VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
出演者紹介:カテゴリー”VoT紳士録” 
用語辞典:カテゴリー”つきペディア”

みんなのチカラ

2015-07-27 | 養生記
今日は上顎前歯の異物の切除手術を予約した日。
朝まで迷って、結局、再検査をお願いすることになった。

この日が来るまでに相談に乗ってもらっていた
ラフィあみままに付き合ってもらい診察室に入ると、
院長先生の方から、組織を大きく切除して再度検査にかけてみるという提案をいただいた。
つんちゃが局所麻酔での広範囲の患部切除に耐えることができたら
結果の精度が上がるので、疑惑のパーセンテージが変わる。
そうすれば、経過観察ということも考えられる。

今日の手術はとりあえず回避し、
結果を待って、次の処置を考えるので、
まだ無罪放免とはいかないけれど、
とりあえず、つんちゃの「上顎フロントライン」は保持された。

麻酔の危険性も手術をためらわせた理由の1つで、
例え顎のモノが取れて不安材料がなくなったとして、
麻酔による神経への影響が悪い方に出ることは
先生の説明の中にもリスクとして入っていた。
13歳の体に決して低くはないリスク。
疑惑の段階で、切除するには、大きな交換条件なのだ。
それは「脾臓疑惑」の時にもあった葛藤だった。

そんな決心のつかない気持ちを
電話のやりとりの中で、院長先生は察していたようだった。

今日、放映された番組で
ちょうど獣医師が取り上げられていた。


「動物と飼い主の人生に寄り添う」という言葉が出たとき、
獣医師への信頼は医療技術だけではないのだと感じた。

ひとまず、問題は先送りし帰宅すると、
マフままから、心のこもった応援が届いていた。


「脾臓疑惑」のときにも、御守りを持たせてくれた。


今日はあのときのマフままの御守りを、
脾臓疑惑解除の時、お祝いにラフィあみままが作ってくれた真っ赤な"勝負カラー"につけ、病院へ行った。
この"魔除けセット"はいつもつんちゃ家の玄関にかけてあって、着用するのは「勝負の時」なのだ。
出番です!


新しい御守りはつんちゃがいつも寝ているお気に入りベッドのそばに掛けることにした。
今度の結果が良い方へ出るように、マフィンがお空から操作してくれると思う。
つん:ありがと~やん!


そして、今日は偶然にも、親友ラブの命日でもあったのだ。
病院から帰って、ラブ家を訪ねると、今日はほぼ90%ラブが降臨しているウォルトが迎えてくれた。
ウォルト母さんから、おやつをいただいたので、
明日、口の状態が戻っていたら食べようネ。


「つっきーちゃんは頑張って耐えてくれましたから、
盛り上がっていた部分はほとんど今日、局所麻酔で切除できました。
但し、私のことは嫌いになったと思います。」と先生は笑っていた。

処置室から戻ってきたつんちゃは、口から血が滴り落ち、
殴り合いのけんかでもしたのかと思うような状態だった。
もちろん、先生は「止血はきっちりしてあります。」とは仰っていたが、
口の中のデキモノを切っているために、出血は多い。
それでも、「ウォン」の声も挙げずに頑張ったつんちゃをうんと褒めてやった。
薬は7日分。


夜になってトンポッチおばちゃんが来てくれた。


(陰の声:今日はとっても大変な日だったけれど、1日の終わりに大好きなおばちゃんが来てくれて
 少しはイイコトもあってよかったね、つんちゃ。)


ごはんも、口腔内の手術を予定していたので、
牛骨スープを寒天で、牛乳+ハニーミルクをゼリーで固めたものを用意していた。
でも、食べられそうなので、急遽、フードも食べさせることに。


つん:朝ごはん抜きやったからー。


口腔内に傷がある場合、飲み込む食べ方をする犬だから、
固形であるフードの方がどろどろした食べ物より雑菌の繁殖が低く抑えられると
聞いていたので、今日はこのメニューに。


口の中を切ったとは思えないくらい食欲旺盛で食べたので一安心。


気持ちの緊張は一時的に解除されたけれど、
でも、この1週間は、不安のまま過ごすことになる。
ただ、ここまでを支えてくれたわん友さんたちや、家族に感謝している。
自分ひとりでは判断する重圧に耐えられなかった。
院長先生は、こんな飼い主をたくさん見てきているのだろう。
改めて大変な職業だと思う。

今回はまだ結果の出ない状態ではあるが
こうして練習問題を重ねて強い心を養うような気がする。
まだまだ未熟な自分に、いろいろな人が関わって心配をしてくれ、元気をくれる。
有難いことだと、心からみんなに感謝したい。

おまけ:でも、まだ結果出てないので、続いているのよね

本日の水分摂取量メモ
1200cc
にゅ~にゅ~=200cc

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

引きこもり

2015-07-25 | 養生記
連日の暑さに冷房中の部屋から出たくない。
つんちゃも体力温存で、週末の散歩をパスすることにした。
快適な部屋で気持ちよさそうに寝ている姿を見ていると
手術のことが心に重くのしかかる。

なんでそんな手術をするのか?
またまた後ろ向き。

つんちゃに辛い思いをさせたくない、それだけなのに,
楽しい選択とは違って
どっちも選びたくない場合というのは
気持ちもマイナス思考なんだな。
失って得るものを見るようにしようと思う(のだけれど)。

積極的治療をした家族、
積極的治療を選択しなかった家族、
治療をしたくでもできなかった家族、
ワタシのまわりにもいろいろなケースがあった。

1つしか選べない苦しさに耐えるしかない。

つん:だぁ~~~いじょぶだぁ~


ごはんもちゃんと食べてるし。




コンディションはいいのだけどね。




現状に不満はなさそうなつんちゃ。


ガッツキ度がラブラドールレベルに達していないつんちゃだから、
口内のコンディションが悪くなったら、食欲ガタ落ちになるかもしれない。



ちょっとした口内炎だって辛いものだ。
今はまだ出血も口臭もないけれど、痛みはないのか、どうしてほしい?つんちゃ。



本日の水分摂取量メモ
200cc
にゅ~にゅ~=300cc



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

折衷案

2015-07-23 | 養生記
大学病院での放射線治療も含めた大手術+入院、
という選択に一度はGOサインを出したけれど、
元気なつんちゃの現状を見ていると
どうしてもそこまで踏み切れないものがあった。

近い将来の変異を想像できなくて、
それは獣医師ではない、飼い主だからこその
願いに似た思いがあるから。

良性かもしれない。
でも、悪性だったら今、治療をしない選択を後悔するだろう。

院長先生は最悪の事態を想定して
麻酔の負荷を最小限に収める方法を優先に考えての提案だった。
でも、大学病院の先生との相談で
悪性だった場合には、再手術の負担がかかるが、
良性としての処置をしてから
その結果で判断した方がいいのでは?ということになった。

新しい提案は、まず、今の病院でCT検査後、患部切除の手術。
切除した病変を組織検査で詳しく調べ、判断をする。

結局、手術は受けるが、当初の大がかりなものではなく、
良性とみなしての切除となるので、負荷は軽減される。

前歯は諦めなければならないけれど、
今はそんなことを気にしている場合じゃないかもしれないのだ。

どよよんの底辺から、少し浮上。
もう一段階、上を目指したい。

つん:雪中餡?


つん:なんか、おいしそうな餡子やな。


つん:暑中お見舞い代わりの雪の中に入った餡子かな?


(陰の声:シュジュツのご相談なんですが・・・。)


つん:あ? い? ウエオ・・・。


つん;いやじゃ、いやじゃ、いやじゃ~~~~っ。


(陰の声:つんちゃさんの気持ちはわかるよ・・。)




本日の水分摂取量メモ
1100cc
にゅ~にゅ~=300cc



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

当たっちゃったの?

2015-07-22 | 養生記
宿題や予習をやっていなかった授業は、
(って、ほとんどそうだったが
順番が来ませんように。
当たりませんように。
首をすくめて、下を向いて、息をひそめて、
授業が終わるのを待ったものだ。
でも、そんな自信なさそうな奴を先生はお見通しなのだ。
お目こぼしの場合もあれば、
先生の意地が悪かったら、そういうのを狙って当ててくる。

変に策を弄すると、反って意に沿わない結果となることもある。
TVアニメのサザエさんでは、カツオの役回りってとこか。

ど~か、手術や入院がなくシニアライフを送れますようにと
そればかりを願っていたのに、
ついに「先生に当てられた
超簡単に解ける問題ならいいんだけどなぁ・・・。

つん:だいじょ~ぶやて、うち、今までも全問正解できてるやん。


本日の水分摂取量メモ
300cc

にゅ~にゅ~=300cc
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

行ったり来たり

2015-07-21 | 養生記
外科的処置、するべきなのか?
止めるべきなのか?

一応、院長先生には大学病院の予約をお願いした。

人間の都合で、つんちゃの体を傷つけていいのか、
避妊手術の時も、
幹細胞治療の時も、
散々迷った。

挙句、つんちゃが快適に暮らせるように願って受けることにした手術だった。

一方、整形の外科手術というのは、予約までしたが、キャンセルした。
前足の跛行が目立ち始めて、いろいろ探して肘関節の施術をする病院へ行ったことがあったのだ。
でも、外科的処置の負担の大きさに気づいてとどまった。

今回は、生命にかかわる問題なので、
決断は猶予のならないもので、出す結果は重い。

病理検査では一旦、白と出ているにも関わらず、
黒の要素は完全否定されておらず、臨床での観察を要するとあった。
院長先生は1か月後の状態で黒と判断したのだから、
その未来予想図には病気の進行がうかがわれる説明があった。


大学病院でのCTでどこまで悪いものなのかがはっきりするだろう。
だから、受診することが吉となると思う。
でも、そこから先の処置を思うと、尻込みしてしまう。

病理の白と臨床の黒の狭間で行ったり来たり。気持ちは揺れる。

つんちゃの姿が愛しくて仕方がない。
犬を思う家族は、みんなが経験することなのだろうな。




つん:おしりずり落ちちゃった、上げるの手伝って~。


つん:なんか悩んでんの?


つん:元気出しや~。


(陰の声:ありがとー、でもね、つんちゃのことで悩んでんのよ。)



本日の水分摂取量メモ
1300CC
にゅ~にゅ~=300CC
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つっきーの木