久しぶり。東京国際ブックフェアにVIP招待で行ってきた。田原総一朗の講演が面白かった。73歳とはおもえぬパワーがある。
「最近は新聞もテレビの影響で、右にならえの同一意見で危険だ。出版はじっくり取材して、論理的に何が正しいのか、しっかり伝えよ。あるいは、テレビや新聞のように、ただ批判するだけではなく、対抗案を示せ。」とのこと。
聞いていて思ったが、世の中の流れや大衆の意見に対して疑問や対案を示す本や雑誌が商業的に成功するとは考えにくく、何やら責任逃れの発言のような気もする。テレビにだってじっくりとした論理的批判や対案提示は、その気になればできよう。ただ、そんなことをしても視聴率がとれないだけのことである。
田原氏の出演テレビは視聴率とれるが、出版物はイマイチだそうである。その意味では出版物は良心に従い、しっかりと書いているということか。
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