匂ひおこせよ

いつの間にか金木犀の季節になっていた。
今朝、駅へ向かう道でほのかに香っているのに気付いたのだ。
ああ、もうそんな季節か。。。

１０月に入っているというのに今朝まで気づかなかったのは、
台風が接近していたせいか、
日中は蒸し暑くて、まだまだ半袖でいたせいもある。
そして季節を敏感に感じていた、つんちゃとの散歩時間が短くなっていることも
おおきな原因だ。

例年ならつんちゃ球場の公園にある一本の金木犀が
強烈にその存在をアピールし、
すぐに気づけたものだった。

更につんちゃとナイトウォークで歩いて回ったあちらこちらの庭先から
その甘い香りは夜の闇に濃厚に溶けて季節を知らせてくれた。

そんなお散歩も今は昔。
朝の散歩で精一杯になっているつんちゃの現状を思うと
会社から帰ってからのほとんどの時間をつんちゃの散歩に費やしていたころが
懐かしく思える。

匂いおこすと、それは圧倒的につんちゃの成分が多いことになる。

つん：うち、先週末はお風呂に入ってないから・・・
（陰の声：ど～りで、香ばしいですよね、つんちゃさん。）

独特の”つんちゃ臭”ともいうべき香ばしい匂いが、マニア（＝身内）にはたまらない魅力なんだけど

そして今秋、思い起こしたのは、
ピンクのレモン
昨年の１０月３日にパパとママの元から旅立った。
金木犀の季節だったのだと振り返る。
あれから１年が経ったのだ。
レモンなしとて友を忘るな
とでも言っているように、金木犀が香る。

つん：”飛びレモン”になって、会いに来てや、レモン・カモン