テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



このまえのまえの記事のつづき、、、

【キャパシタンス(静電容量)を変化させる、すなわち、テルミンにおいてはアンテナと手の距離や面積を変化させることがなぜ音程(発振周波数)を変化させることになるのか、についてはまたいずれ。】で終わっていたエントリーのつづき。

電気の波を起こさせる回路を発振回路と呼び、いくつか種類があるらしいが、テルミンに関係あるLC発振回路というのは「この回路図」のようなものである(電気通信大学 電子工学科 実験工学研究室 (c)1995より「コチラ」勝手に拝借してしまいました)。
LCのLはコイルのことで、Cはコンデンサーのこと。回路図でいうとぐるぐる巻きのバネのように書いてあるのがコイルで、コイルの左側でニの字に斜め横棒が刺さっているのがコイル(容量を変化させられるコイル)である。
この回路でなぜ発振するか(電気の波を起こせるか)については立ち入らず、こういう部品をこう並べて組み立てれば発振するものだと思ってしまおう。

肝心なのは左端のコンデンサー。この容量を変化させると発振周波数が変化するのである。テルミンではこのコンデンサーの容量を変化させるのに、ツマミとかを使わないで人間とテルミンのアンテナとの間の静電容量の変化を利用したわけである。

さらにはこの回路で発振される周波数は高周波といって、人間の耳に聞こえるような振動ではないが、それを聞こえるような低周波に変えるしくみなども面白いのだけれど、そこは省略。周波数の変化=音程の変化ということは自明のこととして書いてきたが、そこについてはいいのかな?。それも何かの機会に書くかも。

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