VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
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ソムリエ修行

2007-06-20 | Weblog
人間は科学を発達させ、文明を築き、快適な生活を手に入れ、
そして野生の能力を失った。
生活に必要のないものはどんどん退化していく。

例えば、アフリカに生活する人の視力は5.0以上はある。
冗談かと思ったが、本当である。
ケニアに旅行した際、サファリツアーで国立公園を回ったが、
日本人には点にも見えないはるか遠くの象やキリンを探しあてるのだ。
ガイドさんと運転手さんに視力をたずねると、5.5と答えた。
それでも視力が落ちたのだという。
検査単位が違うのかと疑いたくなった。

ワインのソムリエは普段から嗅覚を鍛えるのに、色々なものを嗅ぐそうだ。
デパ地下のフルーツ売り場で、クンクンやっているのはソムリエだと、
1995年の世界最高ソムリエの栄誉に輝いた田崎真也がTVで語っていたのを覚えている。
鍛えれば誰でもその能力は上がるのだという。

私の場合、アフリカで生活するわけでもなく、
ソムリエを目指すわけでもないので、当面、五感は衰える一方である。

然るに、つんは日々研鑽を積んでいる。
毎日、散歩の度に「クンクコ・クンクコ」あっちでもこっちでも嗅ぎ回って、
ちっとも前に進まない。
先日も、電信柱とその周辺に妙に拘った。
まるでニュース映像で見る、賢そうな警察犬(シェパード)のようだった。
犬にとって、匂いを嗅ぐというのは重要なことなのだろう。
あんまり、抑制したらかわいそうだし、体や精神にもよくないだろう、
と思い、なるべくそのままにさせている。
盲導犬候補生にはさせてはいけないらしいが・・・。


ん?でもなんか変。
そう、嗅ぎまわるつんの鼻は「クンクン」の擬態語が当てはまらず、
「ふぐぁっ、ぶひっ」という音だった。
それは、警察犬というより、トリュフを探すブタだった。

つん:え~、うちの大きくなったらなりたいもんは、警察犬かソムリエなんやから。夢打ち砕くような発言はやめてんかいな。

つん~、「大きくなったら」って、もう十分大きいです


本日の”つんちゃワン”
 メイン=ラム(254g)
 サイド=野菜7種(かぼちゃ・人参・チンゲン菜・じゃがいも・えのき・キャベツ・オクラ)
 その他=おから・天然塩。パセリ
 スープ=牛スジ
 おやつ=牛スジ(500gを5日に分けて)
 サプリ=アースリージG・カルシウム・ビール酵母
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2 コメント

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適応能力 (ラ父)
2007-06-21 12:58:35
モンゴルでは草原をコースにした競馬がいくつかある。外国人も招待されたある有名な競馬では、遥か彼方の折り返し点を過ぎると、まずモンゴル人席がどよめくそうだ。外国人席は何分か遅れる。つまり「つん」さんのおっしゃるとおり「視力」の差である。

遊牧民族である「モンゴル人」は遠くだけを見て暮らす生活を2千年以上もつづけてきた。毎日の生活のなかで近くを見る必要性は少ない。当然の結果といえる。

人間に限らずすべての生物は環境に適応する能力をもっている。遠くを見続けていればそれに適応する。

逆に、暑ければクーラーをつけ寒ければヒーターをたく。常に適温のなかで生活すれば、温度環境に適応する能力がいらなくなる。皮肉なことに退化というそれもまた適応能力なのだ。
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生きるために ()
2007-06-22 12:36:46
モンゴル、行ったことアリマス
ラブ父さんの言うモンゴルの競馬というのはたぶん、ナーダムの祭のことかな?
毎年7月に開催されるこの祭は国民行事です。
私は観覧席ではなく、実際に馬が走る草原のコースで見ました。過酷なレースです。
目の前で馬が倒れ、心臓マッサージを受けてました。
遊牧民たちにとっては、馬は生活を支える重要なメンバーなのでとても大切にしているけれど、ペットではないのですよね。厳しい自然の中に生き抜くには、
それこそ、”適応能力”を持ったものだけが選ばれるのでしょう。
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