月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

「なんにょたらん」のはなし

2014年08月02日 18時53分05秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


今日のご法縁でのこと

おばあちゃんのお家に遊びに来る可愛いお孫ちゃんは、5年生と保育園児の姉妹です

仏さまにお参りをするときに、お姉ちゃんは上手に『御文章』を読んでくれるのだそうです

大ばあちゃんがいつも読んでいた通りに『末代無智章』を

「末代無智の在家止住の……」とお姉ちゃんが読もうとすると、妹のあいちゃんが

「なんにょたらん~♪」

と言うのだそうです

耳の底に入っているのですね~

意味はわからなくても、そうやって知らず知らずのうちに仏さまのお心が染み込んでいるのですね~

この御文章の冒頭の

「末代無智の在家止住の男女たらん輩」は

「どのような人びともすべて」

という意味です

浅原才市さんは、この御文章を聞いて「(阿弥陀さまのお救いの目当てに)当たった!当たった!」と、踊りながら喜ばれたそうです

今日は、大ばあちゃんの初盆のご法縁

ご家族みなさんと一緒に『三部経』を読ませていただきました

老いも若きも男性も女性も

すべて等しく阿弥陀さまのお救いの御手のまん中です

お経の響き、お念仏の響き…

ほんとにありがたかったです

大ばあちゃんのお育てに、この私もあずかりました

なんまんだぶつ(^人^)