テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



テルミンの音程を変化させるのに、なぜ、アンテナに手を近付けたり離したりすることによってそれができるのか。
これを説明するのに、「静電容量の変化です。」とか「コンデンサーです。」とか言うと、「あー、なるほど」と言ってもらえることもあるが、ごくまれである。

最近の学研「大人の科学」のメルマガを見ていて、学研製の真空管ラジオの選局に使うバリコン(バリアブルコンデンサー=容量を変化させることのできるコンデンサー)がブック型といって二つの電極を開閉してその距離によって静電容量を変化させるタイプのものだと気付いた。これはテルミンの説明に使うのにわかりやすい。「テルミンのアンテナと人間の体(手)の距離によって静電容量を変化させる」ということの明示的な説明に便利だからである。

では、静電容量って何?、とかいうことになると、難しくて説明できない、というか、本質的には理解できていない。
それでも、もう少しは理解をしたい、と思ってネット検索してみると、大学の講義録なるサイトがあって参考になった。
これだっ→Electromagnetics

このサイトの「静電界」のなかで静電誘導とかキャパシタの項目を見ると図解つきでわかりやすい。もちろん数式関係は一切無視。

その先、キャパシタンス(静電容量)を変化させる、すなわち、テルミンにおいてはアンテナと手の距離や面積を変化させることがなぜ音程(発振周波数)を変化させることになるのか、についてはまたいずれ。

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