めて家で確認しようとするのだが、携帯のカメラともなると、なかなかうまくズームアップできない。ひたすらカメラを近づけていく。そのうちにわたしの手の上にきてとまり、じっとしている。逃げないようにとカメラをマクロにして間近で写真を撮るが、逃げもしない。そのうちにわたしの手に吸い付いてはごそごそやっている。あとでわかったことであるが、このチョウ人の汗にもよく集まるという。
タテハチョウ系のチョウだろうとはなんとなくわかる。検索してみると、サカハチチョウとわかった。このチョウ、春と夏の二種類の季節型があり、それぞれは同種とは思えないほど異なる紋様を持つことで知られるという。5月上旬~6月下旬まで見られる春型は、オレンジ色の幾可学模様が特徴的で、7月上旬~8月下旬まで見られる夏型は、黒地に黄白色の帯がある。逆さにした八の字を形作っているところからこのチョウの名がついているようだ(逆八蝶)。食草は、コアカソやクサコアカソ、イラクサ、ホソバイラクサなどのイラクサ科植物だという。
手の上に張り付いたようにとまったままのサカハチチョウは、盛んにわたしの手の汗を吸っている。慣れてくるとかなりの吸引力である。息を吹きかけても少しも逃げようとしない。携帯のカメラだったから、羽を広げる短い時間に一生懸命写真を撮るのだが、動きが速くてぶれてしまう。これが限度であった。いい加減に飛び立って欲しいと思い、もう片方の手で触れてやると飛び立った。普段は気ぜわしく離陸したり着陸したりしているのに、よほどわたしの汗が美味かったのか、手の上にとまった時は離陸する雰囲気はまったくなかった。
撮影 2006.8.4
いつもどおり写真に納めて家で確認しようとするのだが、携帯のカメラともなると、なかなかうまくズームアップできない。ひたすらカメラを近づけていく。そのうちにわたしの手の上にきてとまり、じっとしている。逃げないようにとカメラをマクロにして間近で写真を撮るが、逃げもしない。そのうちにわたしの手に吸い付いてはごそごそやっている。あとでわかったことであるが、このチョウ人の汗にもよく集まるという。
タテハチョウ系のチョウだろうとはなんとなくわかる。検索してみると、サカハチチョウとわかった。このチョウ、春と夏の二種類の季節型があり、それぞれは同種とは思えないほど異なる紋様を持つことで知られるという。5月上旬~6月下旬まで見られる春型は、オレンジ色の幾可学模様が特徴的で、7月上旬~8月下旬まで見られる夏型は、黒地に黄白色の帯がある。逆さにした八の字を形作っているところからこのチョウの名がついているようだ(逆八蝶)。食草は、コアカソやクサコアカソ、イラクサ、ホソバイラクサなどのイラクサ科植物だという。
手の上に張り付いたようにとまったままのサカハチチョウは、盛んにわたしの手の汗を吸っている。慣れてくるとかなりの吸引力である。息を吹きかけても少しも逃げようとしない。携帯のカメラだったから、羽を広げる短い時間に一生懸命写真を撮るのだが、動きが速くてぶれてしまう。これが限度であった。いい加減に飛び立って欲しいと思い、もう片方の手で触れてやると飛び立った。普段は気ぜわしく離陸したり着陸したりしているのに、よほどわたしの汗が美味かったのか、手の上にとまった時は離陸する雰囲気はまったくなかった。
撮影 2006.8.4
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