月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

A講中お取り越しのはなし

2021年11月27日 22時21分00秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


今日はA講中のお取り越し報恩講でした。

昼座、夜座のニ座おつとめさせていただきました。

Iさん宅がお宿をしてくださり、講中のみなさんが賑やかに参集されました。

ご近所さんであっても、こんなふうに大勢集まるのは久しぶりだそうです。

やっぱりそばで話ができるのは嬉しいですね。

しかも、それがお念仏のご縁となれば一層ありがたいものです。

私たちにいのち繋いでくださり、お念仏を繋いでくださった先輩方も、同じようにお取り越し報恩講のご縁を喜ばれたのでしょう。

夜のお座には若いお父さんと小学3年生の女の子Rちゃんがお参りくださいました。

Rちゃんはひいおじいちゃんのお名前が書かれたお経本を広げて、大きな声でお正信偈さまをおつとめしてくださいました。

お父さんはお経本を手渡す時に、「じいちゃんが使うとったお経やけん、大事に使ってよ」とRちゃんに声かけしておられました。

ありがたいです。

過疎化高齢化少子化が進む一方ですが、ちゃんと受け継がれる姿があります。

嬉しいご縁でした。

夜座の玄関には、沙羅の会で作った紙蓮にライトを灯されて飾ってありました。

とても綺麗でした。

お寺の報恩講でも飾ろうと思います。

なんまんだぶつ、なんまんだぶつ