ふと思い立って
祖母の形見の絞りの帯を裁ち
蓮のお花をこしらえました。
夫が早くに戦死してしまったので、祖母は幼い子ら(私の父と叔父)を育てるのにも必死だったと思います。
幼い子らを両手で抱きしめて泣いたこともあったでしょう。
厳しいことを言わなければならない時もあったでしょう。
息子らもそんな母に反発したり、素直になれなかったこともあったでしょう。
でも。みんな、大きな大きなお慈悲の中。
祖母の帯でこしらえたふたつのお花は、母の腕の中の愛し子らのようです。
明日、叔父の棺にそっといれさせていただきましょう。
なんまんだぶつ‥