秋晴れの海で

あんなに暑かった夏は、残暑を引きずることもなく
あっさり秋へと移行し、今日は秋分の日。
でも、見事な秋晴れの天気で海に出れば泳ぎたくなるほどの日差しである。
暑すぎたこの夏、オーバーヒートを恐れて海に出なかったので、
泳ぎ足りなかったつんちゃは「ウォータードッグ」の血が騒いだようだ。

９月こそ、犬の水泳ベストシーズン！とばかりに
今日も砂浜の難儀を乗り越え、嬉しそうに海に入って行った。
砂浜の復路にかかった時間に難儀したのはワタシだけど・・・。

爪が伸びてきたので、先に病院へ寄っていくことに。


つん：行先がここやってわかってたら、動かへんかったのに。


つん：だまされた。


（陰の声：歩く距離が少ないから、爪が伸びるのよね～）


行先が病院だけだと、つんちゃにすれば、マイナスポイントしかつかないので、
つんちゃの評価にプラスをつけるため、
ちょうど泳ぎたくなるような陽気に感謝しつつ、海へ出かけた。


つん：ここだけでよかったのに・・・。


つん：どれ、海に出てみっかな♪


暑いくらいの日差しで、泳ぐ気分になったようだ。


つん：こんなに海日和なら、泳いどくか。


（陰の声：おお～い、つんちゃ、海はまだだぞ～）


つん：遠いな。


つん：こんなに遠かったっけ？


つん：へこたれるぅ～。やめときゃよかった（後悔）


砂浜からやっと波打ち際が見えると、急に速度が上がった。


そしていそいそと海の中へ。


まだミドリーノも投げ込んでいないのに、


どんどん沖へ向かっていく。


無・・・。


（陰の声：おお～～い、つんちゃ～～～、帰ってこーーーい）
つん：へ？　誰かうちのこと呼んだぁ～？


今度はミドリーノを投入。


回収作業もまだまだガンバル。


つん：ミドリーノって、”わかめーの”って名前でもいけるんちゃう？


つん：なんであんな板の上に乗るねんやろ？


ちょうど、つんちゃの傍で、”板”に乗っているワンコ発見！


”板に乗るプロ”が、つんちゃが泳いでいるのを見つけて傍まで来てくれた。
トリトン：今日は頑張ってるな～。泳いでたじゃないか。


トリトン：もう一回、行ってくるか？


ウィンドサーフィンのレッスンの合間に、ちょこっとつんちゃにも時間を割いてくれた。


プロのレッスン料は如何ほどか・・・？


（陰の声：つんちゃ～～～、もう帰るよ～～）


こちらは体験レッスンの初心者３人組。


今日は楽しく二本足たちと交流したつんちゃ。
ごはんを食べるのにも、疲れたのか横着をしてこの様子。
（陰の声：つんちゃ、お行儀が悪い！　ちゃんと出てきて食べなさい！）

なぜか、そこに、つんちゃ

９月の３連休。
一昨日の「マフィンの海」から中１日の休みを置いて、
今日はいつものヨットハーバーの浜に出かけた。
たくさんのウィンドサーファーたちでにぎわう中、
どう見ても仲間じゃないつんちゃだけど、
顔見知りの何人かが声をかけてくれた。
海が好きな人と海が好きな犬は仲良しなのだ。

泳がないかな、と思っていたけど、海を前に
俄然やる気を出した。
浜辺から海までの距離が「マフィンの海」とは違って
かなり長いのに、途中であきらめるかも？と思っていたら
頑張りぬいたつんちゃ。
親切なサーファーたちのお陰で、
海へ入ってご満悦。


つん：海や～


つん：でも、ここから距離あるねんなー。


Mr.A:おっ、来たのか～。


Mr.A:今日は涼しいから歩けるか？


つん：応援してもらったんで、がんばってみるか・・・。


つん：そ～～れ行け！うち！


つん：にしても、遠いなぁ・・・。


つん：ええ～～？　勘弁してや。


つん：いや、ここまで来たらもうこっちのもんや。


つん：むふっ！


（陰の声：おお～～～い、つんちゃ、どこまで行くんだ～？）


つん：ウィンドサーフィンのところまで挨拶に行ってくるねん。


（陰の声：目標遠過ぎないか？）


つん：了解！目標、変更！


（陰の声：ミドリーノ、ありますよ。）


つん：ヨッシャーっ！！


つん：帰りはなんか遠いな。　うちも背中に帆を張ってみよかな？


つん：ミドリーノ回収成功、無事帰還！


どや顔・大満足！


つん：波に乗るには、体重移動がポイント？


つん：風の方向も読んでっと。


つん：あの板の上に乗ればええのか・・・。


つん：呼ばれた？


Mr.A:おお～～～シ！来い・来い！


Mr.A：おじちゃんが教えてやるからな。


つん：板の上は勘弁。押してもらえればええねん。


トリトン：ウィンドやらないか？


マイル：教えてやるぞ？


つん：肉球の代わりに吸盤があったら乗ってみてもええけど。。。
　　　それにしても、この板の尻尾、硬そうややなぁ。

泳ぐなら、秋の海～海犬たちの集い

今夏、シニアに危険な真夏の海では泳がなかったつんちゃ。
夏の分まで、泳ぐなら”今でしょ！”

夏の喧騒から、静けさを取り戻した秋の海へ
仲良しの仲間と出かけた先は、
あの美しい「マフィンの海」

待ち合わせ場所で、ワクワク
Buddy&つん：この待ち合わせ場所から推定すると・・・。
ウォルト：ぼくはまだ行ったことないよね？どんなところへ行くんだ？


「マフィンの海」は車を降りたらすぐビーチ。
到着すると、早速「行ってきまぁ～～～っス」


Buddy：ボクも泳ぐワン。


マフ：久しぶりに来た～～。


ウォルト：とーさん、一番嬉しそうだね。


ウォル父：遊ぶときは、全力で遊ぶんだゾ！手加減抜きだ！


つん：Buddyちゃん、うちらの全力、このくらいかな～？


Buddy：そーだね～。


ぷかぷか犬。
Buddy：くらげ式泳ぎ方って、犬掻きよりいい？


つん：ぷかぷかしてるのって楽やけど、くらげって行きたい方向へ動けるんかな？


つん：でへ～～～～っ。づがれだぁ・・・。
マフ：シニアの限界超えたらいかんよ。


マフ：のんびり砂浜散歩で堪能するっていうのも、オトナの楽しみ方だな。ふふふ・・・。


つん：いや～～８月はサボってたから、ちょっと頑張ってみてん。


つん：きれいな海やな～。


海が大好きなワン友達と一緒に、大好きな海へ出かけるのも久しぶり。
以前みんなと来たときの懐かしいエピソードに話が弾み、
帰りにお昼を食べに立ち寄った大多喜城でも途切れることなく話題が続く。
前回は、お城をぐるっと一周して、ここで休んだけれど、
今回は駐車場直結のここまで。
わんズ：ごはん、ごはん～～。


つん：うちのごはんは？


ウォルト：つん、なんか口の中に入れてない？


つん：食べてないってば～。


ウォルト：ホント？
つん：ほんと・・・。
Buddy：みんな水だよね～。お店のわんこ好きおばちゃん、
　　　かき氷のカップに入れてくれたけど、シロップは入ってなかったね。


秋の海は静かできれいで、暑くもなく寒くもない。
気持ちよく過ごした時間は、また懐かしい風景の１つとなって刻み込まれていく。

夏より秋に泳ぎたい

大好きな海で大好きな仲間たちと過ごせた秋の海。
目を輝かせるわんこたちに、私たちの願いにも似た思いは同じ。
またみんなで一緒に来ようね。

梅雨の晴れ間に

雨が上がったので、ちょっと遅い時間になったけれど海へ行ってみた。
しばらく引きこもり犬をやっていたので浜辺を歩くだけでもいいかなと思って連れて行ったのだが・・・。

ちょうど、リク兄とトリトンがやってきたところだった。

つん：いやぁ～～～久しぶりやん～～。


つん：リク兄～～。


リク兄のバイクはハーレー1580CC.


つん：うちよりヘビーやな。


つん：タイヤ２つしかないのに、ど～やって乗るんやろ？


つん：うちなんかタイヤ４つでも、アカンのに。


さて、海の様子をいつもの定位置で観察するつんちゃ。


つん：ええ風吹いてるわー。


（陰の声：ウィンドサーフィンやるんですか？）
つん：は？うちは乗り物には乗れへんで。




サポーターの声援を受け、波打ち際までやっとたどり着いたつんちゃ。
サポーター


水を得たラブラドールは泳ぐ・泳ぐ。




帰ろうよ、と言っても聞かない。








やっと、上がってきたかと思ったら、


波打ち際に座り込んだ。
丁度、沖のヨットと手前のカヌー、そして浜辺のつんちゃが一直線上に重なった’逆月蝕”（？）


波打ち際の海水は澄んでいるけれど、今日は青潮。
小魚が打ちあがっていたし、沖合の海の色はエメラルド色。
トリトンに聞いたら、「青潮は硫化水素を発生させるんですよ。」「リューカスイソ？」「”混ぜたら危険”で出てくるアレですよ。」
つんちゃ、上がりなさい、今すぐ上がりなさい！！！
つん：え？なんで？


というわけで、絶好の水泳日和は、ここで打ち切り。
帰りの脚力が残っているかどうかが心配だったけれど、
泳いだ自信が足の運びを良くしてくれた。
サポーターの声援なしでひとりで無事の、むしろ「どや顔凱旋」

凱旋


途中、何度か休憩が入ったことは入った。
その姿はどこか「皇帝ペンギン」に似ていたことを書き留めておく。。。


海の帰りに海の男：バディの家に立ち寄った。
いつもシッポぶんぶんで迎えてくれるバディ。
つん：バディちゃん、二枚目は愛嬌で勝負せえへんのとちゃう？


バディ：いや、キメるときはキメる。横顔も、


バディ：正面からでもＯＫサ。


つん；バディちゃん、カメラ目線でキメ顔できるんはすごい。うちはどや顔ならできるねんけど。

喜びポイント

ＧＷに遠出をすれば、混雑と高額出費は避けられない、
という”負け惜しみ”から、近場で遊んでいるので、
いつもと変わらぬ行動範囲のつんちゃとワタシ。

それでも、暦上で平日となっている日にも休みを取れるＧＷ期間中の強みを活かし、
母とトンポッチおばちゃんと一緒に、ワタシが以前、行ってぜひ二人を連れて行きたかったところへ、
つんちゃにも付き合ってもらった。

そこは、古家を改装した”農家レストラン”
田舎を思い起こさせるので母には、懐かしい風景、
この季節、筍料理を出してくれるので、筍好きのトンポッチおばちゃんにも喜んでもらった。

さて、つんちゃに喜んでもらうもの、がない。
普段、一緒に出掛けることの少ない二人とドライブする、
というだけでは、喜びポイントがいまいち足りないと思う。
なぜなら、農家レストランはわんこと一緒に入れるところではないので、
車で待たせることになる。
暑くならないこの季節だからこそ、一緒に連れてきたのだが、
何かつんちゃが喜ぶオプションを付けられないか、と考えて地図を眺める。

つんちゃの喜びそうなところといえば、きれいな海！
そうだ！「マフィンの海」に行ってから、そっちへ向かおう、と思い立ち、
立ち寄った「マフィンの海」。

明日からの４連休を前に、ひっそりと静かで絶好のコンディションだった。
浜辺沿いの細い道路に車を止めて、つんちゃを降ろしていると、
地元のおばちゃんが軽自動車で横をすり抜けながら窓を開け、
「うちにもラブがいるのよ～。」と声をかけてくれた。

陽射しは初夏、湿度が低く風が爽やかで、穏やかな澄んだ海を満喫してきた。

つん：おお・・




つん：ここは・・


つん：もしや・・


つん：こんなにきれいな海で・・


つん：あのヘンテコリンな形の”木”がある島が見えるのは・・


つん：ねえ、ここ、「マフィンの海」？


つん：みんなと遠足に来たところやろ？


つん：うちの耳に狂いはない！


（陰の声：それを言うなら「目に狂いはない」じゃないでしょうか？）


つん：そうとも言う。。


つん：いやあ～～相変わらず、きれいな海やな～。


沖ではワカメ採り？


”海力”の強い海、とでも言おうか、


つんちゃの目が輝く。


今日はわん友と一緒ではないけれど、二本足のお共が３人。


綺麗な海はつんちゃのやる気を出してくれる。


薬や、鍼灸や、その他の治療よりも、つんちゃには効果がある。












トンポッチおばちゃん：つんちゃ、行くか？


つん：トンポッチおばちゃん、遊んでほしいのん？


つん：しゃーないなぁ・・・


つん：遊んだるやん。。


もうひとつの目的である農家レストランでは筍尽くしのお料理。






もうこの時期、いちごは販売するほどないそうで、
お土産に買えなかったけど、とっても甘く濃厚でおいしかった。


ちょうどＴＶ番組の撮影をしていた。


このお店の”看板山羊”のアトレ。
食事の間中、庭先から聞こえていたのは、アトレの声だった。
人が大好きらしく、動物好きのトンポッチおばちゃんには特にまとわりついていた。


古い農家の佇まいをそのまま残して、料理は素材と調味料だけで食べるのではない、と教えてくれるようだ。